自己託送管理システム
自己託送とは、企業が自家発電設備を導入して、自社の設備で発電した電気を一般送配電事業者が保有する送配電ネットワークを利用し、他地域の施設などに供給することを言います。
脱炭素実現に向け遠隔地に設置した太陽光発電所から発電された電力を、自社施設へ送り自家消費を検討する企業や自治体が増えてきています。
自己託送を自社で行うには、さまざまな専門業務が課せられます。YOKOGAWAは自己託送における専門業務を自動化しており、経験が無くても比較的容易に自己託送に取り組むことができます。
特長
- 自己託送管理に必要な機能を標準装備
電力小売りの自由化により、YOKOGAWAは多くの小売電気事業者様と業務の効率化やビジネス展開を推進する各種ツールの開発に取り組んでまいりました。 YOKOGAWAはこれらの経験から、お客様の声(現場での課題やシステムへの要望として挙がった内容)をシステムに反映させ、自己託送管理の業務遂行に必要な機能を使いやすい形で標準装備しご提供いたします。
- 自動化により管理業務の省力化を実現
太陽光発電/電力需要予測や、外部組織への各種計画作成/提出など、日々の管理業務に必要な機能は自動化されています。よって、常にPCの前で待機している必要がありません。また、何らかの問題が発生した場合には、アラートが発報され、メールや画面上のメッセージで通知を行います。
- 帳票、データ出力機能
Microsoft Excel形式の帳票(帳票テンプレート有り)や、CSV形式のデータ出力機能を備えているため、必要な情報を電子データにて出力し、必要に応じて二次加工することができます。帳票テンプレートをお客様自身がカスタマイズすることも可能です。
- 需給管理システムと自己託送管理システムとの連携
自己託送管理システムから需給管理システムへ、託送量や余剰発電量などのデータを連携することができます。自己託送管理システム上で連携すべき値が変動した際、自動で需給管理システムに転送、取込が行われるため、業務担当者は取込後の情報を確認するだけでよく、簡単に両システムの連動を実現できます。
- 各種指標値の表示
すべての監視画面に託送バランスや予測誤差率などの指標値を表示しています。これにより託送量の妥当性確認を速やかに行うことができるようになります。
関連情報
概要:
本市では、エネルギーの地産地消による地域脱炭素化と、地域経済の活性化を実現するため、地域エネルギーマネジメントシステムの構築を目指し、令和2年度から市内未利用地を活用した太陽光発電による自己託送の事業化可能性調査を進めてきました。
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