水力発電は、水資源に恵まれた日本において古くから利用されている再生可能エネルギーです。昨今、カーボンニュートラルやRE100に向けた動きが活発化する中で水力発電は再生可能エネルギーとして注目されております。YOKOGAWAは制御および計装製品とソリューションを提供し、水力発電所の運営と課題解決に貢献していきます。
水力発電ソリューションの概要図
詳細
取水口制水門の自動制御による取水の土砂混入対策
取水口の水位測定に濁度測定を加え、取水の土砂混入をモニタリングし規定値を超えた場合は自動制御で制水門を閉操作し土砂混入による発電主機の損傷を予防します。
水力発電所の不要な排水(塵芥堆積による発電ロス)への対策
水槽スクリーンに塵芥が堆積することで水位が上昇し、本来エネルギー資源となる水を不要に排出してしまう課題を、データの傾向監視によって解決に繋げます。
効果
- 水位データと発電量の傾向監視により、不要な排水に繋がっている状況を詳細に把握
- 見える化したデータから改善点を把握、除塵機の稼働回数・水槽水位のしきい値などの見直しに活用
- 不要な排水による発電ロスを軽減
電源の確保が困難な場所での遠隔映像監視
燃料電池型監視カメラと太陽光発電、電源マネジメント技術を利用した映像監視システムで電源の確保が困難な場所での昼夜・悪天候時の映像監視を実現します。
映像による現場の遠隔監視
高感度カメラとエッジゲートウェイを組合せ、クラウド環境で映像による現場の状況を遠隔監視。
効果
- 高感度カメラで暗闇でもカラー映像で遠隔監視が可能
- クラウド環境でアラーム発生時などの必要なタイミングの映像だけを閲覧が可能(映像データはエッジゲートウェイで保存)
- バッテリーをはじめ遠隔監視に必要な機能を搭載したゲートウェイで外部電源が取れない場所の映像監視も対応
遠隔監視システムのAIによる違和感検知を活用した設備傾向監視と予兆検知
横河の遠隔監視システムに搭載された違和感検知機能(AI)を使ってデータを取得している設備の傾向監視と不具合予兆診断に活用。
現場の巡回点検作業の改善
これまで目視のみで確認していた設備にセンサを取り付けることで遠隔で設備をモニタリング。 タイムリーな設備の状態監視を実現します。
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