脱脂乳中の残存脂肪分管理-濃度と相関の密度をDM8で測定し、コントロール

概要

脱脂乳は、原料乳からクリーム分を取り去ったものです。脱脂乳の製造に当たっては残存脂肪分が表示規格内の最小値に近づくことに目標が置かれ、これを達成するためにクリームと脱脂乳の濃度が管理されます。
この濃度管理は、クリーム分と脱脂乳分の濃度と密度に相関性があることを利用して、それぞれの密度を測定することによって行なうことができます。
DM8 振動式液体密度計は高感度、高安定性の機器であり、検出器にはサニタリ用もラインアップされています。DM8の採用によって、面倒な保守を行なうことなく、精度の高い管理が行なわれています。

 

お客様の期待

  • 脱脂乳中の残存脂肪を測定したい
  • 人手をかけずランニングコストを削減したい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

原料乳は、クリーム分離機(セパレータ)で、比重の軽いクリーム分と重い成分の脱脂乳に分離します。クリーム分は、殺菌・清浄化工程を経て、バター類製造の原料とします。脱脂乳は、殺菌・清浄化工程を経た後に乾燥させて “脱脂粉乳” とし、菓子や調味料などの材料として広く使用します。
脱脂乳の残留脂肪分量は、セパレータ出口のクリーム流量を調整することで管理します。密度計はクリームラインと脱脂乳ラインに 2 台設置し、それらの密度測定値によってクリーム流量調整弁の開度を制御します。

プロセス概略

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

  • サニタリ用検出器
    VD6DS-S3*B
  • 変換器
    DM8C-A □* C
  • 専用ケーブル
    DM8W-L □□□□* A
  • サンプリング装置
    (ユーザ側で準備)

ユーティリティ

  • DM8C 変換器 /VD6DS 検出器
    電源(変換器に供給):90 ~ 132/180 ~ 264 V AC,50/60 Hz
    消費電力:20 VA

留意点

  • 6A パイプ以外のサイズでサンプル配管を施す場合は、レデュース付きクランプを準備してください。
  • 標準のサンプリング装置 VD6SM は、サニタリ用としての仕様は備えていません。(サンプリング装置を必要とする場合は、お問い合わせください。)
  • サニタリ用検出器は、スチームトレース不可です。振動子アセンブリに組み込まれている測温体は、取り外しが可能です。

 

フィールドデータ

プロセス条件
 測定対象:生乳分離後のクリーム分および脱脂乳
 測定条件:温度:30 ~ 40℃
  注:その他の条件等は、ユーザ非公開

DM8C 変換器 VD6DS 検出器

DM8/VD6DS 液体密度計の特長

  • 振動式であり原理上高精度・高分解能
  • メンテナンスフリー
DM8C 変換器 VD6DS 検出器

応用可能事項

  • アイスクリーム製造における 「 オーバーラン 」 管理など、ここで紹介した牛乳以外にも密度に置き換えて測定できるアプリケーションは多数存在します。

業種

関連製品&ソリューション

液体密度アナライザ DM8C , VD6

液体密度計は、薄肉円筒の共振周波数が円筒周囲の液体密度によって変化する振動式の原理を採用し、検出器からの周波数信号をダイレクトに密度値に変換し表示します。ワンタッチ校正、自己診断など使いやすさに優れた各種機能が盛り込まれています。

液体密度計

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