横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

カーボンマネジメントソリューション

YOKOGAWAの「カーボンマネジメントソリューション」とは、カーボンニュートラルの達成に向け、GHG(Greenhouse Gas/温室効果ガス)排出抑制と安価で信頼できる持続可能なエネルギーへの転換を、独自の技術・ノウハウなどを用いてお客様とともに目指す取り組みです。

カーボンマネジメントソリューション紹介動画

 

カーボンニュートラルの達成に向け、製造業では、各プロセスの低炭素化を進める必要があります。 しかし、可視化できても、削減の取り組みが進まないという課題があります。 YOKOGAWAのカーボンマネジメントソリューションは、3つの特長を持ち、製造現場の運用における削減を支援します。

1. Scope1,2,3の排出量を俯瞰できるリアルタイムダッシュボード

2. 製造工程や装置毎の使用エネルギー・排出量の可視化による無駄なエネルギー消費の特定

3. エネルギー浪費を抑制するためのガイダンス指示

 

地球環境と共存可能な新しい循環型社会の実現に貢献

YOKOGAWAは、環境や社会に関わる課題解決そのものが我々の存在意義であると考えています。 Yokogawa’s Purpose「測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす。」のもとで、企業間を横断したカーボンニュートラルの共同達成に積極的に取り組み、地球環境と共存可能な新しい循環型社会の実現に貢献していきます。

カーボンニュートラルは世界が一致団結して取り組むべき喫緊の課題

2015年パリ協定において世界共通の目標として合意されたカーボンニュートラルの達成は、特に産業界では企業存続そのものに関わる重要な経営課題になりつつあります。 また、社会の分野別排出量において、多くの割合を占める製造業での知見や実績は、環境影響の把握・改善を目指すなかで必要不可欠です。

「こんなお悩みはありませんか?」

「GHGプロトコルとは?」
「お客様からの問い合わせに、データを開示できない」
「製品ロットや機器単位でデータを管理できないか?」
「GHG削減というが、日々の目標値を決められない」
「管理が手作業で煩雑である」
「報告が目的化し、継続的なPDCAが回せない」
「GHG削減と合わせて収益性も向上させたいが、相反して難しい」
「見える化(可視化)はできたが、具体的な削減方法が分からない、実践できない」
「継続的に相談できる相手がいない」
「個々の活動がサプライチェーンでの全体最適に貢献しているか分からない」
「グローバルなオペレーションにもいずれ展開したい」

こんなお悩みはありませんか?

詳細

カーボンマネジメントとは

国や地方自治体、民間企業などの各団体や組織が、温室効果ガスの排出状況を把握し、抑制・削減に向けた取り組みを継続的に実施することです。 特に製造業においては、原材料調達から廃棄・リサイクルに渡るサプライチェーン全体の排出量を見える化し、事業者単位を超えた一体的な削減対策により、全体最適化~カーボンニュートラルを実現することです。

Co-achieving zero carbon

YOKOGAWAは「計測」「制御」「情報」の技術と知見を活かし、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル達成を、お客様とともに実現していくパートナーです。

抜本的削減施策

 

- 段階的導入プラン -

2050年カーボンニュートラル達成に向けて、「抜本的削減施策」と「運用での削減施策」の両面から、サプライチェーン企業間で調整しながら、バランス良く実施可能です。

段階的導入プラン

 

- ソリューションポートフォリオ -

カーボンマネジメントソリューションの構成要素は以下の通りです。

ソリューションポートフォリオ

お客様のメリット

カーボンニュートラルの達成へ向け、YOKOGAWAのカーボンマネジメントソリューションは、次のような実践や貢献を行います。

  • 運用的削減と抜本的削減を組み合わせたサプライチェーン全体のCO2削減
  • 正確、高精度な測定による、迅速な監査対応
  • リアルタイムダッシュボートの「可視化」による運用的削減
  • 予測や最適制御による、自動的な「CO2削減」の実践
  • 本社から現場、サプライチェーン企業間のクラウド型ソリューションによる「管理コスト」の削減
  • 実測データに基づいた、SCOPE3のカーボンマネジメント
  • コンサルティングによる継続的削減
  • 24時間、365日サポートによる削減効果の維持
customerbenefits

用語集

基本計画立案 現状分析、改善領域定義、課題・原因・損失特定、優先度付け、ロードマップ作成、改善プログラム設計
共同実行 改善プログラム導入
効果維持 有効性保守
新エネルギーへの切り替え バイオマス、太陽光・風力・地熱発電、太陽熱・雪氷熱利用などの石油代替エネルギーへの切り替え
省エネ設備への更新 ガスタービン、低温排熱回収設備、高性能触媒反応、連続触媒再生方式、省エネ蒸留塔など
バイオマス原料への切り替え 木質ペレット、ソルガムなどのバイオマスを発電の原料にすることでCO2を相殺
CO2回収貯留(CCS) 工場で排出されたCO2を回収し、地下の地層に堆積させる
カーボンリサイクル CO2を炭素資源として捉え、分離・回収して再利用する
排出量取引 排出枠が余った企業と排出枠を超えた企業との間で排出量を取引する制度
検証・審査 第三者機関によるGHG排出量・二国間クレジット・SHIFT事業・カーボンオフセットなどの検証審査
融資計画 設備新設、発電用地確保、M&Aなどに関連する融資計画立案
企業横断GHG排出量管理 サプライチェーンの各企業が算出した精緻なGHG排出量を企業間で共有し、共同で管理(削減)する
GHG排出量&エネルギー最適制御 ボイラーやプロセスの最適制御、工業地帯でのユーティリティ最適活用
熱損失削減・過剰品質削減 熱交換器の増設による熱回収や、加熱炉・ボイラーの排熱回収、高度制御を用いた過剰品質削減
製造工程最適化 製造工程の見直し、業務支援
CEMS 地域内エネルギー管理(Community Energy Management System)
電力需給管理 需要予測、需給調整、入札前ポジション作成、通告、同時同量監視
クラウドデータ統合サーバ サプライチェーンの各企業が算出した精緻なGHG排出量を企業間で共有する
データ統合・付加価値化 トレーサビリティ、セキュリティを満たして企業間でデータを統合し、種々の管理や分析に役立てる
企業GHG排出量管理 製造業である自社が持っているデータのみに基づいてGHG排出量を管理する
エッジ企業データサーバ 上記を行うために必要な活動データを収集・保存する
物質収支・熱収支モデル 定常モデルを構築することで、未測定点を実際に即した精緻な値で推定でき、また最適制御に活用できる
製品ロット・装置機器データ集計 バッチ生産管理システムとの連携により、製品ロット単位、ライン単位でのGHG排出量を得る
活動測定センサ 排出活動を正確かつリアルタイムに測定するためのセンサ

関連リンク

  • Platform for Advanced Control and Estimation(高度制御ソリューション)

    高度制御ソリューションは、エネルギー消費を抑え製品収率を改善することで、運転利益を生み出します。また、経済効果だけでなく、アラームの減少、手動操作回数が減らせるといったメリットも得られます。 
    Advanced Regulatory Controlモジュール、多変数モデル予測制御、ソフトセンサーやAdvanced Monitoring & Diagnosisツールをコンサルティング・エンジニアリングサービスと併せて提供し、高度制御導入期間を劇的に短縮すると共に、ロバスト性に優れた制御性能を維持し保守を容易にします。

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