森永乳業株式会社　MESソリューション

東京多摩工場は、牛乳・ジュース・ヨーグルト他80品目を製造する morinaga グループでは、生産高・量ともに No.1 であり、製造技術においても業界をリードする最先端の工場です。HACCP に基づいた品質管理での製造とISO14001による環境に対する負荷を削減する活動を推進しています。 

「現場では、仕込み表の作成、チェック、仕込み作業、記録等･･･、大部分を人の手で行なってきました。そこで製造品質を向上させるためには、人とコンピュータによるチェックにより 『管理スタッフの仕事』 と 『標準化された作業者の仕事』 を明確に分けた作業環境にしたいと思っていました。」と振り返る、森永乳業株式会社 東京多摩工場 製造部 マネージャー 山本陽一氏。 　

「システムに組み込む上でその個々の作業方法の最適化を考え、･･･皆で知恵を出し合いました。計量ミスがなく、作業者による差のない最適な計量管理方法を仕様化するのが一番大変でした。その結果、人に依存しない"誰が作業しても品質を保てるシステム"となりました。」と語る森永乳業株式会社 東京多摩工場 製造部 主任 本多浩一氏。　

「東京多摩工場の CIMVisionLIBRA 導入の成果がモデルケースとなり、morinaga グループ全工場への水平展開を計画しています。」と語る山本・本多両氏。 
現在、このシステムは盛岡工場（流動食）へも導入され、さらに神戸工場へと展開されています。