横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

CIMVisionAssembly

CIMVisionAssembly は、幅広いお客様のニーズに対応するよう機能の拡張性を考えた MES(製造実行)システムです。
また、エンドユーザー様からの厳しい要求に対応するため、材料から出荷済製品までの履歴検索を即座にできるトレーサビリティ機能がより充実したシステムとなっています。

詳細

システム構成例


システム構成例

特長

スモールスタートに対応

厳しさを増すエンドユーザー様の品質要求に応えるべく、最初からオンライン化された大掛かりなシステムの導入ではなく、工程の見える化、トレーサビリティ要求に対応したシステムからの導入が可能です。

ロット、個片、双方の管理単位に対応

製品ごとにシリアルNo.などで識別し、1個流し生産される「個片管理生産」と、多くの業種で主流の「ロット管理生産」の双方に対応するシステムです。
また、前工程はロット生産で後工程は個片生産など、2種類の管理が混在する生産にも対応できるシステムです。

迅速な履歴抽出

多方面(材料、工程ー工場間など)の迅速・確実な詳細検索から、変化点の限定が可能です。

IoTを活用した歩留り改善

YOKOGAWA がご提供するソリューションとの連携と活用し、歩留まり改善、工程改善などが可能なシステムです。

メンテナンス性

お客様のご要望により、品種の追加・修正・削除、レイアウト変更時の設定変更など、お客様自身でシステム変更が可能です。

多言語対応

海外への工場展開、海外拠点を含めたグローバル展開に欠かせない、英語・中国語など多言語にも対応しております。

機能

指図に対する出来高管理

作業指図に対する計画/実績の予実管理ができます。

トレーサビリティ

基点となる半製品を指定し、上流/下流方向の製造履歴と品質情報の抽出ができます。

  • トレースバック/トレースフォワード機能
  • データ抽出機能

サーバ内へ履歴の長期間保存と迅速な大量データの検索ができます。

在庫管理

きめ細やかな在庫管理ができます。

  • 各ロケーションに対する在庫の把握機能

材料、製品はもちろん、半製品、端数の在庫管理もできます。

材料検査実績登録

使用材料の検査実績が登録できます。

  • 材料メーカーの検査実績入力

誤投入防止

使用不可材料の誤投入をシステムで判定し、誤投入を防止できす。

  • 材料の使用可否チェック機能
  • 工程・材料・滞留時間等時間管理機能
  • 使用可能材料品目のマスタ定義機能

異常品流出防止

異常指定により流動禁止ができます。

  • ロット保留機能
    ※ 解除もできます

保留・コメント管理

保留理由などのコメントを記録できます。

  • コメントの登録機能

異常処理済品の再投入

異常処置終了後の流動禁止解除と再投入ができます。

  • 非定常作業フロー対応機能

導入効果

確実なトレーサビリティ

本システムを導入することにより、製品から受入部材の加工プロセスに至るまで、4M 履歴を一気通貫でトレース・バックすることが可能となります。 (*1)
これにより、迅速正確な客先クレーム対応 (*2) と社内改善が可能です。

*1 逆のトレース・フォワードも可能
*2 検査データの提出も含む

類似不良の早期発見と影響範囲の限定

出荷済製品に不良があった場合、製造時から現在までの履歴を遡り、同一ロット材料を使用している製品がないか、どのような状況下だったのかを迅速正確に調査することができます。また、該当品を流動禁止し影響範囲を最小限にすることができます。

歩留り向上

誤投入材料防止
品種により類似した材料を混在させないため、使用材料、レシピをシステムでチェックします。これにより多量廃棄に繋がるポカミスを防止できます。
不良品流出防止
各 Quality Gate でプロセス・デバイス管理をすることにより、異常品はもちろん『いつもと違う』ものについても、気付きによる確認で歩留り向上に貢献します。

現場の効率化・人手作業のミス防止

人による精密検査や外観検査などの実績も、システムに入力することでペーパレスはもちろん、収集データの活用が効率よく実現できます。同時に、入力時の書き間違いや読み間違いによるヒューマンエラーも、可能な限りシステム上で判定し、正確なデータ収集が可能になります。

材料~製品在庫の見える化

材料に対して在庫量、発注点管理、先入れ先出しが可能なシステムです。材料から製品まできめ細かな在庫管理で、在庫金額削減、在庫回転率向上に繋がります。また、検索画面で対象材料ロットの所在が瞬時に把握でき、異常処置が迅速に行えます。

装置稼働率の見える化と解析 (オプション:システム連携例)

装置・設備とオンライン接続することで常時装置・設備の稼働情報が把握できます。 また、品質管理システムと連携することで、収集・蓄積したプロセスデータや検査結果を様々な切り口で解析し、品質に影響する重要因子の限定や評価などPDCAの改善サイクルを回し歩留り改善できます。

システム

システム連携

システム連携

 

推奨システム構成図

 

推奨システム構成図

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