pH/ORP検出器 FU20

pH/ORP検出器 FU20は、主に農業集落排水、し尿処理施設向けのpH測定に実績のある電極です。pH測定用ガラス電極、ORP測定用白金電極、比較電極、および温度測定用Pt1000を内蔵しております。

ガラス電極の胴体部分は堅牢なライトン製ボディーを使用していますので、衝撃に強い構造となっています。液絡部は広いPTFE膜のダブルジャンクション構造で、汚れに対し強くなっています。また、Pt1000は温度補償素子として、pH温度補償はもちろん、基準温度への温度補正が可能です。

SENCOMスマートアダプタ SA11 を接続することで、デジタル検出器として使用できます(Variopinコネクタ付き)。現場の用途や様々な組み合わせに対応したpH検出器です。

特長

  • 一本の検出器でpH・ORP・温度測定が可能 
  • 液絡部は大面積の多孔性PTFE膜とダブルジャンクション構造を採用 
  • ガラス電極はライトン製ボディーで保護 
  • 配管に直接取付可能 
  • 投げ込み式に対応可能 
  • 広範囲な温度/圧力範囲 
  • 電解溶液補給不要の使い捨てタイプ
  • ラボでの校正データを保持するため、現場校正が不要(Variopinコネクタ+SA11アダプタ接続時)
  • SENCOMスマートアダプタ SA11 と組み合わせてデジタル検出器に、上位機種とのオープンな環境を提供
    *詳細は → SENCOM スマートアダプタ SA11をご参照ください。

 

アプリケーション

  • し尿処理施設用
  • 下水処理施設用(好気槽・嫌気槽)
  • 排水の放流水
測定範囲 pH:   2~12
ORP: -1500~1500 mV
温度範囲 -10 ~ 105°C
(検出器本体のみ サンプルが凍結しないこと)
圧力範囲 0 ~ 1 MPa
温度補償素子 Pt1000
デジタル通信機能対応 SENCOM4.0 対応
(Variopinコネクタ+SA11アダプタ接続時)
pH検出器の種類と使い分け
(an-ph-detector-01-distinguish-usage)
A1 プロセス用pH計は広範な分野で使用されるため、測定液の組成や条件もいろいろです。 横河電機では、幅広い用途に対応するため、各種pH検出器を用意しています。 一般用として、 KCl補給形pH検出器 (PH8EFP): KCl溶液を強制的に流出させるタイプです。 特殊なアプリケーション以外の幅広い用途で使用できます。 KCl拡散形pH検出器 (PH8ERP): KCl溶液を自然拡散させるタイプです。 メンテナンスが簡単なため、排水処理後の放流水などのpH測定に適しています。 特殊アプリ...
pHとORPの同時測定はできますか?
(an-ph-orp-20-simultaneous-measurement)
下記の検出器と変換器(または伝送器)の組み合わせで、pHとORPの同時測定ができます。 用途にあわせて、組み合わせの選択をしてください。 FU20  pH/ORP検出器 FU20F  pH/ORP SENCOM検出器 PH450G  4線式pH/ORP変換器 FLXA21  2線式液分析計 FLXA202  2線式液分析計 ...
pH検出器の洗浄方式と選定基準について
(an-ph-detector-13-cleaning-selection)
pH検出器の汚れを取り除く方法は、下記のように種々用意されています。 選択に当たっては、測定液の状況や汚れの種類などを勘案して、比較検討することが重要です。 超音波方式: 超音波を連続的にかける方式です。 超音波振動によるキャピテーションで、汚れの付着を防止します。結晶性スケールや油分の付着防止に効果があります。 ジェット(水・空気)方式: 水または空気を電極部分に吹き付けて、付着した汚れを落とします。予め定めた洗浄周期で間欠的に洗浄します。懸濁物などの汚れに効果があります。 ブラシ方式:...
pH検出器のケーブルは高絶縁を保つため特殊なケーブルを使用し、端末も特殊な加工をしてあります。 ケーブル長を延長したいときには、弊社が供給している中継端子箱を使用するか、検出器自体を変更してください。 ただし、中継端子箱を使用した場合でも、ケーブルの長さはトータルで20mが最長です。 また、ケーブルを短くする場合は引き取り修理となります。現場でのカットはできません。 ...
一般用pH検出器には、接地極が組み込まれています。 接地極は、測定液中に存在するノイズがガラス電極および比較電極に侵入しないように、測定液と大地(アース)間のインピーダンスを小さくする働きをします。 液中のノイズは接地極を通って大地に抜けていくため、pH測定回路に影響を及ぼしません。 接地極の材質は、チタンとハステロイCが用意されています。ほとんど場合、チタンで間に合います。ハステロイCは、チタンでは耐食的に対応できないアプリケーションで、ハステロイCなら大丈夫な場合に選定します。ただし、性能を...
pH検出器のガラス電極の種類と使い分け
(an-ph-detector-04-glass-electrode)
一般用pH検出器に組み込む「ガラス電極」は、用途により下表から選択して用います。 種類 部品番号 ガラス膜 Oリングの材質 一般用 K9142TN 一般用 フッ素ゴム K9319NA 一般用 パーフルオロエラストマー(FFKM) 計量法検定付 K9142TP 一般用 フッ素ゴム K9319NB 一般用 パーフルオロエラストマー(...
pH検出器のKCl拡散形とKCl補給形の違いについて
(an-ph-detector-02-kcl-diffusion-supply-type)
横河電機のpH検出器は、ガラス電極とジャンクション(液絡部)が一体となっている、いわゆる複合形の検出器です。測定中は、ジャンクション(液絡部)から常時KCl溶液が流出していることが必要です。 KCl補給形pH検出器(PH8EFP)は、外部にKCl溶液を入れたリザーブタンクを設けて、タンクと液面のヘッド差を利用して強制的にKCl溶液を流出させるタイプで、特殊なアプリケーション以外の幅広い用途に使用できます。また、中圧用リザーブタンクと組み合わせることで、測定液圧力500kPaまでの測定ができます...
pH検出器の保存方法と保管期間について
(an-ph-detector-03-preservation-storage)
pH検出器を保存する際は、ガラス電極のガラス膜が乾燥によって性能が劣化するのを防ぐため、KCl溶液入りのキャップを被せて保護します。 保管期間は約1年ですが、これは保証するものではなく、あくまで目安です。 ...
一般用pH検出器に組み込む「ジャンクション」は、用途により下表から選択して用います。 液絡部材質テフロンのジャンクションは、し尿処理施設や下水処理施設などの汚れの多い用途に用います。 液絡部材質全セラミックのジャンクションは、全体がセラミックスでできています。KCI流出表面積が大きいことから、テフロンと同じく汚れの多い用途に用います。 ジャンクションが乾燥した時、テフロンの場合はKCI溶液中で煮沸するか、検出器本体に取り付けた状態でKCI溶液を加圧して復帰させますが、全セラミックの場合は検出器...
それぞれの端子に適合するpH変換器(pH伝送器)は、下記のとおりです。 ピン端子:FLXA21, PH202G, PH202SJ 丸形端子:PH400G, PH450G, PH202G-E-□/TB, PH202SJ-1-□/TB フォーク端子:PH100, PH400G, PH202G-E-□/TB, PH202SJ-1-□/TB ...

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