食品製造業では、「食の安全・安心」に対し非常に高い品質を求められている中、更なる競争力の強化に向けて工場全体で製造コストの削減に取り組まれていることと考えます。
YOKOGAWAは、日々の改善サイクルに加え、IIoTを活用して不良を出さない、徹底したロス削減に向けた環境づくりを支援いたします。
横河が考えるスマートファクトリーとは、
食品工場内における設備の動き、人の動き、モノの動きに関する様々なデータが一元管理され、工場の自動化/省力化が進み、
の3点が実現された工場です。
局所的に自動設備を導入するのではなく、工場内のIIoT活用により設備とデータを繋げ基盤を構築することで、工場の最適化を実現します。
近頃、新型コロナウイルスの感染拡大により、現場で働く食品製造業は大きな制約を強いられています。
コロナと共存する社会において人々は、新しい生活様式の実践が求められています。食品工場も例外でなく、現場作業者が密集して製造を行うような、工場における既存業務体系の見直しを求められる時代となりました。
また、新型コロナウイルス対策のみが起因ではなく、消費者のニーズの多様化による多品種少量型生産への移行や、労働人口の減少といった社会の変化にも適応していく柔軟性を兼ね備えることが重要となります。
今までのマンパワーに頼った生産方式から、品質・生産性向上、コストダウン、現場作業者の経験に依存しない標準化された作業などのポイントが確立された、新たなものづくりの体制の構築がいま食品製造業に求められています。
YOKOGAWA は長年の経験と知識により様々な製品を組み合わせ総合的にコンサルティングし、お客様が考えるスマートファクトリー実現に向けお手伝いします。
お客様の抱える課題、あるいは目標に向けた取り組みの企画段階から、YOKOGAWA のプロフェッショナルのエンジニアが参画し、コンサルティングからソリューション開発、運用・保守に至る企業活動のライフサイクル全体を支援します。
また、企業環境負荷の低減を狙いとしたお客様の環境経営を、省エネルギーの視点で支援するソリューションも提供しています。
各種計測器、フィールド計器、生産制御システムなど、生産プロセスに密着した製品に加え、生産活動における現場の作業者レベルから、生産マネージメント、経営レベルまで、お客様の業務を幅広く支援します。また、「製造実行システム (MES)」、「生産管理システム (PMS)」、「基幹業務システム (ERP)」などを組み合わせ、情報を見える化・一元管理できるソリューションを提供します。
YOKOGAWAの食品製造業向けトータルソリューション
ソリューションリーフレット
【生産スケジュール】 | 生産スケジューラ ASTPLANNER |
【原価・需給・計画立案・生産実績】 | 生産・原価管理統合パッケージ mcframe |
【設備保全管理】 | 設備保全システム eServ |
【故障予兆管理】 | 装置状態自動分析パッケージ DUCSOnEX |
【製造実施管理】 | 製造管理パッケージ CIMVisionLIBRA |
【品質・検査管理】 | 品質情報管理支援パッケージ Lab-Aid |
【物流・倉庫管理】 | 物流管理パッケージ MaterialStream |
【プロセスデータベース】 | リアルタイム操業情報管理パッケージ PI System プラント情報管理システム Exaquantum |
【エネルギー管理】 | 工場エネルギー操業支援システム Enerize E3 |
【運転支援】 | 運転効率支援パッケージ Exapilot |
【生産プロセス監視・制御】 | CENTUM VP |
計画立案支援による工数削減、正確な実績データを元にした原価管理、在庫の適正管理、 作業ミス防止による廃棄量の削減並びに、コストダウンを実現します。
今、消費者や市場から強く求められている食品の「安全性」。 食品製造業の皆様は、より「安全」で「安心」して食することができる製品の供給を実現するセイフティ・チェーンの確立を目指し、努力されていることと思います。 YOKOGAWA は食品のトレーサビリティに関して、食品の「安全」と「安心」の基本となる、製造現場における品質の作りこみを支援します。
近年発生した食品に関わる品質問題により一般消費者を含め食の“安全性”への関心が高まり、食品製造業のみならず、食品に関わる企業に対する“品質”要求はより厳しくなっています。
作物の生育環境(肥料・農薬・飼料)
アレルゲン問題
ハラル対応
GMO問題
BSE問題
市場からの問い合わせへの迅速な対応
(問い合わせ、クレーム対応体制の構築)
原料由来、プロセス異常による品質問題への迅速な対応
(リコール体制の構築)
製品ライフサイクルの短命化
⇒多品種、他処理⇒膨大な情報管理
開発~製造 ~ 供給までの情報一貫管理
食の“安全に関わる”製造現場の4M
(Man, Machine, Material, Method) 管理
トレーサビリティシステムは、生産系トレーサビリティシステムと、流通系のトレーサビリティシステムに分けられます。 YOKOGAWAは、主に生産系のトレーサビリティに関するソリューションを提供します。
ものづくりに関わる情報(組成、製法、設備、など)を製造実行システム(MES)や、製品情報管理システム(PDM)などを活用することによって統合管理し、調達、製造、出荷、流通に至る一連の業務を支援します。
クレーム、リコール対応のみならず、食の"安全"、"安心"を支える品質の作りこみを狙いとした、品質管理、品質保証を支えるソリューションを提供します。
何かが起こる前に防ぐ仕組み、何かが起こってしまった後に追跡できる仕組み、これらの仕組みをトータル的な視点からご提案いたします。
近年の世情を反映し、取引先に食品安全・衛生管理に関する規格の認証取得を要請するケースが増えています。食品製造業向け食品安全システム FSSC 22000 構築のための前提条件プログラム ISO/TS22002-1:2009 の第18章に記載されている要求事項 「フードディフェンス、バイオビジランス及びバイオテロリズム」を実現可能にします。
製造実行システム(CIMVIsionLIBRA)を使用し、投入タイミングで、Web カメラの向きを変え作業映像を記録させることができます。
工程内入退室を把握し、関係者以外を入室させない仕組みを確立します。
画像検知技術で、原料庫や薬品庫からモノを抜き取ったことを検知し、その画像を記録します。
人が棚から箱を取り出した映像
棚から箱がなくなったことを検知
* 写真の赤枠はイメージです。
[記録画像例]
記録画像例をご覧になりたい場合は、下記画像をクリックしてください。
別ウィンドウが開きます。【動画】 再生時間:13秒
HACCP対応、FSSC22000対応、食品の品質管理、サニタリ機器など、食品工場における衛生管理ソリューションをご紹介します。
O-157やBSE(牛海綿状脳症)問題など食品事故の増加により、食品の安全性に関する消費者の関心が高まっています。
食品業界においては、「食の安全」を確保することが重要課題となる中で、食品工場の衛生管理など、サプライヤ、食品製造業、食品流通、小売といった業種、業態を超えたセイフティ・チェーンの確立が求められています。
ISO22000 (FSMS: Food Safety Management System) のイメージ
食の安全性を確保することを目的に、
が必要です。
YOKOGAWAは、これら食品工場の衛生管理に関わる課題へのソリューションを提供します。
HACCPと総合衛生管理製造過程
FSMS: Food Safety Management Systemを支援するYOKOGAWAのソリューション
FSSC22000:食品安全マネジメントシステムの国際規格の一つ
YOKOGAWAでは、食品製造業向けに、衛生面の厳しいご要求にお応えするサニタリセンサや分析計をご用意しています。
もう故障させない。設備稼働率の向上を実現します。
点検結果入力
(日常巡回点検/定期点検)
在庫管理(入庫/出庫/棚卸)
ドキュメント閲覧
(図面/手順書)
過去データ参照
(故障/点検履歴)
需要蒸気量からの適切な台数制御で燃料費を削減します。
質量流量計に「泡」はNG という常識を変えます。
霧島酒造株式会社は、本格焼酎業界で売上高日本一を誇るトップメーカーとして安心いただける商品をお届けできるように品質向上に取り組んでいます。生産管理/原価管理の基幹系システムと製造実行管理システムを連携することで品質向上とコスト削減を両立、コスト削減の最大化を実現しています。
品質を最優先に考え、製品の安心・安全を約束するカゴメ株式会社 名古屋工場。CIMVisionLIBRAの導入で『品質保証高度化へのトレーサビリティシステム』の構築を実現。トレース業務での大幅な時間短縮と作業品質向上にも効果を確認しています。
20年来のロングセラー商品、「蒟蒻畑」などが人気商品の株式会社マンナンライフ。製造設備の突発的な故障やライン停止の未然防止に向けた予防保全の取り組みの中でeServを2ケ月で導入。2年目を目標としていた基幹設備の予防保全を導入直後から実現しました。
いつでも手軽においしく!バラエティー豊かで、安心・高品質な商品を作り続ける名古屋工場。多品種の業務用プレミックス粉の製造スケジュールを立案する ASTPLANNER。アレルゲン対策も万全です!
東京多摩工場は、最先端の製造技術で食品業界をリードしています。 SOP(標準作業手順書)による作業の標準化、人に依存しない "誰が作業しても品質を保てるシステム" をCIMVisionLIBRAが提供します。
おなじみの「ほんだし®」を製造する味の素株式会社 東海工場では、「現場が課題を自ら発見し、対策を考え、実行する」といったワークスタイルの変革に向けてPIM-Aidを導入。現場の改善努力がすぐに数値で確認できることからモチベーションが向上、職場全員で改善を強化。
業種: 食品/コンスターチ製造
製品: コリオリ式質量流量計 ROTAMASS3 シリーズ
キーポイント: ROTAMASS を使用した高精度の密度・濃度測定の実現
業種: 食品
製品: コリオリ式質量流量計 ROTAMASS3 シリーズ
キーポイント: 気泡混入時に安定した質量流量測定を実現
食品・飲料品・薬品の製造ラインでは、製品などの製造が終了する毎にタンクや配管などの洗浄・殺菌が行なわれます。また、用いた薬品は、コスト削減のため回収が図られます。この目的の CIP(Clean-in-Place) システムでは、洗浄剤と洗浄水の入れ替えにおける識別等のために、導電率計が使用されます。
FLXA202/FLXA21 2 線式液分析計は、広い測定範囲に対応できる検出器を有した高精度の測定が可能な導電率計です。FLXA202/FLXA21 の採用により、境界面測定の精度がアップするなど、他の導電率計より有利な運転が可能になりました。
AN 10T01K01-01
AN10B01K01-02
SMARTDAC+ GX10/GX20を活用したクリーンルーム内での製造設備の監視・記録についてご紹介
オプションのカスタムディスプレイ機能とタッチ操作によるメッセージ入力
マルチバッチ機能で、複数の装置のデータを1台のSMARTDAC+で効率よく記録
カスタムディスプレイ機能で、各種装置に装備された記録計、表示器およびスイッチ類を統合
従来、ボイラ給水タンク給水系での糖液漏れ監視は、1日当たり数回、手分析する方法で行なわれていたため、多大な工数がかかっていました。また、監視が連続的でないため信頼性に欠けており、糖液漏れが発生したときにはそのカバーリングにも多くの費用と時間を必要としていました。
横河電機のFLEXAシリーズ 電磁導電率計を採用したことで安定に連続監視ができ、糖液漏れはいち早く検知されるのでトラブルが重大化するのを防げるようになりました。(AN10D01K01-02)
PLC FA-M3Vとペーパレスレコーダ GX10/GX20をModbus/TCPで簡単接続し、センサなどの入力信号はPLCで、収集データは信頼性の高いペーパレスレコーダで一元管理が可能です。
業種: 食品
製品: 2線式電磁流量計ADMAG AXR
キーポイント: スラリー流体の安定的な測定を2 線式電磁流量計で実現、省配線・省電力に貢献
充填工程前の加熱殺菌温度を現場または事務所で監視します。その温度データを外部媒体に記録します。
複数のプログラムパターンを、薬剤の種類に応じて切替可能
業種: 化学/食品
製品: 2線式電磁流量計ADMAG AXR
キーポイント: 可動部のない2 線式電磁流量計でメンテナンスを大幅削
広大なプラントのオート監視における技術面、コスト面の課題をDTSX光ファイバ温度センサが解決します。
需要予測に基づいた、最適で高効率な自動操業に加え、おいしさも含めた品質の追求をお手伝いし、人手を介さずに成長していく自律した操業を実現します。
全ての生産活動から得られる情報を解析・コントロールするとともに作業者の安全に配慮し原料品質、設備劣化、技術伝承、製造環境整備の課題解決を実現します。
計測や解析の技術の発展に貢献することで研究者の皆様の抱える課題を解決し、サイエンスに専念できる世界を実現します。
このたび、ライフイノベーション事業のビジョンを策定しました。
このビジョンには、ライフサイエンス関連の研究領域、バイオテック、医薬/食品の生産プロセスにおいて、観察/計測した情報をより高度に連携し、その解析結果を活用した制御を自律的に行い、ヒトのインテリジェンスを有効活用できるプラットフォームを提供すること。
そして、お客様と共に、BIA(Bio Industrial Autonomy) の世界を実現していきたいという思いを込めています。
リアルタイムモニタリングと予測制御の技術を用いて、仮想空間で様々な実験シミュレーションが行える「デジタルツイン」の世界を実現します。