製造業を中心としたお客様にとって保有する設備資産(アセット)のライフサイクルを適正に管理することは、企業経営における大きな課題の一つと言えます。
その費用には設備投資 (CAPEX) と運用コスト (OPEX) があります。建設時にはその設備投資金額に注目されがちですが、実際には数十年といった長年の運用(運転と保全)に多額のコストがかかるため、この運用コストの最適化がポイントとなります。つまり、設備の信頼性を確保、具体的には設備起因による非計画外停止トラブルなどを削減し稼働率を高めたり、設備機能の低下を抑えたりする活動を行いつつ、設備の維持管理コスト(保全コスト)を適正化する設備管理が必要となります。
横河は、設備全般を対象としてコンサルティングとソリューションを一体化させた設備管理支援サービスの提供により、お客様が設備資産を最大限に活用し利益を創出する事業活動に貢献します。
詳細
お客様の課題
- 設備信頼性の確保(非計画外停止の削減、設備機能維持・低減抑制)
- 設備維持管理費の最適化
- 技術・技能伝承
YOKOGAWAのソリューション
設備管理支援サービスでは、無理のないスマートメンテナンスの実現に向けて、お客様の現在の状況に合わせた支援サービスを提供し、その後、設備管理の高度化をステップバイステップで進めます。
設備管理支援サービスメニュー全体像
設備管理支援サービスのメリット
- 無理のないスマートメンテナンスの実現
- お客様の現在の状況に合わせた最適なサービスを提供し、その後、横河は設備管理の高度化の階段をステップバイステップでお客様とともに歩み続けます。
- スマートメンテナンスの実現による稼働率向上
- および設備維持管理費の削減
- 設備保全部署の働き方改革の推進
YOKOGAWAのケーパビリティ
YOKOGAWAは、創業以来100年以上の歴史の中で計測・制御・情報の技術を強みとして、製造業を中心としたお客様の様々な課題と向き合い、その解決に貢献してまいりました。
このような背景から、昨今の IoT・ビッグデータ活用のトレンドの中にあっても、先進のセンシング技術や AI・機器学習といった各種データ解析手法を駆使して、お客様の操業や設備管理に関わる課題にチャレンジしております。
また、横河は設備管理(設備保全)においても豊富な実績と経験があります。設備保全管理システム (CMMS) においては、その黎明期とも言える1990年からシステムを提供し続け、現在はその経験と実績に裏付けられたクラウド型設備保全管理システム“eServ”を提供しています。そして、設備管理分野で経験豊富なコンサルタントによるこのシステムの活用コンサルティングも合わせて提供することにより、蓄積された設備・機器データや保全・故障の履歴データなどに基づく設備保全管理 KPI でスマートメンテナンスの実現を支援できます。
eServ KPI ダッシュボード
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設備監視ソリューション
小型無線センサーやエッジ・フォグ・クラウドコンピューティングで監視し、設備の異常や予兆を早期に発見します。
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Sushi Sensor
省電力・長距離の通信を実現する広域無線通信方式LoRaWANに対応し、耐環境性に優れたIndustrial IoT(IIoT)向け無線ソリューション
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広域モニタリングシステム
操業の現場で現在起きている各種課題の解決を、集中管理/個別分散したデータをクラウド上に集約しデータの統合管理と遠隔監視を行うことにより、広域モニタリングシステムがサポートします。クラウド活用を手軽に小さく始めてみませんか?
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OpreX Control of Work
YOKOGAWAは30年に渡り現場で洗練化してきた知見とデジタル化の技術で、危険な現場作業をより安全に遂行できるようサポートします。
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eServ
保全員の"考える保全"を支援します。 いつでも、どこでも、誰にでも使えてすぐに効果を実感できる、現場で働くひとりひとりが考え行動する、日本の保全スタイルを目指して作り上げたシステムです。
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装置状態自動分析パッケージ
エッジコンピューティングによるオンライン機械学習を活用し、装置の「いつもと違う」をリアルタイムに検知
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プラントAI解析ツール
プラントAI解析ツールは、特別なAIの知識を必要とせず、ブラウザで簡単に使うことができるツールです。現場の困りごとを現場で解決する手助けを行い、現場の部隊をAIエンジニアに変えます。現場へのDXの普及と現場でのデータの活用促進の両方を実現するツールです。
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適切な設備保全の実現に 統合機器管理ソフトウェアパッケージ PRM
高信頼かつ安定したプラント運転のために、適切な設備保全管理はできていますか?PRMは、プラントライフサイクルを通して設備保全計画の品質向上および設備保全コストの最適化に貢献します。
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