鉄鋼業界のお客さまは、世界的な過剰供給構造となっている鉄鋼市場において、コスト競争力強化のために生産拠点の集約化や集約先の設備の強化を図るなど、非常に厳しい経営環境に直面している中で、以下のような課題を抱えていると考えております。
一方で、ビックデータやIoTなど最新のICT活用により、これらの課題解決を加速させ、新たな付加価値を創出し、さらなる競争力強化につながることが期待されています。
YOKOGAWAは、これまで最新・最高の技術と、計測・制御・情報の分野で長年培ったノウハウをベースに製品開発を続け、日本の産業基盤を支えるお客様と共に進化してきました。
YOKOGAWAは、これまでと同様に、24時間365日のプラント安定稼働に貢献し続けると共に、お客様の新たな課題に対処し、お客様のビジネスの成長に貢献できる最良のパートナーとして、これからも努力を重ねていきます。
燃焼炉設備の設置・運用には安全面からの配慮(JIS B 8415 「工業用燃焼炉の安全通則」対応)が必要
JIS B 8415に適合(機能安全に準拠)した工業用燃焼炉の緊急遮断システムが提供されます。
緊急遮断パッケージの特長
薄板製品における連続周期疵の早期発見
疵検査情報とプロセス情報を、工程間を跨ってデータを紐付け、解析する仕組みを構築することにより、疵等の品質異常の発生タイミングや要因を素早く簡単に特定できるようになりました。
統合品質解析ソリューション「YDC SONAR」を導入することにより実現します。
従来のサンプリング式分析計では、サンプリング及び分析に時間が掛かり、安全を見て早めのタイミングで回収から放散に切り替えていました
直接挿入形のレーザガス分析計では、より高速に測定ができるため、回収/放散の切換タイミングを管理し、回収ガス量を増大させています
CO、CO2、O2を測定し、アフターバーニングの監視を実施
炉内の反応状況の把握により、投入O2量、補助燃料の最適制御による省エネにつなげます
♦転炉回収ガスのO2濃度測定
鉄鋼プロセスの転炉における回収ガス中の酸素、一酸化炭素、二酸化炭素濃度測定において、従来の磁気式酸素計はサンプリング装置が必要なため、応答時間遅れ、COガスの回収率に無駄があります。また、メンテナンス、ランニングコストが必要です。
この課題を解決するのが、TDLS8000です。
IDF後の酸素濃度をを高速、高精度にリアルタイム測定することによりガス回収率を向上させることができます。また、サンプリングレスによりメンテナンス、ランニングコストを削減します。
♦転炉プロセスとO2濃度測定値(設置例A)の変化の様子
♦各共存ガス中のO2(10%)スペクトル例
現場に配置されたインテリジェントな機器と上位システムとをフィールド無線で繋ぎ、情報技術を活用することで、プラント機器・設備の最大活用と保全コストの適正化を実現します。
フィールド無線は、目的・用途に応じて、国際規格に準拠し、高信頼でフィールド機器のラインアップも多彩なISA100Wirelessや、簡単にデータ収集・記録を可能とする920MHz無線通信機能付きSMART920から、最適なソリューションをご提案します。
♦ISA100Wireless
♦920MHz 無線通信機能付き SMART920
横河電機は、製鉄所の各エリアで豊富なアプリケーション実績があります。
設備/制御実績 (鉄鋼プロセス設備実績)
世界各国の製鉄所に豊富な納入実績があります
納入システムは、世界各国にある海外関連会社にて、セールス,エンジニアリングからサービスに至るまでサポートしています。
地 域 | 国 名 |
---|---|
北米/南米 | アメリカ、ブラジル、メキシコ、チリ、ベネズエラ |
欧州 | フランス、イタリア、オランダ、ルーマニア、チェコ、トルコ、ベルギー |
アフリカ | 南アフリカ、エジプト |
オセアニア | オーストラリア |
アジア | 日本、韓国、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、シンガポール、フィリピン、インド、パキスタン、カタール、その他 |
横河電機の製銑設備でのアプリケーション実績一覧です。
製造工程大分類 | 設備、制御名称 |
---|---|
原料 | 原料秤量 |
ロータリーキルン | |
原料混合 | |
原料配分 | |
原料分析 | |
原料ヤード | |
ヤード作業計画 | |
石灰焼成炉 | |
焼結 | 焼結設備 |
排熱ボイラ | |
排水処理 | |
脱硝設備 | |
造粒 | |
ペレット | ペレタイジング設備 |
成形炭設備 | |
微粉炭調湿、造粒 | |
脱燐 | |
コークス | コークス炉 |
選炭輸送 | |
CDQ | |
化成 | 廃酸回収 |
ナフタリン蒸留 | |
ガス冷却 | |
軽油設備 | |
ガス排送 | |
硫安回収 | |
安水脱酸 | |
NCL回収 | |
灯油対策 | |
COG脱硫 | |
回分タール | |
脱硝設備 | |
汚泥処理 | |
高炉 | 高炉本体計装 |
熱風炉 | |
乾湿式集塵 | |
炉頂圧発電 | |
溶銑秤量 | |
脱燐 | |
羽口モニタ | |
送風機 | |
微粉炭吹き込み | |
直接還元 | Midrex法 |
DIOS | |
その他 |
横河電機の鉄鋼設備でのアプリケーション実績です。
製造工程大分類 | 設備、制御名称 |
---|---|
溶銑予備処理 | 予備処理 (レードル) |
予備処理 (取鍋) | |
転炉 | 転炉本体計装 |
スラグ流出検知 | |
ガス回収 | |
溶融還元炉 | |
羽口侵食診断 | |
電気炉 | 電気炉本体計装 |
連続鋳造 | 2次冷却水流量制御 |
タンディッシュ加熱 | |
モールドレベル制御 | |
幅可変制御 | |
オートスタートストップ | |
ブレークアウト予知 | |
脱ガス | DH脱ガス |
RH脱ガス | |
AOD | |
VOD | |
その他 | 溶鋼処理 |
横河電機の圧延(加工)設備でのアプリケーション実績です。
製造工程大分類 | 設備、制御名称 |
---|---|
均熱炉 | 均熱炉 |
加熱炉 | 鋼板加熱炉 |
線材加熱炉 | |
型鋼加熱炉 | |
厚板加熱炉 | |
極厚加熱炉 | |
棒鋼加熱炉 | |
鍛接管加熱炉 | |
エッジ加熱炉 | |
スラブ加熱炉 | |
ブルーム加熱炉 | |
ビレット加熱炉 | |
分塊 | スキッド冷却 |
分塊加熱炉 | |
圧延 | 大型ミル計装 |
厚板加速冷却 | |
エアコンプレッサ制御 | |
データ監視装置 | |
スラブ管理 | |
条鋼、棒鋼、線材 | 線材加熱 |
線材冷却 | |
線材ミスト冷却 | |
線材酸洗 | |
コイルトラッキング | |
自動倉庫 | |
鋼管 | 搬送制御 |
焼鈍 | 連続焼鈍炉 |
バッチ焼鈍炉 | |
線材連続焼鈍炉 | |
棒鋼連続焼鈍炉 | |
光輝焼鈍炉 | |
アルミ連続焼鈍炉 | |
ステンレス連続焼鈍炉 | |
電磁鋼板焼鈍炉 | |
大径管焼鈍炉 | |
その他 | 各種熱処理炉 |
オイルセラー | |
TCM |
横河電機の表面処理設備でのアプリケーション実績です。
製造工程大分類 | 設備、制御名称 |
---|---|
表面処理 | 酸洗 |
(防食、防錆) | 電気錫メッキ |
(表面清浄) | 連続亜鉛メッキ |
電気亜鉛メッキ | |
コーティング | |
ラミネート | |
その他 | 酸回収 |
横河電機のユーティリティのアプリケーション実績です。
製造工程大分類 | 設備、制御名称 |
---|---|
水処理 | |
純水設備 | |
酸素設備 | |
窒素設備 | |
水素設備 | |
空気分離設備 | |
ポンプ設備 | |
廃油処理設備 | |
ボイラー制御 | |
発電機制御 | |
エネルギーセンター | |
ガスブレンダー |
- 33年に渡り稼働した初代CENTUMから『CENTUM VP』へのシステムアップグレード
- 改造、増設を継続してきた複雑なサブシステムを最新のCENTUM VPへ統合
焼却炉のためのソリューション
業種: 鉄鋼
製品: 2線式電磁流量計ADMAG AXR
キーポイント: 2線式二周波励磁方式による集塵水流量測定
4つのリモート入力と8個の内部スイッチの組み合わせで 8種類のメッセージ書き込みが可能です
バスバーまたはバスダクトの温度を正確に把握することができれば、過熱の発生箇所を特定し、破損や焼損を未然に防ぐことができます。YOKOGAWAのDTSXは、強電界下でも電磁ノイズの影響を受けない 『光ファイバケーブル』 を使用しているため、温度分布を1メートル単位で素早く正確に測定できます。また、連続的なバスバーの温度監視によって、過熱が起こっている箇所すなわちボルトの増し締めなどの保守作業が必要な箇所を特定することができます。
広大なプラントのオート監視における技術面、コスト面の課題をDTSX光ファイバ温度センサが解決します。