UTAdvanced™ ディジタル指示調節計(温調計) UT55A/UT52A

UT55Aは、最大4点のアナログ入力や多点の接点入出力が選択可能なディジタル指示調節計です。最大500ステップのラダーシーケンス機能を搭載し、多彩な制御やアプリケーションに柔軟に対応します。
UT52Aは、コンパクトサイズで、2点のアナログ入力や最大8点の警報が選択可能なディジタル指示調節計です。 最大500ステップのラダーシーケンス機能を搭載し、多彩な制御やアプリケーションに柔軟に対応します。
パネル取付形に加え、盤内DINレール取付形もご用意しています。

  • 先進の制御機能
    • 充実したPID制御(各8種類の制御演算/出力モード)
    • ラダーシーケンスプログラム標準搭載
    • 信頼と実績の制御アルゴリズム
  • 簡単明瞭
    • 14セグメントカラー大型LCD表示
    • パラメータ名称のスクロール表示機能
    • 簡単操作のナビゲーションキー採用
    • ユーザ定義可能なファンクションキー搭載
    • ユーザパラメータの初期値設定機能
    • 多言語表示機能
    • 奥行き65mmのコンパクトサイズ
  • 多彩なネットワーク
    • イーサネット(Modbus/TCP)
    • RS-485通信(Modbus/RTU、機器間通信、協調運転、パソコンリンク、ラダー通信)
    • オープンネットワーク(PROFIBUS-DP、CC-Link、DeviceNet)
    • 920MHz無線通信(子機、シリアルゲートウェイ機能付き)*UT52A/MDLのみ
      → 920MHz帯無線通信機器シリーズ SMART 920 について
  • 信頼性と堅牢性
    • 安心の3年保証*1
    • RoHS/WEEE対応
    • IP66(NEMA4準拠*2)のパネル前面防塵防水性能
      *1: 保証期間は、弊社工場出荷後36ヶ月間です
      *2: 防水試験のみです
  • アプリケーションソフトウェア
    • LL50A パラメータ設定ソフトウェア(別売)*ラダープログラム作成機能付
  • パネル取付形と盤内DINレール取付形があります

先進の制御機能

8種類の制御演算モード

制御演算モードはパラメータで設定、変更が簡単に行えます。

  • 単ループ制御
  • カスケード1 次側制御
  • カスケード2 次側制御
  • カスケード制御
  • バックアップ機能付き制御
  • 2入力切替制御
  • 入力選択制御
  • PV値保持機能付き制御

8種類の制御演算モード

8種類の制御出力モード

  • PID制御
  • オン/ オフ制御(ヒステリシス1 点)
  • オン/ オフ制御(ヒステリシス2 点)
  • 2 位置2 段制御
  • 加熱/ 冷却制御
  • サンプルPI制御
  • バッチPID制御
  • フィードフォワード制御

8種類の制御出力モード

各機種の上記制御演算モードおよび制御出力モードの対応につきましては,それぞれの仕様書でご確認ください。

ラダーシーケンス制御

UTAdvanced(UM33A除く)は、ラダーシーケンスプログラムを標準搭載しています。ラダーシーケンス制御を調節計内に取り込むことで、調節計の応用範囲が拡大できます。例えば、従来小型PLCでタイマやリレーを必要としていた場面も、UTAdvancedでその機能を実現できますので、 アプリケーション構築が簡単になります。シーケンスプログラム周期は、PID制御演算周期と同期して動きます。

  • 周辺機器の取り込みが可能
    例:ランプ、スイッチ、タイマ
  • 調節計で使用するデータ処理がより簡単に実現可能
    基本命令種類数: 13
    応用命令種類数: 67
[各種命令の一例] [ラダープログラム例]
ラダーシーケンス制御

ラダーシーケンスプログラムの活用事例

■警報用シーケンス制御回路の削減
ディジタル指示調節計UTAdvanced は,ラダーシーケンスプログラムを標準搭載しています。ラダーシーケンス機能を使用することで, リレーなどの周辺機器を取り込むことができ,コストダウンが実現できます。

【従 来】
警報動作は、調節計外部のシーケンス制御回路(リレー、タイマ等)により構築していた。
arrow 【UTAdvanced】
警報動作を、UTAdvanced内部のラダーシーケンスプログラムにより構築することで、コストダウンを実現
警報用シーケンス制御回路の削減
例: 警報用アナンシエータ

■上位システム側の負荷軽減

【従 来】
動作
各種アナログデータを上位システム(PLC等)に取り込み演算、その結果を現場の調節計に命令を送って制御処理を行っていた。
【UTAdvanced】
メリット
最大で4点※のアナログ入力を取り込めるUTAdvancedを使用することで、各種アナログデータを直接調節計の中取り込みラダーにて演算処理を実行できます。上位側のシステム構築の負荷軽減に貢献します。
※UT55Aの場合
上位システム側の負荷軽減

ユニバーサル入力/出力
 - パラメータ設定ソフトウエアでも設定可能です。

ユニバーサル入力

熱電対、測温抵抗体、直流電圧、直流電流から選択可能
(電流入力の場合、シャント抵抗は不要です)
入力種類やレンジの設定は、前面キーやLL50Aパラメータ設定ソフトウエアで選択・設定が簡単に行えます。

  • 入力精度: ±0.1%
  • 2 線式伝送器との同時使用も可能

センサなど補器類への15VDC電源供給機能を標準搭載しています。
付加仕様として24VDC電源供給機能も用意しています。

ユニバーサル入力 : 仕様表

ユニバーサル入力

ユニバーサル出力

リレー、電圧パルス出力、電流出力から選択可能。

  • リレー出力:ON/OFF制御、時間比例PID制御から選択
  • 電圧パルス出力:時間比例PID制御
  • 電流出力:連続PID制御

加熱/ 冷却制御では、それぞれの出力をユニバーサル出力にしています。

  • 出力の各種組み合わせに対応可能です。

位置比例制御出力の使用で、モータバルブを駆動することが可能です。

  • 位置比例制御出力ではモータバルブに対して正転/ 逆転の信号を出すために2 つのリレー出力を持っています。
  • モータバルブの開閉度は、フィードバック抵抗値の入力機能を持っています。

オートチューニング(AT)機能

AT によるPID定数の算出精度を良くするために下記条件を設定できます。

  1. PID定数の算出演算を2つのタイプから選択できます。
    通常:立ち上がりの早いPID定数
    安定:立ち上がりの遅いPID定数
  2. AT 実行時の制御出力値に制限(上限出力と下限出力を個別)を設定できます。

制御アルゴリズム

オーバーシュート抑制機能 「スーパー」

「スーパー」機能とは、ファジィ推論を使ったオーバーシュート抑制機能です。オートチューニング機能と併用することによって、以下のような事例で効果を発揮します。

  • オーバーシュートを抑制したいとき
  • 立ち上げの時間を短縮したいとき
  • 負荷変動が多いとき
  • 設定値の変化が頻繁なとき

オーバーシュート抑制機能 「スーパー」

ハンチング抑制機能「スーパー2」

スーパー2機能はPID計算部に対して、位相補償部を用意してハンチングを抑制する機能です。
次のような場合に効果を発揮します。

  • 負荷変動が多い場合
  • 外乱が多く入り、収束するまで時間がかかる場合
  • PID定数を設定しても、目標設定値(SP)変更時にハンチングが残ってしまう場合

ハンチング抑制機能「スーパー2」

LL50A パラメータ設定ソフトウエア(ラダープログラム作成機能付)

パラメータ設定/プログラムパターン作成機能

LL50Aを利用することで,パラメータの設定,プログラムパターン作成はもとよりデータ管理が簡単に行えます。また,お客様にて設定したパラメータをUTAdvancedへ の初期設定登録が行えます。(初期化作業は計器前面キーからでも実施可能です。)

 パラメータ設定画面
パラメータ設定画面

チューニング機能

UTAdvancedのPID値を最適化する際に使用すると便利です。PID値の修正はもとより目標設定値(SP)の変更、自動/手動などのモード切替も行えます。画面上でSP/PV/OUT値をモニタしながら実行できますので、安心してチューニング作業が行えます。

チューニング画面
チューニング画面

ラダープログラム作成機能

ラダーシーケンスプログラムを作成し、動作をモニタすることも可能です。

ラダープログラム作成画面
ラダープログラム作成画面

ネットワークプロファイル作成機能

オープンネットワーク用のデバイス・データ・シートを作成することができます。

専用USBケーブルでの接続

パソコンからのUSBバスパワーの利用で、調節計への電源がない状況でパラメータ設定/ラダーシーケンスプログラム設定が可能です。

専用USBケーブルでの接続

Ethernet 通信経由での接続

Ethernet 通信経由での接続

光通信アダプタ(ライトローダ)での接続

制御盤に取り付けた状態でパラメータ設定が可能です。(調節計へ電源供給が必要です。)

  • 接続可能な機器: UT75A, UT55A/UT52A, UT35A/UT32A, UP55A/UP35A/UP32A, UM33A

光通信アダプタ(ライトローダ)での接続

RS485 通信経由での接続

RS485 通信経由での接続

簡単明瞭

明るく見やすいカラー液晶表示 (アクティブ ディスプレイ機能付)搭載

明るく見やすいカラー液晶表示 (アクティブ ディスプレイ機能付)搭載

充実したカラー液晶表示

充実したカラー液晶表示

プログラム調節計の運転画面

SP表示画面 プログラムパターン表示画面 残りセグメント時間表示画面 残りリピート回数表示画面
SP表示画面 プログラムパターン表示画面
パターン(概略)表示
残りセグメント時間表示画面 残りリピート回数表示画面
TSP表示画面 プログラムパターン表示画面 セグメント番号表示画面  
TSP表示画面 プログラムパターン表示画面
ランプ・ソーク表示
セグメント番号表示画面  
イベント表示画面
イベント表示画面

*UTシリーズと同様の運転画面もご用意しています。

プログラム調節計の機能

プログラム運転早送り
この機能は、プログラムパターンが正しく設定されているかを確認するときに使用します。セグメント時間とタイムイベントの時間の みを早めます。

プログラムパターン2 伝送機能
伝送用のプログラムパターンを作成することができます。


プログラムパターン2 伝送機能

プログラム同期運転
1 台の運転の進行が早いとき、接点入力によりセグメント切替時にプログラム運転の強制待機ができます。これにより、プログラムの同期運転が可能です。


プログラム同期運転

最適な使用レベル設定

最適な使用レベル設定

UTAdvancedのパラメータ表示は、お客様の用途によって表示レベルをEASY/STD/PROに切り替えて表示することが可能です。
単純な温度制御やレベル制御であれば、EASYレベルに設定してください。緻密な制御が必要な場面では、PROレベルに変更して詳細なパラメータを表示させ、細かくパラメータを設定することが可能になります。
PROレベルで必要なパラメータの設定を行い、簡単レベルに変更することで、パラメータに関する設定ミスや誤変更を防止出来ます。
STDレベルの場合、EASYとPROの表示はともに消灯しています。

アクティブカラー液晶表示

アクティブ ディスプレイ機能を使うことで、調節計の動作状況が一目で把握できます。

警報連動モード : 警報発生時に測定値表示部が白色から赤色に変化します。
同じ制御盤に複数台使用している場面でも、警報発生が一目でわかります。
偏差連動モード : 偏差の大きさに連動して白色から赤色に変化します。
固定モード : 使用する場所/ 機器に応じて白色/ 赤色を固定して表示できます。

アクティブカラー液晶表示

コンパクトサイズ

奥行き65mmを実現。設置場所への制約を削減できます。

コンパクトサイズ

ナビゲーションガイドとキーを使用した簡単パラメータ展開

ナビゲーションキーの利用で、パラメータの移動が上下左右、自由に行えます。パラメータ値の設定も上下キーの連続押しや桁移動でのダイレクト設定の両方に対応。ナビゲーションガイドによってどのキーが使用可能かも一目でわかります。

ナビゲーションガイドとキーを使用した簡単パラメータ展開

ユーザ定義可能なファンクションキー

頻繁に操作する運転モード切替などの機能を割り付けることが簡単にできます。運転/ 停止、リモート/ ローカル、警報ラッチ解除、PIDパラメータ表示等です。ラダーシーケンスプログラムとの連携で、外部スイッチの機能を前面キーに割り振ることも可能です。

ユーザ定義可能なファンクションキー

スクロール表示機能

スクロール表示機能

UTAdvancedでは、パラメータ表示の略記号に加えて、名称をスクロール表示できます。スクロール機能により、パラメータ記号の意味を、理解しやすくなります。また、スクロール表示を停止して測定値(PV)を表示する事も可能です。

多言語対応

多言語対応

UTAdvancedはドイツ語、フランス語、スペイン語でのパラメータ名称を標準で搭載しており、簡単に切替表示が可能です。

ユーザパラメータの初期化

ユーザパラメータの初期化

ユーザにて設定したパラメータ設定値(SP,P,I,D,ALM1 等)を調節計本体内に保存できます。(LL50Aパラメータ設定ソフトウェア(別売)が必要 となります。)
誤ってパラメータ設定値を変更してしまっても、簡単操作で元の設定値に戻すことが可能です。

2色のケース(ホワイト・ブラック)をご用意

2色のケース(ホワイト・ブラック)をご用意

設置場所にマッチするようにホワイト(ライトグレイ)とブラック(チャコールグレイライト)の2色から選択できます。UTAdvancedシリーズ全てのモデルで選択可能です。

パラメータ設定

専用の「LL50Aパラメータ設定ソフトウェア」(別売り)により,パラメータをかんたんに設定することができます。

パラメータ設定

メッセージ機能

メッセージ機能は,あらかじめ登録したメッセージを接点入力のオン/ オフによりPV表示部に割り込み表示させることができます。メッセージは,LL50Aパラメータ設定ソフトウェアで登録します。メッセージは,半角英数文字20 文字以内で,最大4 つまで登録することができます。

メッセージ機能

クイック設定機能

運転に必要な最小限のパラメータのみを設定することができます。

セキュリティ機能

パスワード機能は,不用意なパラメータの設定変更を防止するための機能です。パスワードを設定するとセットアップパラメータ 設定画面へ遷移するときに,パスワードの照合が必要になります。 パスワードが照合できた場合,セットアップパラメータ設定画面に遷移することができます。

多彩なネットワーク

通信機能

ネットワークへの接続はきわめて簡単です。
ネットワーク機能を内蔵しているため、配線もシンプルにまとまります。

Modbus/TCP

Modbus/TCPプロトコルによりEthernet上に接続している各機器からUTAdvancedの各種データをアクセスすることが可能になります。

  • Ethernetシリアルゲートウェイ機能で、UTAdvancedに接続されたRS-485 機器にもアクセスが可能です。
  • 物理層:10BASE-T/100BASE-TX
  • 最大コネクション数: 2

Modbus / TCP

Modbus/RTU

UTAdvancedをModbus/RTU経由にてDXAdvancedに接続することで、UTAdvancedのデータの表示や収集・保存が可能になります。

Modbus / RTU

オープンネットワーク(PROFIBUS-DP、CC-Link、DeviceNet)

調節計本体に内蔵し主要なPLCと接続可能です。

  • UTAdvancedからのデータ読出
  • UTAdvancedへのパラメータ書込

例:

オープンネットワーク(PROFIBUS-DP、CC-Link、DeviceNet)

機器間通信

ラダーシーケンスプログラムを活用することで送受信可能なUTAdvanced同士でアナログデータやステータスデータのやりとりが行えます。

例: 入力に異常が発生したUTAdvancedから他のUTAdvancedに信号を出すことで他のUTAdvancedの動作を手動運転にして、システム全体を安全サイドに移行することが可能です。この場合、外部機器を使用せずに、調節計のみで構築が可能です。

機器間通信

協調運転

協調運転機能は、1 台のUTAdvancedを親機として、複数の接続したUTAdvancedに対して同じ動作をさせることが可能です。目標設定値(SP)やPID番号を送信することで、協調した運転制御を実現し、運転/ 停止も連動することが可能です。

協調運転

パソコンリンク

パソコンリンク通信を利用することで、弊社FA-M3やタッチパネルなどとの通信が行えます。各機器からUTAdvancedのデータ読出し/パラメータ書込みなどが行えます。

パソコンリンク

ラダー通信

ラダー通信は、PLCと通信する場合の通信プロトコルです。
FA-M3Rや、三菱電機(株)製MELSEC-Qシリーズの計算機リンクユニット(Q71C24を使用)と通信できます。

信頼性と堅牢性

安心の3年保証 (注1)

安心の3年保証横河が長年培ってきた製品自身の高信頼・高品質を具現化しました。

RoHS/WEEE対応

製品を廃棄する際にも環境に優しい製品を実現しました。

IP66/NEMA4準拠 (注2)の前面パネルの防塵防水性能

制御盤を洗浄する機会がある食品加工装置等でも安心してご使用いただけます。

IP66/NEMA4準拠 (注2)の前面パネルの防塵防水性能

(注1): 保証期間は、弊社工場出荷後36ヶ月以内です。
(注2): 防水試験のみです。

仕様

項  目 UT55A UT52A
測定値入力 入力種類 ユニバーサル入力(TC,RTD,mV,V,mA)
測定精度 ± 0.1% of F.S.
制御周期   50,100,200ミリ秒
測定値表示部   14セグメント5 桁カラー液晶表示,バーグラフ表示
制御出力 種類 リレー,電圧パルス,電流
制御アルゴリズム ON/OFF,PID(連続,時間比例),加熱/ 冷却,
位置比例
接点入力(DI) 点数 3(標準)9(最大) 3(標準)5(最大)
種類 目標値No.切替,PID No.切替,A/M 切替 他
接点出力(DO) 点数 3(標準)18(最大) 3(標準)5(最大)
機能 測定値上限,測定値下限,偏差上限 他
カレントトランス入力
(付加仕様)
点数 2
伝送出力 点数 1 (0-20mA DC or 4-20mA DC)
種類 測定値(PV),目標値(SP),出力値(OUT) 他
リモート(補助アナログ)入力
(付加仕様)
点数 1または3 1
種類 1~ 5V 他
(/DRの追加指定で1点のみユニバーサル入力TYPEに変更可)
センサ用供給電源(LPS)
(付加仕様)
点数 1
供給電圧 21.6~28.0VDC
通信
(付加仕様)
点数 1または2 1
種類 RS-485, Ethernet, 
PROFIBUS-DP, 
CC-Link, DeviceNet
RS-485
一般仕様 計器電源 100~240VAC(+10%,-15%)
または 24VAC/DC(+10%,-15%)(付加仕様)
消費電力 18VA(最大) 15VA(最大)
質量 0.5kg(最大)

比較表 【UT75A/UT55A/UT52A/UT35A/UT32A】

  UT75A UT55A UT52A UT35A UT32A
Model UT75A UT55A UT52A UT35A UT32A
サイズ 96×96    
48×96      
奥行き(mm) 65 65 65 65 65
制御ループ数 標準(最大) 1(2) 1 1 1 1
制御周期 (ミリ秒) 50,100,200
選択可
50,100,200
選択可
50,100,200
選択可
200 200
表示機能 表示桁数 5 5 5 5 5
アクティブ・ディスプレイ機能
スクロール表示機能
メッセージ表示機能
バー表示(本数) ○(2) ○(2) ○(2) ○(1) ○(1)
PV入力精度 (% of F.S.) 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
PV入力種類
(下表参照)
TC
RTD(3線式)
RTD(4線式)(/DR指定時)    
mV, V
mA
アナログ入力点数 標準(最大) 1(4) 1(4) 1(2) 1 1
SP(PID)組数 最大 20(16) 8 8 4 4
制御演算モード数 最大 9 8 8 1 1
制御出力モード数 最大 8 8 8 5 5
制御出力 種類 リレー, 電圧パルス,電流
アルゴリズム ON/OFF
PID
(連続, 時間比例)
位置比例
加熱冷却
アナログ出力点数 標準(最大) 2(3) 2(3) 2(3) 2 2
接点入力(DI)点数 標準(最大) 3(8) 3(9) 3(5) 2(7) 2(4)
警報組数   8 8 8 4 4
接点出力(Do)点数 標準(最大) 3(8) 3(18) 3(5) 3(8) 3(5)
通信機能 RS-485通信(最大搭載ポート数) ○(2) ○(2) ○(1) ○(1) ○(1)
Ethernet通信    
オープンネットワーク
(PROFIBUS-DP/CC-Link/DeviceNet)
   
多彩な機能 クイック設定機能
スプリット演算機能    
比率・開平演算機能    
リモートSP機能    
24VLPS機能  
ヒータ断線警報機能  
(一般形)

(一般形)

(一般形,
加熱冷却形)

(一般形,
加熱冷却形)
ラダーシーケンス機能 (最大ステップ数) ○(1000) ○(500) ○(500) ○(300) ○(300)
一般仕様 計器電源 AC100V~240V
AC/DC 24V
前面防塵・防水 IP66
(NEMA4準拠 *1)
IP66
(NEMA4準拠 *1)
IP66
(NEMA4準拠 *1)
IP66
(NEMA4準拠 *1)
IP66
(NEMA4準拠 *1)
PCツール対応 前面光通信経由
メンテナンスポート経由
RS-485/Ethernet 通信経由 ○/○ ○/○ ○/— ○/○ ○/—

*1 防水試験のみです。
上記表は,標準コードモデルの仕様一覧です。

■ 入力種類一覧

入力種類
熱電対 K, J, T, B, S, R, N, E, L, U, W, PL-2, PR20-40, W97Re3-W75Re25
測温抵抗体 JPt100, Pt100
直流電圧 0.4~2.0V, 1.0~5.0V, 0.0~2.0V, 0~10V, –10~20mV, 0~100mV
直流電流 4~20mA, 0~20mA

【サポート情報】UTAdvancedシリーズ パラメータマップ一覧表

UTAdvancedシリーズ各機種ごとのパラメータマップ一覧表がダウンロードいただけます。
設定したパラメータの管理・保存にご利用ください。また、その際のキー操作の参考としても、ご活用ください。

【サポート情報】レコーダ・コントローラ製品の改正 RoHS 指令(2011/65/EU)対応一覧

レコーダ・コントローラ製品のRoHS 指令(2011/65/EU)対応の一覧を示します。

【サポート情報】レコーダ・コントローラ製品のNLF対応一覧

レコーダ・コントローラ製品の NLF 対応の一覧を示します。

概要:

株式会社ブリヂストン 栃木工場様

各種エネルギー源の制御にディジタル指示調節計UT55A、監視・記録にペーパレスレコーダ GX20をお使いいただいております。

株式会社ブリヂストン 栃木工場は、塩原温泉郷や那須高原の玄関口である那須塩原駅から、車で約10分の工場地帯にあります。世界最大手のタイヤメーカであるブリヂストン様の栃木工場は、1971年に創業開始し、現在は、トラック・バス用タイヤや乗用車用タイヤに加え、東京モノレールをはじめとする国内外の新交通・地下鉄等の公共機関のタイヤも生産しています。今回は、工場内にある生産設備等へ各種エネルギーを供給している、設備課の池澤様にお話を伺いました。

「タイヤを製造する各種装置へ供給する、スチーム、温水、電気、蒸気、ガスなどのエネルギー供給を管理しています。」(池澤様)それらエネルギーの流量制御にディジタル指示調節計UT55A、変換器を介しての蒸気流量データの記録・監視にペーパレスレコーダGX20をご採用いただいております。

ディジタル指示調節計UT55Aでは、エアーの圧力制御や、ガスなどの流量調節を行っており、エネルギー供給の重要な役割を担っています。UT55Aは、圧力や流量など反応の早い制御対象にも対応できる50msecの高速サンプリング・制御周期を実現しています。「SP値を変更する時など、専用ソフトウェアを利用し、パソコンで設定ができるので、非常に便利です。」LL50Aパラメータ設定ソフトウェア(別売)は、UT本体のすべてのパラメータをパソコンで管理することができます。PID値の修正はもとより、目標設定値(SP)の変更、自動/手動などのモード切替も、パソコン上で簡単に行えます。画面上でSP/PV/OUT値をモニタしながら実行できますので、安心してチューニング作業が行えます。UT本体とパソコンとは、専用USBケーブル、Ethernet通信経由、光通信アダプタなどで接続できます。

ディジタル指示調節計UT55A
ディジタル指示調節計UT55A

「GX20では、エネルギーの流量データを記録、監視し、“見える化”しています。流量の変化をみて、不具合がないか、またどの箇所で不具合が発生しているかを確認・判断しています。流量に問題があるときには、警報で通知されるので、すぐに不具合を認知できます。GX20の画面は、大画面で鮮やかなので非常に見やすく、助かっています。」(池澤氏)GX20は、トレンド画面、ディジタル画面などに加え、アラームサマリやメッセージサマリなど一覧表示も標準でご用意しています。アラームサマリから、データをタップすると、アラームが発生した時点の波形を表示します。また、GX20は、12.1型TFT カラーLCDを搭載していますので、大画面での高い視認性を実現しています。

ペーパレスレコーダGX20
ペーパレスレコーダGX20 

「タッチパネルは、ページ移動するときにとても便利です。ページ移動や、過去のデータを確認する時などに、ボタンを押したりせず、直感的に操作できるのが良いです。また、タッチペンで文字が書けるのも非常に役立っています。」GX20では、トレンド表示をフリックまたはドラッグすると、測定表示中のトレンドがスクロールして、シームレスに過去のトレンドを表示でき、気になるデータを素早く検索・表示することが可能です。また、付属品のスタイラスペンや指などで、波形エリアへ自由に書き込むことができます。

「GX20の背面のモジュールは脱着式なので、取り外しや付け替えが簡単にできるので、今後、入力点数の追加なども簡単にできると思います。GXには色々な機能があるので、もっと活用していきたいと思っています。」(池澤氏)背面は、モジュール構造になっており、容易に増設が可能です。豊富な入出力モジュールもご用意しておりますので、電力、電圧などの様々な信号に対応しています。また、GX本体だけでも最大100チャネルまでの測定可能で、多チャンネル記録が容易に実現でき、上位システムのExaquantumへ情報を提供しています。

株式会社ブリヂストン 栃木工場様

 

お客様紹介

株式会社ブリヂストン 栃木工場
http://www.bridgestone.co.jp/

設備課
池澤 智広様


※掲載内容は、2014年3月取材時のものです。
※掲載記事および写真の無断転載を禁じます。

概要:

メルシャン株式会社 八代工場様

医薬品の製造現場でPart 11対応のペーパレスレコーダ DX200Pをお使いいただいています。

メルシャン株式会社 八代工場は、熊本県八代市にあり、阿蘇白水村の白川水源を用いた本格焼酎「白水」の生産工場としても知られています。メルシャン株式会社 八代工場では、本格焼酎「白水」の製造を含む酒類製造部門のほか、アルコール製造部門、医薬品製造部門と飼料製造部門の、大きく4つの事業を行っています。 

今回、取材を受けていただいた野村様は、設備施設課に所属されており、工場全般の計装を担当されています。取材させていただいた、医薬品の製造現場では温度や真空度の記録に、電子記録規格(21 CFR Part 11)対応ペーパレスレコーダDX200Pを、また、ボイラーの制御にはシングルループコントローラ YS80シリーズSLPC Style Eを採用いただいています。

「ペーパレスレコーダを探していたのですが、医薬品の製造現場用だったのでPart 11対応のものが必要でした。データの改ざんができないことや電子署名の挿入といった、Part 11に必須な機能を兼ね備えていたのがDX200Pの導入の決め手でした。」(野村氏)
DX200Pでは、バイナリ形式でデータを保存することにより高いレベルのデータセキュリティを実現しています。その他、バッチ機能やログイン機能などにより電子記録の規格に対応しています。

メルシャン株式会社 八代工場様 1

「紙を使用していた頃は、紙切れに気づかず、データが取れずじまいに なってしまったことがありました。DX200Pでは、紙切れの心配もなく、 安心して確実なデータ収集ができます。やはり、電子データとしてパソコンに データ保存できることは、紙での記録に比べて、作業効率も大幅にアップし ています。紙やインクリボンの交換や記録紙の保管等もなくなったことも便利に なった点ですね。また、社内のネットワークに接続し、パソコンからのモニタリングが 可能な点も非常に助かっています。医薬品の生産現場では、数回着衣を着替え入室するところもあるので、ネットワーク機能は大きなメリットです。」(野村氏)
DX200P本体のネットワーク機能と、DX200P付属のソフトウエアDAQSIGNINでは、パソコンから、データの遠隔監視や設定変更が容易に可能です。また、オプションのリモコンを使うと、クリーンルームなどの室外から遠隔操作することもできます。

「異常時には、アラーム情報をメールで送信可能なので、担当者がすぐに対応が可能になりました。」(野村氏)

また、ボイラーの中でも一番重要なボイラーマスタといわれる蒸気の圧力や流量の制御には、YS80シリーズ シングルループコントローラーが使われております。

メルシャン株式会社 八代工場様 2

その他、メルシャン株式会社 八代工場様では、医薬品製造過程での温度制御にディジタル指示調節計 UT550もお使いいただいております。

メルシャン株式会社 八代工場様 3

 

お客様紹介

メルシャン株式会社
http://www.mercian.co.jp/

メルシャン株式会社 八代工場 設備施設課 野村様

メルシャン株式会社
八代工場 設備施設課
野村様

 

 

メルシャン株式会社の製品
<本格焼酎「白水」>

本格米焼酎白水 華酵母
本格米焼酎白水
華酵母

本格麦焼酎白水 蔵酵母
本格麦焼酎白水
蔵酵母

 

※ここに掲載している内容は、2006年12月取材時のものです。
※掲載記事および写真の無断転載を禁じます。
 

業種:
概要:

株式会社日本製鋼所 室蘭製作所様

熱処理炉の操炉制御に、制御・計測ステーションのCX2000、プログラム調節計UPシリーズ、ディジタル指示調節計UTシリーズをお使いいただいています。

株式会社日本製鋼所 室蘭製作所は、北海道室蘭市の室蘭港に面した工業地帯に位置し、超大型から中小型までの鋳鍛鋼製品、鋼板・鋼管、そして石油精製・石油化学用反応容器、さらには風力発電機器などを製造しています。室蘭製作所内には、5つの熱処理工場があり、そこでは、原子力・火力・水力などの発電所や石油精製もしくは天然ガスプラントで使用される大型鉄鋼製品部品、産業機械に使用される中小型部材の熱処理が行われています。今回は、素材製造部 熱処理課の堀様と佐藤様にお話を伺いました。

「品質を確保するためには、炉内および炉内にある製品を正確な温度管理のもとで熱処理作業を行う必要があり、当社の製品の製造工程において、熱処理作業は非常に重要なポジションにあります。」(堀氏)
その重要な工程の操炉制御ステーションに『制御・計測ステーションCX2000』、雰囲気温度および材料の接触温度の記録に『工業用チャートレコーダμR20000』、熱処理パターンのプログラム制御に『プログラム調節計UPシリーズ』、熱処理炉の各ゾーンの温度コントロールに『ディジタル指示調節計UTシリーズ』をご採用いただいております。

担当課長 堀様
担当課長 堀様

「正確な熱処理プログラムを入力するためにパソコンとの通信が可能で、測定入力数が多いことがCX2000の採用の決め手です。」(堀氏) CX2000では、最大6ループが個別にプログラム制御可能なので、用途に合わせた的確な制御が実現できます。また、プログラムパターンの表示と運転中の測定値を同時に表示できるので、プログラムの進捗状況がひと目で把握できます。

CX2000で記録したデータは、メディアおよびデータロギングソフトウェアDAQLOGGERに電子データで保存されているので、導入前はチャート紙からデータを読み取り、Excelに入力してデータ解析していたそうですが、CX2000導入後は、電子データからすぐに解析ができるので、測温データの検証時などの大幅な工数削減につながったそうです。

『工業用チャートレコーダμR20000』では、電気炉での雰囲気温度および材料の接触温度の記録を行っており、警報機能を活用することで、温度逸脱などのエラーを事前に防ぎ、品質の維持に大きな役割を果たしているそうです。
「現場の作業者はアラームを認知すると、チャートで昇温速度や降温速度などの傾きを確認し、打点の異常をすぐに察知してトラブルを未然に防いでいます。信頼性が非常に高いので、安心して使用できます。」(佐藤氏)
製品完成時には、お客様からの仕様通りに処理したことを証明するために、チャート紙で印字された測温結果を提出しているので、紙での記録は非常に重要とのことでした。

工業用チャートレコーダμR20000

室蘭製作所様では、工場全体で省エネ活動にも力を入れており、電力監視に『電力モニタPR300』をご採用いただいております。

「今の製造現場は、ものづくりだけではなく、省エネにも取り組まなければなりません。PR300で電力量を監視し、どのような燃焼状態が省エネにつながるのか、どのような場合にエネルギーロスを起こしているのかを確認できるので、非常に省エネに役立っています。」(佐藤氏)また、電気炉にもPR300を導入いただいており、常時電力消費量を測定し、設備の異常確認にもご活用いただいています。

その他、『ペーパレスコーダDX2000』も多数ご採用いただき、測定したい場所に持ち運びスポット的に温度記録を行っており、ポータブル記録計としてご活用いただいております。

「信頼性が高いからこそ、多くの横河製品を長年使い続けています。」(佐藤氏)

作業長 佐藤様
作業長 佐藤様

 

お客様紹介

株式会社日本製鋼所 室蘭製作所
http://www.jsw.co.jp/

素材製造部 熱処理課
品質・技術担当課長 堀寿浩様
作業長 佐藤誠剛様

 

※掲載内容は、2014年2月取材時のものです。
※掲載記事および写真の無断転載を禁じます。

概要:

九州三井アルミニウム工業株式会社様

工場全体の電力監視に電力モニタ(UPM100)、高純度アルミニウムの精製炉にペーパレスレコーダ(DX1000)をお使いいただいています。

九州三井アルミニウム工業株式会社は、勇壮な夏まつり「大蛇山」で有名な福岡県大牟田市にあり、アルミ合金ビレッド・スラブ、高純度アルミ、アルミ鋳物用合金、アルミ鍛造用素材、アルミ鋳物製品、および、半導体製造装置用部品等の製造・販売をしています。

今回、取材を受けていただいた久保井様、牧嶋様は、設備管理部の保全グループに所属されており、工場の電気設備全般の保全、メンテナンス、点検などを担当されています。
取材させていただいた、工場の電力管理・監視に、弊社の小形電力モニタ UPM100と省エネ支援システムInfoEnergyを、また、高純度アルミニウムの精製炉の温度や電流の記録に、ネットワークデータ収集ステーション DX1000(ペーパレスレコーダ)を採用いただいています。
「省エネ支援システムInfoEnergyにUPM100を接続し、工場のサイズにあったマルチ電力管理・監視システムを構築しています。」(牧嶋氏)

一般の電力監視システムは、入力チャネル数が決められているため、どうしても大規模システムになってしまい、なかなか工場のサイズにあったシステムがなかったそうです。

九州三井アルミニウム工業株式会社様 1

「InfoEnergy 1台にUPM100を柔軟に増設が対応でき、必要に応じ段々に増やしていけるという、フレキシブルな構造が非常に魅力でした。」(牧嶋氏)
3年ほどの間に徐々に増設し、現在は、InfoEnergy 4台に60台のUPM100を接続されています。監視画面には、系統図などがわかるグラフィックを導入し、電力量だけでなく、電圧、電流、電力、および、周波数などを一括管理・監視されています。

「UPM単体でみますと、440Vの電圧を直接つなげられるというのが大きなメリットです。しかも、VT(Voltage Transformer:変圧器)も不要だということも良かった点です。それに、UPM独自に持っている無線機能も非常に助かっています。工場が広いのでデータを収集するために、専用ケーブルや通信線を張るのは非常にコストがかかります。無線機能があれば、工事が一切不要で、離れた場所にある設備の電力を、UPMを通し電波を受信して収録できるのです。」(牧嶋氏)

高純度アルミニウムの精製炉では、各種制御機器からの信号をDX1000で記録されています。
「チャートレコーダからの置き換えで、DX1000を採用しました。一番のメリットは、やはり"紙"がないということです。紙やインクの補充が無いのは管理上もとても助かります。台数が多いとインクの補充も大変でした。また、紙づまりやスリップなどの問題も無くなりました。」(久保井氏)
チャート紙やインクリボンの交換の手間が無くなるだけでなく、記録紙の保管場所も不要になり、また、消耗品購入の費用削減にもつながったそうです。

「トラブル時などは、記録したチャート紙の箱をひっくり返して探していたのですが、パソコン上ですぐに必要なデータを確認できるのも大きな変化です。いずれは、レコーダすべてをネットワークでつなげ、データを一括で電子管理する予定でいます。」(久保氏)

九州三井アルミニウム工業株式会社様 2

また、牧嶋様はエネルギー管理士の資格を生かし、社内の"省エネルギー活動"プロジェクトのメンバーとしてもご活躍され、UPMでの監視結果を基に工場全体の省エネ活動に取り組んでいらっしゃいます。

その他、九州三井アルミニウム工業株式会社様では、燃焼機器の温度制御にディジタル指示調節計 UT350もお使いいただいております。

 

お客様紹介

九州三井アルミニウム工業株式会社
http://www.kmac-web.com/

九州三井アルミニウム工業株式会社 久保井様 設備管理部 保全グループ
久保井様
九州三井アルミニウム工業株式会社 牧嶋様 設備管理部 保全グループ
牧嶋様

  

※ここに掲載している内容は、2006年12月取材時のものです。
※掲載記事および写真の無断転載を禁じます。

概要:

日本ビーシージー製造株式会社

培養室をはじめとしたワクチン製造エリアの温度・湿度・差圧などの環境管理や滅菌データの収集に、データ収集ステーション医薬品モデル DX100P/DX200Pをお使いいただいております。

日本BCGグループの1つである日本ビーシージー製造株式会社は、東京都清瀬市にあり、乾燥BCGワクチン、精製ツベルクリン(PPD)、膀胱癌治療薬であるイムノブラダーなどの製造をしています。
日本ビーシージー製造株式会社は、BCGワクチンの国内唯一の製造メーカーとして、依然、深刻な病気とされる結核対策に重要な役割を果たしています。また、国際連合児童基金(UNICEF-ユニセフ)や汎米保健機構(PAHO-パホ)などの国際機関を通して、発展途上国に乾燥BCGワクチンを供給し、各国の結核予防対策に協力しています。
今回、取材を受けていただいた門澤様は品質保証部に所属され、GQP*1やGMP*2に関する業務を担当されています。データ収集ステーション医薬品モデル DX100P/DX200Pは、培養室をはじめとしたワクチン製造エリアの温度・湿度・差圧などの環境管理や滅菌データの収集などに採用いただいています。
*1 GQP (Good Quality Practice) :医薬品、医薬部外品、化粧品および医療機器の品質管理の基準
*2 GMP (Good Manufacturing Practice) :医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理の基準

確実な多点長期間記録

「BCGワクチンを製造している建物の大規模改修が行われたのをきっかけに、製造エリア全般において、それぞれの部屋の温度・湿度・差圧などをきめ細かく管理することとなり、そのための記録計を探していました。BCG菌の培養には長い期間がかかりますので、常に、菌を同じ状態に保つために、温度、湿度などの正確なデータ管理が必須になります。たくさんあるポイント(測定点)を確実に記録したい、ということが一番の目的で、DX100P/DX200Pを採用しました。 DX100P/DX200Pは、24時間、コンマ単位の値まで正確に記録ができ、重要なデータの管理に非常に役立っています。」(門澤氏)
DX200Pシリーズでは、最大30チャネルまで記録可能です。外部記録メディアには、コンパクトフラッシュメモリカードを採用し、確実な記録を提供します。

DX200Pによる温度・湿度・差圧管理
DX200Pによる温度・湿度・差圧管理

多彩な表示機能で見やすい表示

「以前は、紙の記録計を使用していましたが、1台で記録できる点数が限られていました。それに、室温を記録する場合には、管理幅が狭いのでグラフが重なってしまうことやインクの滲みによって正確な値が読みとれなかったこともありました。また、紙詰まりやインク切れなどもあり、定期的なメンテナンスも必要でした。」(門澤氏)
トレンド表示では、表示更新周期が変更でき、チャネルごとに波形の表示色や表示線の太さを変更することもできますので、範囲が狭いトレンドデータも分かりやすく表示できます。また、電子化により、紙およびインクなどのメンテナンスが不要となり、補用品切れによるデータの取りこぼしもなくなります。「それぞれの記録計にはアラーム出力機能を組み込んでいます。異常時には記録計がアラームを出し、それに連動して、パトライトが点灯されるようになっていますので、アラーム検出に非常に役立っています。また、データは管理室からWebサーバ機能を使って、監視しています。」(門澤氏)
アラーム機能を使うと、チャネルごとに最大4アラームまで設定することができ、測定/演算データが所定の条件を満たすと、画面にアラーム発生を知らせる情報が表示されます。また、Webサーバ機能を使うと、イーサネットで接続された記録計を、Webブラウザで簡易モニタリングできます。

多彩な表示機能で見やすい表示

Part 11対応でデータ改ざん防止

「Part 11対応ということも、DX100P/DX200Pを採用する決め手となりました。電子化するにあたっては、Part 11が必須でした。」(門澤氏)
DX100P/DX200Pは、サインイン機能やログイン機能などを搭載し、21 CFR Part 11(電子記録および電子署名の使用に関する規格)に対応しています。

「記録したデータは、Excel形式に変換し、グラフにまとめることができるので、非常に見やすく、便利です。また、工程ごとに必要なデータ1日分を1データとしてまとめているので、いつ、どこのデータなのかがすぐに分かり、データの検索が容易になりました。」(門澤氏)
コンパクトフラッシュメモリカードに保存した記録データは、パソコン上でExcel形式のデータに変換することができます(注)。付属ソフトウエアDAQSIGNINを用いることにより、ビューアでデータを表示し、あらかじめDX100P/DX200P本体で設定したユーザIDとパスワード、もしくはパスワードのみを入力することにより、オリジナルデータを変更することなくサインインを行うことが可能です。
(注:DX100P/DX200Pで記録した生データを編集・加工することはできません。)

日本ビーシージー製造株式会社様では、滅菌器や凍結乾燥機などにも、DX100P/DX200Pが取り付けられており、温度管理などにご活用いただいています。

その他、滅菌温度の制御には、UTシリーズ温度調節計もご採用いただいております。

左側:UTシリーズ温度調節計, 右側:DX100P
左側:UTシリーズ温度調節計
右側:DX100P

 

お客様紹介

日本ビーシージー製造株式会社
http://www.bcg.gr.jp/bcg/index.html

日本ビーシージー製造株式会社 課長補佐 門澤様

日本BCG研究所
品質保証部
課長補佐 門澤様

 

※ここに掲載している内容は、2007年11月取材時のものです。
※掲載記事および写真の無断転載を禁じます。

業種:
アプリケーションノート
概要:

ディジタル指示調節計UT55Aにより、複数の空調用ファンを起動制御する事例

アプリケーションノート
概要:

比率設定器の機能をラダープログラムで実現する例をご紹介

業種:
概要:

概要

現場に設置されている調節計の測定値/目標設定値/制御出力値をイーサネット通信を利用して高速に(10台分を1秒以内)PLCへデータ収集するシステムをご紹介します。

イーサネット通信搭載調節計とPLCにて高速データ収集システムの構築

  • UT55A/UT35Aに搭載可能なイーサネット通信機能は、100BASE-TX/10BASE-Tに対応しています。
  • イーサネット通信機能に標準装備している高速レスポンスモードを 使用することで、PLC等(上位側)からのデータ要求に高速で応答することが可能です。 UT 内部のイーサネット通信専用レジスタに測定データ等を格納しているため、上位側はそのレジスタにアクセスすることで、高速にデータ取得が可能となります。高速レスポンスで収集可能なデータは、PV値、SP値、MV値、エラー情報(PV入力やA/D動作)、警報のON/OFF情報、運転情報(RUN/STOP等)です。
  • ゲートウェイ機能の活用で、RS485通信(Modbusプロトコル)機能を搭載した他調節計をRS485通信にて最大31台まで接続可能です。このうちUT55A/UT35A本体を含め、最大8台まで高速レスポンスモードを使用して、高速データ収集が可能です。
アプリケーションノート
概要:

業務用パッケージエアコンの評価試験において、データ収集・監視ソフトウェアDAQWORXを活用することにより、温湿度制御用の調節計の遠隔操作と、温湿度データの試験フロア別のマルチロギングを行います。

業務用パッケージエアコン評価試験棟

  • データロガーDAQMASTER MX100により、コストパフォーマンスに優れた多点計測(10ch中速モジュール)と、ノイズ除去性能に優れた計測(4ch高速モジュール)を、併用できます。
  • DAQWORX BaseソフトウェアDAQLOGGERにより、MX100のデータと指示調節計UT55Aのデータ(最大1600チャネルまで)を、1台のPCで統合収集できます(注:ドライバソフトウェアGateMX/MWおよびGateCONTROLを併用します)。
  • DAQWORX Add-onソフトウェアAddMultiにより、統合収集したデータを試験フロアごとに別々のファイルへ非同期に記録できます(各グループ最大32チャネル×最大50グループ)。
  • DAQWORX Add-onソフトウェアAddObserverにより、UT55AのAuto/Man切替操作やSP値設定などを遠隔で行えます(簡単な画面作成が必要です)。

 

業種:
アプリケーションノート
概要:

電気炉制御とPV、MV値の記録

電気炉制御とPV,MV値の記録(UT55Aでの例)

概要:

ディジタル指示調節計UT55Aに搭載しているバックアップ機能付き制御モードを活用することで、2台の制御出力を必要に応じて切り替えて、共通の操作端で制御をおこなうことができます。

アプリケーションノート
概要:

ディジタル指示調節計UTAdvancedは、ラダーシーケンスプログラムを標準搭載しています。ラダーシーケンス機能を使用することで、リレーなどの周辺機器を取り込むことができ、コストダウンが実現できます。

警報用シーケンス制御回路の削減 イメージ1

 

例: 警報用アナンシエータ

動作説明 

  • 警報発生時、ランプ出力を点滅
  • 警報発生中の確認操作により点灯
  • 警報停止中の確認操作により消灯 
警報用シーケンス制御回路の削減 イメージ2

警報用シーケンス制御回路の削減 イメージ3

アプリケーションノート
概要:

孵卵器の制御

概要:

金属部品の焼入曲線

 

ラダー活用のポイント

  • UTAdvanced本体で設定可能なパラメータ(SP値、勾配変化率)を活用し、プログラムパターンを構築できます。
  • SP番号切替機能により、目標値を設定し、パターンを作成できます。
  • パターンのランプ部分は、勾配率パラメータを使用することで実現できます。
  • SP番号の切り替え前に、勾配率のパラメータを変更することで、任意の勾配を設定可能です。
  • ソーク部分は、設定された目標値(SP)とタイマーで実現し、偏差値を確認しながらギャランテーソークを実現します。

 

ラダープログラム例

ラダープログラム例1

ラダープログラム例2

ラダープログラム例3

概要:

各種製品(冷蔵庫、エアコン、自動車等)での周囲温度・湿度における耐環境試験を行う上で環境試験装置(室)は重要であり、その中に調節計も多数使用されています。

調節計は、温度・湿度制御はもとより、空調(流量制御)なども行い、さらに上位機器(パソコン、PLC)と通信を行い各種シーケンス制御との連携した制御を実現しています。

 

UT55Aを採用した場合のメリット

  • PID値切替方式を4種類(SPNo.切替/PV値ゾーン自動切替/SP値ゾーン自動切替/接点入力切替)装備していますので、試験条件や環境状況に応じて最適なPID値への切り替えを実現可能
  • PLCとの配線による接続時、温調計側の接点入力(DI)ごとにステータス切替/ワン・ショット切替/反転動作が選択可能となっておりPLCのラダープログラム負荷低減に一役買っています。
概要:

UTAdvanced DINレール取り付け形は、発紘電機株式会社製タッチパネル モニタッチ『V9シリーズ』*(以下、「モニタッチ」という)に
プログラムレスでかんたん接続ができます。

モニタッチとの接続により、

  • 測定入力(PV)、制御出力(OUT)などのプロセスデータをリアルタイム監視できます
  • UTAdvancedのパラメータや運転状態を変更できます

DINレール取り付け形とモニタッチ(発紘電機株式会社製)との接続 

DINレール取り付け形とモニタッチ(発紘電機株式会社製)との接続

* 発紘電機株式会社製タッチパネル(プログラマブル表示器)モニタッチ『V9シリーズ』

モニタッチ関連ソフトおよびUTAdvanced コンポーネントパーツは、
発紘電機株式会社Web:http://www.hakko-elec.co.jp/よりダウンロードしてください。
※モニタッチ(MONITOUCH)は、発紘電機株式会社の登録商標です。

アプリケーションノート
概要:

水の一撃

自動洗濯機を動かしている時にキッチン、浴室、洗面所等で水道管を金槌で「ゴン!」と叩いたような音を聞いたことは有りませんか?
これは、自動洗濯機の給水弁がいきなり閉じる時に発生する「ウォーターハンマー」と呼ばれる現象です。これは洗濯機に限らず、水の流れが急に停止されることで、水流の慣性で水道管内に衝撃・振動水圧が発生する現象なのです。この衝撃が水漏れの原因になったり、人によってはその音が精神的な苦痛を引起すことになります。この現象がプラントや水処理関連設備で発生すると、配管に設置されている流量計や圧力計などのフィールド機器に悪影響を与えるだけでなく、ポンプ等の機器が壊れたり水漏れ等の大きな事故に繋がることもあります。
今回は、流量制御によるウォーターハンマー防止についてお話したいと思います。

 

ウォーターハンマーを防止するには

ウォーターハンマーを防止するには 図1

一般の家庭で「ウォーターハンマー」を起こさないようにするためには、「水撃低減器」、「洗濯機用水栓」などの水道部品が幾つか販売されているので、それらを取り付ければ比較的簡単に解決できます。ところが、プラントや水処理装置等では、流体が水以外の液体だったり管内圧力が高い等の理由で、簡単な部品を取り付けることでは「ウォーターハンマー」を防止できません。流体の流れを止める際、徐々に流量が少なくなるような制御が必要です。一般的に液体の流れは、バルブを操作端とする調節計により制御されています。この流れを止める時には、急にバルブを全閉しないように、バルブの制御を「流量を制御している調節計」と、徐々にバルブを閉じていくような「プログラムを持った制御機器(PLC等)」と組合わせることが必要です。(図1)

 

UTAdvancedによるウォーターハンマー防止

UTAdvancedによるウォーターハンマー防止 図2

前の項で述べた、流量を調整しているバルブを徐々に閉じるための制御を行うには、プログラム調節計やPLCを使用することになりますが、設定等に手間や時間が掛かります。
ここで、簡単にそれらの制御が行えるのが、新しく発売されたディジタル指示調節計「UTAdavanced UT55A、UT52A」です。
この新製品は、今までの調節計とは異なり、ラダーシーケンスプログラムを標準装備しているので、従来、小型PLCでタイマやリレー等を必要としていたアプリケーションに対しても、UTAdvanced 1台で対応できるようになっています。(図2)

UTAdvancedによるウォーターハンマー防止 図3,5

図3は、バルブを制御するための制御信号を表したものです。制御を開始から調節計のPID機能にて、徐々にバルブを開けていき、その後一定に制御していきますが、バルブを閉じる際には、いきなり制御信号がOFFにならないように、「徐々下げシーケンス」制御を行います。シーケンス制御のためには、「ラダープログラム」と呼ばれるプログラムを作成する必要があります。ラダープログラムはシーケンス図(電気回路図)をベースにしており、入力条件と出力の関係を視覚的にイメージしやすいプログラム言語になっています。ラダープログラムでは命令語とデバイスを組み合わせて記述します。このUTAdvancedでのラダープログラム例を下の図4に示します。
このプログラムのイメージを図5に表していますので、合わせてご参照下さい。

UTAdvancedによるウォーターハンマー防止 図4

アプリケーションノート
概要:

ディジタル指示調節計UTAdvancedは、ラダーシーケンスプログラムを標準装備しています。
ラダーシーケンス機能の中では、調節計の測定値や演算値を扱うことができます。
それらを使用し、弊社製シングルループコントローラ YS1500など他の調節計からの出力を変換し、時間比例出力します。

時間比例出力変換器への応用 イメージ1

UTAdvancedでは、以下のラダープログラムを設定することで簡単に実現できます。PID等のパラメータへの設定は不要で、出力種類のパラメータ設定を電圧パルス出力に設定するのみです。

時間比例出力変換器への応用 イメージ2

なお、電流出力への変換が必要な場合には、出力種類のパラメータ設定を電流出力に設定することで実現できます。

表示部に関しても、UTAdvancedでは、SP値表示部やステータス表示部(例:AUTO/MANとかR/L等の表示)を消灯することができるため、指示値のみを表示してシンプルな表示部を実現できます。

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