2線式pH計/ORP計 FLXA202

FLXA202 pH計/ORP計は、校正標準テーブルを内蔵、温度補償機能、安定性チェック機能を備え、高精度なpH 測定を実現しています。pH 測定の他にも、温度や酸化還元電位(ORP)の測定もできます。
検出器の診断機能として、インピーダンス、不斉電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液面低下など検出器の状態を連続的に診断、また、最新の5 つの校正結果を保存し、将来のメンテナンスや校正時期を予測します。

また、以下の防爆に対応しています。
本質安全防爆:TIIS、ATEX、IECEx、FM、CSA、NEPSI、KOSHA、EACEx
Type n防爆:ATEX、IECEx、CSA
NI防爆:FM、CSA

FLXA202の特長

  • 2本の検出器による高信頼性およびデジタル通信によるメンテナンス・計装工事費の削減
  • 検出器の自己診断機能等の進化した各種機能を搭載
  • 画面と対話しながら確実でやさしいオペレーション
  • さまざまなタイプのpH/ORP 検出器および導電率検出器、電磁導電率検出器、溶存酸素検出器と接続可能
  • 豊富な12言語対応:
    日本語、イタリア語、英語、韓国語、スペイン語、中国語、チェコ語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語

文字が見やすいクリアなディスプレイ

FLXA202ディスプレイ例

大きなフォントを採用し、文字が見やすい
クリアなディスプレイを追求しました。
12か国語対応のユーザフレンドリーな表示です。

特長

電極チェック

  • オンラインチェック
    • リアルタイムな検出器チェックは、FLXA™202変換器の最も重要な機能のひとつです。
    • 内蔵された特殊な回路により、液体アース極と各電極間に交流電圧を印加し、検出器に異常がないか監視できます。
  • 故障検知
    • pH 電極のインピーダンスをチェックしてガラス膜の破損の有無を検知します。
    • ORP 電極のインピーダンスをチェックして検出器ケーブルの断線を検知します。
  • オフラインチェック
    • pH 測定システムの校正中に電極の応答を測定し、感度およびドリフトを計算し、チェックします。
    • ORP 測定システムの校正中には電極のドリフトを計算し、チェックします。

プロセス温度補償

  • ORP 測定システムの校正中には、電極のドリフトを計算し、チェックします。
  • 以下の3 種類の温度補償機能が内蔵されています。
    • 温度補償係数
    • マトリクス温度補償
    • NEN6411 による補償各種表示モードを豊富に準備、自由度高く選定が可能

TIISはじめ各種防爆に対応

標準仕様

測定範囲 pH :-2~16 pH(計量法検定付の場合は0~14pH)
ORP :-1500~1500 mV
rH  :0~100 rH 
温度 :Pt1000、Pt100、PTC500、6.8k、PTC10k、3k Balco; -30~140°C、NTC 8k55 ;-10~120°C
性能
(変換器単体の模擬入力での性能)
pH 直線性:±0.01 pH、繰返し性:±0.01 pH、精 度:±0.01 pH
ORP 直線性:±1 mV、繰返し性:±1 mV、精 度:±1 mV
温度 (Pt1000、PTC500、6.8k、PTC10k、NTC 8k55、3k Balco)
直線性:±0.3°C、繰返し性:±0.1°C、精度:±0.3°C
(Pt100) 直線性:±0.4°C、繰返し性;±0.1°C、精度;±0.4°C
性能
(pH検出器と組み合わせた場合)
繰返し性 ±0.05 pH
応答性 10秒(90% 応答時間、20°Cに温度平衡したpH検出器および標準液を使用し、十分に攪拌した場合)
精度 ±0.1 pH(PH8EFP、PH8EHPを使用した場合)
±0.15 pH(上記以外の弊社製標準検出器を使用した場合)
概要:

概要

製糖工場の炭酸飽充塔で使用する pH 計は、製品の高品質化と歩留まりをよくするために正確な測定値が要求されます。しかしながら、測定対象の温度が高いうえ糖液に添加する石灰や炭酸ガスによって生成する炭酸石灰などがスケールとして検出器部に付着しやすく、これが安定な測定を妨げます。したがって、塩酸による洗浄でスケールを落とすとともに低下した検出器特性の回復を図ることを、短い周期で実施することが必要です。
このようなアプリケーションには、汚れに強い液絡部を有しているキセロライト ®(固体電解質)検出器の使用が最適であり、酸洗浄に対する効果も大きく、寿命も一般用検出器に比べて数倍以上の長さを示します。

 

お客様の期待

  • 製糖工場の炭酸飽充塔の効率を上げたい
  • 汚れの激しい場所で pH を測定したい
  • ランニングコストを削減したい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

砂糖の脱色精製は、石灰乳を添加した糖液に炭酸ガスを吹き込み、石灰を炭酸石灰として沈殿させることによって行なわれます。この工程において pH 計は、炭酸飽充槽内での pH 管理に使用されます。
pH 管理は高品質の製品を得るため正確さが要求されます。したがって、長期間にわたり安定な測定値を示す pH 計が望まれますが、一般の pH 検出器を用いた場合には、測定液の温度が高く検出器特性の劣化が早いこと、検出器へのスケール付着が著しいことなどの要因がこれを困難にします。許容範囲内の誤差で運転するには、酸洗浄や校正を頻繁に行なわねばならないうえ短期間での検出器交換も必要となり、運転コストがかさみます。
キセロライト検出器を採用することにより、一般の検出器を用いた場合より大幅に運転コストを低減することができます。

プロセス概略

 

YOKOGAWA のソリューション

フィールドデータ

プロセス条件および電極の状態

測定点(図参照) プロセス条件 検出器の保守と寿命
測定対象のpH 値 測定対象の温度(℃) 酸洗浄周期* 寿命
一般用検出器 キセロライト検出器 一般用検出器 キセロライト検出器
#1 飽充塔 pH10 前後 約 65 8 ~ 10 h 8 ~ 10 h(48 h > ) 約 1 か月 約 6 か月<
#2 飽充塔 pH9 前後 約 79
#3 飽充塔 pH8 前後 約 83

*:0.2pH 以内の誤差が維持される範囲。
(注)酸洗浄には、3 ~ 5% の希塩酸を使用。

測定システム

  • 適合システム
    (1) 4 線式 pH 計システム
    (2) 2 線式 pH 計システム
    (3) 薬液洗浄形 pH 計システム(特注)
  • 構成機器
    キセロライト検出器
     HA405-120/ □□ G/PP(システム 1 の場合)
     HA405-120/ □□ F/PP(システム 2 の場合)
     HA405-120/ □□ /PP(システム 3 の場合)
    潜漬形ホルダ(システム 1,2 の場合 )
     PH8HS-PP- □□ -T-NN-NN * A
    pH 変換器(システム 1 の場合)
     PH450G-A-J
    pH 変換器(システム 3 の場合)
     PH400G-1-JA * B
    pH 伝送器(システム 2 の場合)
     FLXA21-D-P-S-AA-P1-NN-A-N-LA-J
    ディストリビュータ(システム 2 の場合)
     PH201G-A1 * B
    薬液洗浄装置(システム 3 の場合)
    (特注内容:温水洗浄付き)
     ホルダ
      PH8HS3-PP- □□ - □ -YP*C
     操作ユニット
      PH8SM3- □ -TT2- □□ - □□ - □□□ *C/Z

ユーティリティ

  • 電源
    PH450G 用電源
     90 ~ 264V AC,50/60 Hz 消費電力:約 15 VA
    PH400G 用電源
     100 ± 10V AC,50/60 Hz 消費電力:約 8.5 VA
    FLXA21 用電源(PH201G ディストリビュータから給電)
     FLXA21 作動:16 ~ 40V DC(負荷抵抗により異なります)
     FLXA21 電源:100V AC,50/60 Hz
    PH8SM3 用電源(薬液洗浄形の場合)
     100 ± 10V AC,50/60 Hz(± 5%)消費電力:約 60 VA
  • 空気(システム3 の場合)
    圧力:300 ~ 950 kPa
    消費量:約 10 Nl/min
  • 洗浄水(システム3 の場合)
    圧力:200 ~ 300 kPa
    消費量:洗浄時;約 200 ml
  • 洗浄用温水(システム3 の場合)
    圧力:200 ~ 300 kPa
    消費量:洗浄時;約 10 l/min

留意点

  • HA405 キセロライト検出器には、測温体は内蔵していません。通常、測温体内蔵の HA406 は、測温体保護管が腐蝕する恐れがある場合に用います。
業種:
概要:

電解プラントでは、pH 計・ORP 計・導電率計・密度計などのプロセス分析計が使用されます。これらは、各工程における溶液の濃度管理などで重要な役割を担いますので、長期間安定に動作することが要求されます。しかしながら、電解プラントでの測定液は、腐食性が強い、液温が高い、検出器を汚すといった分析計にとって非常に厳しい性状を持ちますので、機種の選択には慎重さが必要です。
横河電機の分析計(検出器)には、電解プラントでの実績を積み重ねてきたものがあります。例えば、pH 測定のための“DPA405、DPA406 化学プロセス用検出器“、塩酸・硫酸・苛性ソーダの濃度管理に使用する “ISC40GJ 電磁導電率検出器” などです。

業種:
概要:

概要

メッキ工場や一部の化学工場から出るシアン系廃液は有毒です。排水に当たっては、シアン濃度が法律で規制されている許容値以下となるよう塩素または塩素化合物を使用した酸化分解反応によって処理されます。
この酸化分解反応は pH 値の影響を大きく受けるので、反応の完結を確認するための ORP 計とともに pH 計が使用されます。分解反応に必要な薬品(塩素など)の過剰消費を防ぐためにも、ORP 計 /pH 計は必要です。
測定システムとして 2 線式と 4 線式のいずれも適合します。シアンが含まれる溶液の場合は、ORP 検出器の指示極には金電極を用います。

 

お客様の期待

  • シアン系廃液の pH/ORP を連続で測定したい
  • ランニングコストを削減したい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

シアン化合物の分解反応処理は 2 段に分けて行います。第 1 段の 1 次反応では、高アルカリ性の条件下でシアン化合物を酸化してシアン酸塩の形にします。第 2 段の 2 次反応では、中性に近い条件にしてさらに酸化を進め、無害な炭酸ガスと窒素ガスに変えます。

プロセス概要

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

2 線式、または 4 線式 ORP 計システム
2 線式、または 4 線式 pH 計システム

  • 検出器
    KCl 補給形 ORP 検出器
     OR8EFG-AU- □□ -TT1- □* A
    KCl 補給形 pH 検出器
     PH8EFP- □□ -TN-TT1-N- □* A
  • ホルダ
    潜漬形ホルダ
     PH8HS-PP- □□ -T-NN-NN*A
  • 中継端子箱(必要に応じて使用)
    WTB10-PH5(2 線式システムの場合)
    WTB10-PH3(4 線式 pH 計および ORP 計システムの場合)
  • 変換器/伝送器
    2 線式伝送器 (pH/ORP 共通)
     FLXA21-D-P-S-AA-P1-NN-A-N-LA-J
    4 線式 pH/ORP 変換器
     PH450G-A-J
  • ディストリビュータ(2 線式システムの場合)
    PH201G-A □* B

ユーティリティ

  • FLXA21
    電源:16 ~ 40 V DC(ディストリビュータより)
  • PH450G
    電源:90 ~ 264 V AC,50/60 Hz
    消費電力:約 15 VA
  • PH201G ディストリビュータ
    電源:100V 仕様:20 ~ 130 V DC/80 ~ 138 V AC,47 ~ 63 Hz
       220V 仕様:120 ~ 340 V DC/138 ~ 264 V AC,47 ~ 63 Hz
    消費電力:24 V DC:約 200 mA
         100 V AC:約 7 VA
         220 V AC:約 11 VA

 

プロセス対応事項

1.塩素によるシアン化物の測定曲線

[pH9 の条件で、金電極(指示極)と 4mol-Ag/AgCl 電極(対極)を用いて測定 ]
Cl2 による CNの酸化反応は、右図のような特性となり、理想的な測定曲線は示されません。
これは、過剰な塩素によって中間生成物である塩化シアンの電位平坦部が 500 ~ 600 mV に押し上げられること、また、同時に CNOへの第 2 段目の酸化反応が始まり、ClOが減少して電位の上昇を止めてしまうことによります。

2.ORP 電極の指示極には金電極を選択

シアン化物の酸化においては、白金電極を使用すると、約 200 mV 以下の電位で電極表面に白金の触媒作用による水素が発生します。そのため、シアン化物の反応に無関係な電位が生じ、測定値に影響します。
したがって、シアン化物の ORP 測定を行なう場合は、指示極に金電極を使用します。

プロセス対応事項
業種:
概要:

概要

メッキ工場などから出るクロム系廃液には、クロム酸塩または重クロム酸塩などの有毒な6価クロムが含まれています。排水に当たってはこれらを還元処理しますが、還元反応における酸化還元電位 (ORP) や反応が完結するまでに要する時間は pH 値の影響を大きく受けます。したがって、ORP 計と pH 計とを使用して、還元処理の適正化(還元剤の注入量など)が図られます。
測定システムとして 2 線式と 4 線式のいずれも適合します。クロム系廃液の場合は、ORP 検出器の指示極には金電極を用います。

 

お客様の期待

  • クロム系廃液の pH/ORP を連続で測定したい
  • ランニングコストを削減したい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

クロム酸塩や重クロム酸塩の形で存在している有毒な 6 価クロムの処理は、まず、3価のクロムに還元して、次にこれを水酸化物として沈澱除去する方法で行なわれます。還元剤には、硫酸第一鉄、メタ重亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄などが用いられます。

プロセス概略

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

2 線式、または 4 線式 pH/ORP 計システム

  • 検出器
    KCl 補給形 ORP 検出器
     OR8EFG-AU- □□ -TT1- □* A
    KCl 補給形 pH 検出器
     PH8EFP- □□ -TN—TT1-N- □* A
  • ホルダ
    潜漬形ホルダ
     PH8HS-PP- □□ -T-NN-NN*A
  • 中継端子箱(必要に応じて使用)
    WTB10-PH5(2 線式システムの場合)
    WTB10-PH3(4 線式システムの場合)
  • 変換器/伝送器
    2 線式伝送器(pH/ORP 共通)
     FLXA21-D-P-S-AA-P1-NN-A-N-LA-J
    4 線式 pH/ORP 変換器
     PH450G-A-J
  • ディストリビュータ(2 線式システムの場合)
    PH201G-A □* B

ユーティリティ

  • FLXA21
    電源:16 ~ 40 V DC(ディストリビュータより)
  • PH450G
    電源:90 ~ 264 V AC,50/60 Hz
    消費電力:約 15 VA
  • PH201G ディストリビュータ
    電源:100V 仕様:20 ~ 130 V DC/80 ~ 138 V AC,47 ~ 63 Hz
       220V 仕様:120 ~ 340 V DC/138 ~ 264 V AC,47 ~ 63 Hz
    消費電力:24 V DC:約 200 mA
         100 V AC:約 7 VA
         220 V AC:約 11 VA

 

 プロセス対応事項

1.ORP 計チェックの基準

チェック液(キンヒドロン溶液/鉄溶液)の酸化還元電位
ORP 検出器が正常かどうかのチェックは、チェック溶液を使用して行います。チェック液には、キンヒドロン溶液と鉄溶液の 2 種類があります。

  • キンヒドロン溶液:酸化還元電位 約 200 ~ 300 mV
  • 鉄溶液:     酸化還元電位 約 420 ~ 520 mV

「 チェック液 」 は、pH 標準液のように常に一定の基準値を示すことはありません。したがって、検出器の良否は測定値が許容範囲内にあるか否かによって判定します。

チェック液の調製(250 ml の場合)

  • キンヒドロン溶液:下記の試薬を純水で溶き、250 mlにします。
    キンヒドロン試薬: P/N K9024EC
  • 鉄溶液:下記の試薬を 2 mol/l 硫酸で溶き、250 ml にします。
    鉄試薬: P/N K9024ED

2.ORP 検出器の指示極には金電極を選択

クロム系廃液の ORP 測定を行なう場合は、指示極に金電極を使用します。

プロセス対応事項

業種:
概要:

広範なプラント内に亘る排水の pH/ORP を無線で監視

産業プラントの維持・管理の上で、排水の pH/ORP 監視は、法規制上の義務であり、環境保全のためにも避けては通れない問題です。
徹底した監視の目が行き届かず、万が一、外部に有害物質が漏出すれば、操業停止の法的措置を取らなければならないだけでなく、企業のブランドイメージの失墜、ときとして公害被害者への損害賠償責任にまで発展する可能性があります。
このような事態を防ぐために、現場ではパトロールスタッフによる排水の測定が行われている場合がほとんどです。しかし、測定点への立ち入りが困難な場所や遠隔地の場合が多く、さらに指示値の誤記などのヒューマンエラーの可能性もあります。
横河電機の「プラントワイドフィールド無線」による、pH/ORP 監視のソリューションを活用すれば、各ポイントの正確なデータを無人で計測し、一元管理ができます。

「プラントワイドフィールド無線」とは?

工業用国際標準無線規格 ISA100 Wireless(IEC62734)を採用し、工業用途の無線通信で求められる信頼性と実時間性を確保した無線システムです。2 つのアクセスポイントと同時に通信する冗長化通信「Duocast」方式を用いて、通信経路やアクセスポイントに障害が発生しても通信が途絶えません。更に拡張性にも優れ、アクセスポイントと上位システムの接続に、イーサネットのほか、無線 LAN、光イーサネットなどさまざまなインターフェースが使用でき、構成変更に柔軟で大規模な無線ネットワークを構築することができます。

お客さまのメリット

測定点から電源なしで直接データを送信
測定する pH/ORP 計の最小単位は、pH/ORP SENCOM®検出器シリーズと、フィールド無線用マルチプロトコルモジュール FN310、フィールド無線用通信モジュール FN110 のみです。無線通信により、直接アクセスポイントにデータを送ることが可能です。また、電池で駆動するため電源も不要です。さらに、電池寿命は最長 10 年(条件依存)なので、メンテナンスもほとんど必要ありません。人のなかなか立ち入れない排水溝や遠隔地の排水口でも容易に、かつ正確に測定することが可能です。

最長 2km 先から、最大 500 カ所をカバー
通信距離は最長 500mです。中継器を設置すれば、管理室から最長 2km 離れた場所でも監視することが可能です。測定点は最大500 カ所まで設置でき、拡張性にも優れています。大規模なプラントでも、排水まわりを一元管理することが可能です。

導入も低コスト。しかも工期は最短 1日
有線の場合、ネットワークを構築するケーブルや、それを設置する設備などが必要で、そのための経費や工期もかかります。しかし、無線通信では、測定点や中継点などに、機器を設置するだけなので低コストが実現します。また、工事も最短 1 日で完了するので、素早くシステムを導入することができます。

お客さまのメリット イメージ

 

さらなるニーズに応える YOKOGAWA のソリューション

集められたデータは上位システムに集約され、現場のニーズに応じたカスタマイズで、管理画面やレポートとしてアウトプット可能です。
無線フィールド機器もさまざまなラインナップをご用意しています。より冗長性の高いシステムをお求めの場合は、2 つ検出器を接続できるモジュール型 2 線式液分析計 FLXA21 をお勧めします。また、工場内に簡易計装用の記録計(無線モデル)GX20W を置くと、配線作業なしに、直接フィールド無線機器からのデータを遠隔監視できます。お客様のご要望に応じて、最適なソリューションを提供いたします。

業種:
アプリケーションノート
概要:

FLEXA シリーズ

横河の液分析計 FLEXA シリーズは、それぞれの検出器に応じた自己診断機能を持っています。診断結果は本体のディスプレイで確認できます。

FLEXA シリーズ

 

2線式 pH/ORP 計 FLXA202

FLEXA シリーズの FLXA202 pH/ORP 計は、検出器のインピーダンス、不⻫電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液面低下など検出器の状態を連続的に診断できます。

検出器のインピーダンス連続監視によって、検出器の洗浄周期の最適化や、ガラス電極・比較電極の的確交換を実現できます。

比較電極の状態の例

比較電極の状態の例

 

FieldMate

さらに、FLEXA シリーズと FieldMate と組み合わせることで、現場に出かけることなく、詳細な検出器診断の情報を確認することができます。

FieldMate

FieldMate は機器の設定・調整・管理ツールであり、機器の持つフィールドデジタル通信機能を利⽤することで、中継端子盤や水質監視盤など、作業のしやすい環境で、機器の情報を取得することができます。

FieldMate は FLEXA シリーズの持つ測定・診断情報をリアルタイムに取得・監視することができます。また、それらの値をトレンドとして記録し保存することも可能です。

FieldMate DeviceViewer より

FieldMate DeviceViewer より

 

FLEXA シリーズと FieldMate の組み合わせ

FLEXA シリーズと FieldMate の組み合わせ

温度素子が仕様温度範囲にあれば検出器の接続は可能です。 ただし、接続方法や耐ノイズ性能など、個々に注意すべき点があります。
FLXAの端子台はM4座金付きですので、M4の丸端子・フォーク端子、またはピン端子を組合わせることができます。
使用できません。検出器のリプレースをお願い致します。
ピン端子、丸形端子、フォーク端子(Y端子)が使用できます。 ただし、ステンレス製ハウジングのケース外部の接地端子には丸形端子を使用してください。 ピン端子:最大径:1.9 mm ...
ブレインターミナルは接続できません。 FLXA202/FLXA21にブレイン通信機能はありません。
HART通信をマルチドロップモードに設定すれば、最大15台までの機器の調整・設定、プロセス変量を見ることができます。 検出器2本を接続したFLXA202/FLXA21を15台接続した場合は、30台の検...
出荷時のネットワークアドレスは、0となっています。ネットワークアドレスは、0~15の範囲で設定することが可能です。 マルチドロップ接続で使用する場合は、1~15のアドレスを設定...
HART5に対応している必要があります。 また、FLXA202/FLXA21の機器設定を行なう場合は、DD(Device Description) のインストールが必要です。
FieldMate では、PV、SV、TV、FV の4つのプロセス変量を見ることができます。 たとえば、pH検出器を2本接続したときのFLXA202/FLXA21の設定で、PVに検出器1のpH値、SVに検出器1の温度値、TVに検...
センサモジュールを交換して測定種類を変更する場合は改造になります。 サービス員が改造作業を行いますので、特注処理が必要です。
センサモジュールを追加して2検出器タイプに変更する場合は改造になります。 サービス員が改造作業を行いますので、特注処理が必要です。
pH計/ORP計の防爆について
(an-ph-orp-17-explosion-proof)
防爆形のpH計としては、「FLXA202/FLXA21」を使ったシステムが用意されています。 「FLXA202/FLXA21」の防爆構造は、「本質安全防爆構造」ですので、0種場所、1種場所および2種場所の危険場所...
pHではスロープ・ゼロを用いてセンサの寿命予測を行います。 校正時の補正値を保存し、校正の履歴はログブックに保存できます。 ログブックには、1つのモジュールあたりすべての種...
FLXA202は、IECEx、ATEX、FM、CSA、NEPSI、KOSHA、EACEx、および TIIS に対応しています。 FLXA21は、IECEx、ATEX、FM、CSA、NEPSI、KOSHA、およびEACExに対応しています。
あります。
デジタル通信により現場まで出向かずにデータの取得、設定変更を行なうことができるためメンテナンス性が向上します。 また、FLXA202/FLXA21では(ISCを除き)、2センサ入力でかつデジタ...
デジタル式タッチパネルを採用しており、位置ずれはなく調整は不要です。
購入できます。 ただし、モジュールの交換は、弊社もしくは関連会社が主催するサービス講習会を受講したお客様のみ可能です。
液晶の交換は通常必要ありません。
HART通信によるパラメータ設定はできます。
pH計ではインピーダンスチェック、導電率計では分極チェック、電磁導電率計や溶存酸素計では校正履歴データなどを参考に予測計算をします。
FLXA202/FLXA21は、接点入力機能はありません。
pHまたは溶存酸素(DO)では差分と平均、導電率(SC)では差分、平均、比率、通過率(%)、除去率(%)、偏差(%)、pH校正(VGB)の演算ができます。ユーザのカスタム演算機能はありません。 ...
切り換わりません。 自動切り換えは検出器1→2のみです。バックアップ機能を使用する場合は、検出器1をメインにしてください。
出力することは出来ません。 FLXA202/FLXA21は2線式伝送器のため、アナログ出力は1つです。
FLXA202/FLXA21とのHART通信を行なうためには、HART通信機能をもった携帯型の通信ターミナル(HARTコミュニケータ)や同等の機能を持つパソコン(パソコン、HARTモデム、ソフトウエア)また...
pHとpH、導電率(SC)と導電率(SC)というように、同一種類の検出器を2本接続できます。 ただし電磁導電率(ISC)は1本のみです。 PHモジュール、SCモジュールなどモジュールに対応し...
HART通信機能を使用することにより、対応可能です。
2入力の場合,それぞれの入力の情報が上下に並んで表示されます。 第1入力を上側に表示することもでき、下側に表示することもできます。 検出器1・2の測定値だけでなく、演算結果な...
引き取りもしくはサービスマンによる変更作業となります。
PH201Gの出力1と出力2は同じ出力信号です。 したがって、FLXA202/FLXA21の検出器1と検出器2のどちらかの信号しか出力できません。
PH201G通信とHART通信です。 PH201G通信とHART通信を同時に使用することはできません。
HART通信とは何ですか?
(an-flxa-comm-04-hart-communication)
アナログ出力にデジタル信号を重畳させる通信方法でHART協会の規定するHARTプロトコルを使用した通信のことです。 デジタル信号に検出器測定値、温度測定値、シリアル番号などの機器...
表示や出力にかかわらず、健康度チェックは2つの検出器とも常時行っています。
PH202と同じことができます。 FLXA202/FLXA21もPH201Gとの通信が可能で、異常(FAIL)・洗浄(WASH)・ホールド(HOLD)の状態出力をします。 PH201Gは異常時接点出力、ホールド接点出力、洗浄時接点出力...
温度補償はあります。従来機種(EXA202、EXA450シリーズ)と同等です。
検出器1の表示画面に検出器1の健康度が表示されます。検出器2も同じです。 検出器1と2の両方を表示する画面設定では、それぞれの検出器の表示範囲に、それぞれの健康度が表示されま...
トレンドは画面表示の機能です。 分析計には測定値の出力機能はありませんので、アナログ出力やHART通信を上位機器で記録してください。
新しい機能です。FLXA202/FLXA21は搭載しています。 過去の校正データからスロープやゼロ点が変化していく傾向を算出し、直近の校正時点からの経過時間で今時点でのスロープ、ゼロを予...
エラー内容にもよりますが、エラーは自動復帰します。エラー履歴はログブック機能で確認できます。
可能です。 ただし、検出器を外す際には、タッチパネルから切断操作を行ってください。
HART通信は可能ですか?
(an-sencom-comm-01-hart-communication)
SENCOM検出器を接続した時でも、FLXA202/FLXA21はHART通信可能です。 ただし、PH201Gの接点出力を使用される場合は専用のデジタル通信を行うため、HART通信はできません。
出荷時、校正済みですので、校正しなくても使用できます。 測定自体は、設定不要ですが、出力レンジの設定をした上でご使用ください。
可能です。 従来のpH検出器と同じ操作で行えます。
2線式伝送器とは、電源ラインと出力信号ラインとで同一のケーブルを使用する伝送器です。 一般的に大規模計装で使用され、DCSとの接続に使われます。使用できる電力が限られている...
中継端子箱の役割は?
(an-ph-orp-22-relay-terminal-box)
中継端子箱は変換器と検出器の距離があり、途中のケーブル配線が難しいときに使用します。 ただし、中継端子箱を使用した場合でも、ケーブルの長さはトータルで20mが最長です。 ...
ORP(酸化還元電位)とは、Oxidation(酸化)とReduction(還元)が起こる際、電子の移動で生じたPotential(電位)のことをいいます。 Redox(還元酸化電位)と逆によぶこともあります。 プロ...
調製済みの標準液の有効期限は未開封で購入後1年です。 開封後は1週間程度で使い切るようにしてください。 また、標準液用粉末の有効期限は購入後3年です。
pHとORPの同時測定はできますか?
(an-ph-orp-20-simultaneous-measurement)
下記の検出器と変換器(または伝送器)の組み合わせで、pHとORPの同時測定ができます。 用途にあわせて、組み合わせの選択をしてください。 FU20  pH/ORP検出器 FU20F  pH/ORP SENCOM検...
現場でのpH計のチェック方法
(an-ph-orp-18-operation-check)
プロセス用pH計が正しく測定しているかどうかのチェックには、弊社の「PH71 パーソナルpHメータ、PH72 パーソナルpH/ORPメータ」が便利で最適です。あらかじめ標準液校正した「PH71 パーソ...
SDSとは?
(an-ph-orp-16-sds)
SDS(Safety Data Sheet)制度とは、「特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善に関する法律」(PRTR法)に基づき、対象化学物質または当該化学物質を含有する製品を事業者間で...
この標準液はJIS Z8802に従って調製した標準液です。ただ、これには証明書が添付できません。証明書付きの標準液が必要な場合は試薬メーカから直接ご購入ください。
他社製のpH検出器と接続したい場合に問題になるのは、pH検出器の温度センサの仕様です。 組み合わせできるpH検出器の温度センサは下記です。 FLXA21/FLXA202 : Pt1000Ω, Pt100Ω, 500&Ome...
メンテナンス性向上と保守コストの削減が期待できます。 現場では、コネクタの簡単な脱着により検出器の交換作業のみとなり、メンテナンス作業を大幅に削減します。 PC専用ソフ...
3、5、10、20 mからお選びいただけます。
pH計の校正証明書は、下記製品について発行できます。 PH71 パーソナルpHメータ、PH72パーソナルpH/ORPメータ:   指示部(本体)のみ。検出部は対応できません。 プロセス用pH計:PH10...
WU11ケーブルの特長は何ですか?
(an-sencom-cable-01-feature)
SENCOM検出器とFLXA202/FLXA21のデジタル通信専用ケーブルです。 検出器とのコネクタ部は、IP67に適合しています。
SENCOM PCソフトウエア SPS24をインストールしたPC、またはFLXA202/FLXA21と接続して行います。 FLXA202/FLXA21は1対1接続ですが、PCは1度に4台まで接続可能です。 どちらも対話方式で作業できます...
FLXA202/FLXA21のSENCOMタイプに接続可能です。
SENCOMの特長は何ですか?
(an-sencom-01-feature)
SENCOM は、CPU、メモリ、AD変換などの電子回路を搭載した、横河で初めてのデジタル検出器です。測定値や校正データは、デジタル通信で変換器に送られます。
pHとは何ですか?
(an-ph-orp-01)
pHとは、水溶液の性質(酸性、アルカリ性)の程度をあらわす単位です。水溶液の酸性、アルカリ性は、水溶液中の水素イオン(H+)の濃度で決まります。 水はH2Oという分子式で表されます...
一般のpH測定においては、温度による測定液のpH値の変化を補正することは行いません。しかし、純水測定の場合には、pH検出器の温度補償とは別に測定液自身の温度補正を行うことがあ...
pH計のアルカリ誤差について
(an-ph-orp-06-alkaline-error)
pH10以上のアルカリ領域では、ガラス電極の起電力が直線からの偏りを生じてきます。これをアルカリ誤差と呼びます。 アルカリ誤差は、ガラス膜の組成によって大きさが異なりますの...
pH計の温度補償について
(an-ph-orp-04-temp)
pH検出器の発生起電力は、測定液の温度によって変化します。これは、pH検出器のガラス膜の発生電位が、ネルンストの式で示されるように、絶対温度Tに比例するためです。 温度補償...
ガラス電極によるpH測定の原理について
(an-ph-orp-03-measurement-principle)
ガラス電極によるpH測定法は、ガラス電極と比較電極の2本の電極を用い、この2本の電極の間に生じた電位差を測定することで、測定液のpHを知る方法です。 特殊なガラスの薄膜の両側に...
pHの測定方法は、その発展の過程で各種の方法がありますが、現在では「ガラス電極法」がいろいろの分野で最も多く用いられています。 指示薬による方法 リトマス試験紙やメチル...
pH計/ORP計の酸誤差について
(an-ph-orp-07-acid-error)
pH3以下の領域で生じる酸誤差も、ガラス膜の組成や酸の種類によって大きさが異なります。また、いったん酸誤差を生じたガラス電極は、中性溶液に浸しても元の状態に戻るにはかなり...
pH計の標準液校正について
(an-ph-orp-08-calibration)
pH測定を行う場合は、必ず標準液によるpH計の校正を行わなければなりません。校正の方法としては、2種類のpH標準液を用いて行う「2点校正」が一般的ですが、簡易的な方法として、1種...
pH標準液の保存方法と保存期間
(an-ph-orp-12-preservation)
調製pH標準液は、上質の硬質ガラスまたはポリエチレン製のびん中に密閉して保存します。調製pH標準液は、長期間の保存によってpH値が変化する(注)ことがありますので、調製後長期...
pH計の測定液の条件について
(an-ph-orp-13-conditions)
測定液温度の範囲および測定液圧力の範囲は、pH検出器の種類、ホルダ形式およびホルダ材質で異なります。 下記資料を参照してください。 一般仕様書:pH検出器およびORP検出器 [GS 12B0...
計量法について
(an-ph-orp-14-measurement-method)
取引や証明に使用する政令で定められた計量器は、計量法に基づく検定を受けて合格したものでなければなりません。ガラス電極式pH計は、計量法施行令第2条で検定の対象となる特定計...
pH標準液の種類と組成について
(an-ph-orp-11-type-composition)
pH標準液の種類と各温度におけるpH値はJIS Z 8802(1984年改正)に規定されています。JIS Z 8802(1984年改正)では、改正時に国際的な状況に対応して新たに定めた標準液(規格pH標準液と呼ぶ...
実際のガラス電極では、各種のばらつきや経年変化などの影響で、単位pHあたりの起電力の値が理論値と一致しません。このため、pH4標準液(フタル酸塩pH標準液)またはpH9標準液(ホウ...
ガラス電極の内部にはpH7の溶液が満たされています。いま、電極をpH7の液に浸した場合、電極膜の内側も外側もpH7ですので電位差は0になるはずですが、実際にはガラス加工時のひずみ、...
それぞれの端子に適合するpH変換器(pH伝送器)は、下記のとおりです。 ピン端子:FLXA21, PH202G, PH202SJ 丸形端子:PH400G, PH450G, PH202G-E-□/TB, PH202SJ-1-□/TB フォーク端子:PH100, PH400G, PH202...
横河技報
1.1 MB

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