2線式pH計/ORP計 FLXA21

FLXA21 pH/ORP計は、校正標準テーブルを内蔵し、温度補償機能、安定性チェック機能を備え、高精度なpH測定を実現しています。pH測定の他にも、温度や酸化還元電位(ORP)の測定もできます。
検出器の診断機能として、インピーダンス、不斉電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液面低下など検出器の状態を連続的に診断、また、最新の5つの校正結果を保存し、将来のメンテナンスや校正時期を予測します。

特長

2本の検出器による高信頼性およびデジタル通信によるメンテナンス・計装工事費の削減

  • pH/ORP計 同種の2本の検出器を接続可能
  • 2本の検出器でのバックアップシステムで、より高い信頼性測定が可能
  • 異なる2点測定で設置コストの削減、省スペースを実現
  • 2本の検出器で保守中も中断することなく連続測定が可能
  • HART 通信によるメンテナンス・計装工事費の削減

モジュール構造による拡張性の向上

  • モジュール構造による豊富なシステム構築が可能

進化した各種機能を搭載

  • 検出器の自己診断機能
    検出器のインピーダンス、不斉電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、
    測定液面低下などの状態を連続的に診断
  • 健康度およびメンテナンス時期予測
    最新の5つの校正結果を保存し、将来のメンテナンスや校正時期を予測
  • クイックセットアップ機能内蔵
    画面指示(ガイド)により、最小限のセットアップを容易に実現

タッチスクリーンによる操作性の向上、充実の操作画面

  • 画面と対話しながら確実にやさしいオペレーション
  • 各種表示モードを豊富に準備、自由度高く選定可
  • エラー発生時、エラーの内容および対処を表示
  • 日常の操作で取扱説明書が不要

幅広いアプリケーションに対応した検出器群

  • さまざまなタイプのpH/ORP検出器と接続可能

12カ国語対応

日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、チェコ語、ポーランド語の12カ国語から選択可能

KOSHA、ATEX他 各種防爆に対応

詳細につきましては、英文仕様書 をご確認ください。

計量法検定対応(アナログ検出器)

標準仕様

入力仕様 入力インピーダンス(1012 Ω以上)
測定範囲 pH  : -2~16 pH
ORP:  -1500~1500 mV
rH : 0~100 rH(注)
(注)rHとは、pHの影響を考慮した液体の酸化還元力の程度を表す指標です。pHとORPの値から近似計算して表しています。
温度: Pt1000、Pt100、PTC500、6.8k、PTC10k、3k Balco; -30~140°C
              NTC 8k55 ;-10~120°C
性能
(変換器単体の模擬入力での性能)
pH  直線性 :±0.01 pH、繰返し性:±0.01 pH、精度:±0.01 pH
ORP 直線性:±1 mV、繰返し性:±1 mV、精度:±1 mV
温度(Pt1000、PTC500、6.8k、PTC10k、NTC 8k55、3k Balco)
 直線性:±0.3°C、繰返し性:±0.1°C、精度:±0.3°C
温度(Pt100)
 直線性:±0.4°C、繰返し性:±0.1°C、精度:±0.4°C
性能
(pH検出器と組み合わせた場合)
繰返し性: ±0.05 pH
応答性    :  10秒(90% 応答時間、20°Cに温度平衡したpH 検出器および標準液を使用し、十分に攪拌した場合)
精度        :  ±0.1 pH(PH8EFP、PH8EHPを使用した場合)
                       ±0.15 pH(上記以外の弊社製標準検出器を使用した場合)
概要:

電解プラントでは、pH 計・ORP 計・導電率計・密度計などのプロセス分析計が使用されます。これらは、各工程における溶液の濃度管理などで重要な役割を担いますので、長期間安定に動作することが要求されます。しかしながら、電解プラントでの測定液は、腐食性が強い、液温が高い、検出器を汚すといった分析計にとって非常に厳しい性状を持ちますので、機種の選択には慎重さが必要です。
横河電機の分析計(検出器)には、電解プラントでの実績を積み重ねてきたものがあります。例えば、pH 測定のための“DPA405、DPA406 化学プロセス用検出器“、塩酸・硫酸・苛性ソーダの濃度管理に使用する “ISC40GJ 電磁導電率検出器” などです。

業種:
アプリケーションノート
材質はポリカーボネートで、UL746CのUV試験に合格したものを使用しています。 屋外でも使用は可能ですが、直射日光が当たる場合は、日除けフード(オプション)をご使用ください。 ...
ブレインターミナルは接続できません。 FLXA202/FLXA21にブレイン通信機能はありません。
温度素子が仕様温度範囲にあれば検出器の接続は可能です。 ただし、接続方法や耐ノイズ性能など、個々に注意すべき点があります。
FLXAの端子台はM4座金付きですので、M4の丸端子・フォーク端子、またはピン端子を組合わせることができます。
使用できません。検出器のリプレースをお願い致します。
HART通信をマルチドロップモードに設定すれば、最大15台までの機器の調整・設定、プロセス変量を見ることができます。 検出器2本を接続したFLXA202/FLXA21を15台接続した場合は、30台の検...
FieldMate では、PV、SV、TV、FV の4つのプロセス変量を見ることができます。 たとえば、pH検出器を2本接続したときのFLXA202/FLXA21の設定で、PVに検出器1のpH値、SVに検出器1の温度値、TVに検...
HART通信によるパラメータ設定はできます。
出荷時のネットワークアドレスは、0となっています。ネットワークアドレスは、0~15の範囲で設定することが可能です。 マルチドロップ接続で使用する場合は、1~15のアドレスを設定...
HART5に対応している必要があります。 また、FLXA202/FLXA21の機器設定を行なう場合は、DD(Device Description) のインストールが必要です。
ピン端子、丸形端子、フォーク端子(Y端子)が使用できます。 ただし、ステンレス製ハウジングのケース外部の接地端子には丸形端子を使用してください。 ピン端子:最大径:1.9 mm ...
センサモジュールを追加して2検出器タイプに変更する場合は改造になります。 サービス員が改造作業を行いますので、特注処理が必要です。
pH計ではインピーダンスチェック、導電率計では分極チェック、電磁導電率計や溶存酸素計では校正履歴データなどを参考に予測計算をします。
pHではスロープ・ゼロを用いてセンサの寿命予測を行います。 校正時の補正値を保存し、校正の履歴はログブックに保存できます。 ログブックには、1つのモジュールあたりすべての種...
FLXA202は、IECEx、ATEX、FM、CSA、NEPSI、KOSHA、EACEx、および TIIS に対応しています。 FLXA21は、IECEx、ATEX、FM、CSA、NEPSI、KOSHA、およびEACExに対応しています。
あります。
デジタル式タッチパネルを採用しており、位置ずれはなく調整は不要です。
液晶の交換は通常必要ありません。
FLXA202/FLXA21とのHART通信を行なうためには、HART通信機能をもった携帯型の通信ターミナル(HARTコミュニケータ)や同等の機能を持つパソコン(パソコン、HARTモデム、ソフトウエア)また...
購入できます。 ただし、モジュールの交換は、弊社もしくは関連会社が主催するサービス講習会を受講したお客様のみ可能です。
センサモジュールを交換して測定種類を変更する場合は改造になります。 サービス員が改造作業を行いますので、特注処理が必要です。
デジタル通信により現場まで出向かずにデータの取得、設定変更を行なうことができるためメンテナンス性が向上します。 また、FLXA202/FLXA21では(ISCを除き)、2センサ入力でかつデジタ...
切り換わりません。 自動切り換えは検出器1→2のみです。バックアップ機能を使用する場合は、検出器1をメインにしてください。
FLXA202/FLXA21は、接点入力機能はありません。
出力することは出来ません。 FLXA202/FLXA21は2線式伝送器のため、アナログ出力は1つです。
HART通信機能を使用することにより、対応可能です。
HART通信とは何ですか?
(an-flxa-comm-04-hart-communication)
アナログ出力にデジタル信号を重畳させる通信方法でHART協会の規定するHARTプロトコルを使用した通信のことです。 デジタル信号に検出器測定値、温度測定値、シリアル番号などの機器...
引き取りもしくはサービスマンによる変更作業となります。
pHとpH、導電率(SC)と導電率(SC)というように、同一種類の検出器を2本接続できます。 ただし電磁導電率(ISC)は1本のみです。 PHモジュール、SCモジュールなどモジュールに対応し...
pHまたは溶存酸素(DO)では差分と平均、導電率(SC)では差分、平均、比率、通過率(%)、除去率(%)、偏差(%)、pH校正(VGB)の演算ができます。ユーザのカスタム演算機能はありません。 ...
pH計/ORP計の防爆について
(an-ph-orp-17-explosion-proof)
防爆形のpH計としては、「FLXA202/FLXA21」を使ったシステムが用意されています。 「FLXA202/FLXA21」の防爆構造は、「本質安全防爆構造」ですので、0種場所、1種場所および2種場所の危険場所...
温度補償はあります。従来機種(EXA202、EXA450シリーズ)と同等です。
PH201Gの出力1と出力2は同じ出力信号です。 したがって、FLXA202/FLXA21の検出器1と検出器2のどちらかの信号しか出力できません。
PH201G通信とHART通信です。 PH201G通信とHART通信を同時に使用することはできません。
2入力の場合,それぞれの入力の情報が上下に並んで表示されます。 第1入力を上側に表示することもでき、下側に表示することもできます。 検出器1・2の測定値だけでなく、演算結果な...
エラー内容にもよりますが、エラーは自動復帰します。エラー履歴はログブック機能で確認できます。
PH202と同じことができます。 FLXA202/FLXA21もPH201Gとの通信が可能で、異常(FAIL)・洗浄(WASH)・ホールド(HOLD)の状態出力をします。 PH201Gは異常時接点出力、ホールド接点出力、洗浄時接点出力...
表示や出力にかかわらず、健康度チェックは2つの検出器とも常時行っています。
新しい機能です。FLXA202/FLXA21は搭載しています。 過去の校正データからスロープやゼロ点が変化していく傾向を算出し、直近の校正時点からの経過時間で今時点でのスロープ、ゼロを予...
検出器1の表示画面に検出器1の健康度が表示されます。検出器2も同じです。 検出器1と2の両方を表示する画面設定では、それぞれの検出器の表示範囲に、それぞれの健康度が表示されま...
トレンドは画面表示の機能です。 分析計には測定値の出力機能はありませんので、アナログ出力やHART通信を上位機器で記録してください。
可能です。 ただし、検出器を外す際には、タッチパネルから切断操作を行ってください。
HART通信は可能ですか?
(an-sencom-comm-01-hart-communication)
SENCOM検出器を接続した時でも、FLXA202/FLXA21はHART通信可能です。 ただし、PH201Gの接点出力を使用される場合は専用のデジタル通信を行うため、HART通信はできません。
出荷時、校正済みですので、校正しなくても使用できます。 測定自体は、設定不要ですが、出力レンジの設定をした上でご使用ください。
可能です。 従来のpH検出器と同じ操作で行えます。
2線式伝送器とは、電源ラインと出力信号ラインとで同一のケーブルを使用する伝送器です。 一般的に大規模計装で使用され、DCSとの接続に使われます。使用できる電力が限られている...
中継端子箱の役割は?
(an-ph-orp-22-relay-terminal-box)
中継端子箱は変換器と検出器の距離があり、途中のケーブル配線が難しいときに使用します。 ただし、中継端子箱を使用した場合でも、ケーブルの長さはトータルで20mが最長です。 ...
ORP(酸化還元電位)とは、Oxidation(酸化)とReduction(還元)が起こる際、電子の移動で生じたPotential(電位)のことをいいます。 Redox(還元酸化電位)と逆によぶこともあります。 プロ...
調製済みの標準液の有効期限は未開封で購入後1年です。 開封後は1週間程度で使い切るようにしてください。 また、標準液用粉末の有効期限は購入後3年です。
pHとORPの同時測定はできますか?
(an-ph-orp-20-simultaneous-measurement)
下記の検出器と変換器(または伝送器)の組み合わせで、pHとORPの同時測定ができます。 用途にあわせて、組み合わせの選択をしてください。 FU20  pH/ORP検出器 FU20F  pH/ORP SENCOM検...
現場でのpH計のチェック方法
(an-ph-orp-18-operation-check)
プロセス用pH計が正しく測定しているかどうかのチェックには、弊社の「PH71 パーソナルpHメータ、PH72 パーソナルpH/ORPメータ」が便利で最適です。あらかじめ標準液校正した「PH71 パーソ...
SDSとは?
(an-ph-orp-16-sds)
SDS(Safety Data Sheet)制度とは、「特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善に関する法律」(PRTR法)に基づき、対象化学物質または当該化学物質を含有する製品を事業者間で...
この標準液はJIS Z8802に従って調製した標準液です。ただ、これには証明書が添付できません。証明書付きの標準液が必要な場合は試薬メーカから直接ご購入ください。
他社製のpH検出器と接続したい場合に問題になるのは、pH検出器の温度センサの仕様です。 組み合わせできるpH検出器の温度センサは下記です。 FLXA21/FLXA202 : Pt1000Ω, Pt100Ω, 500&Ome...
メンテナンス性向上と保守コストの削減が期待できます。 現場では、コネクタの簡単な脱着により検出器の交換作業のみとなり、メンテナンス作業を大幅に削減します。 PC専用ソフ...
3、5、10、20 mからお選びいただけます。
pH計の校正証明書は、下記製品について発行できます。 PH71 パーソナルpHメータ、PH72パーソナルpH/ORPメータ:   指示部(本体)のみ。検出部は対応できません。 プロセス用pH計:PH10...
WU11ケーブルの特長は何ですか?
(an-sencom-cable-01-feature)
SENCOM検出器とFLXA202/FLXA21のデジタル通信専用ケーブルです。 検出器とのコネクタ部は、IP67に適合しています。
SENCOM PCソフトウエア SPS24をインストールしたPC、またはFLXA202/FLXA21と接続して行います。 FLXA202/FLXA21は1対1接続ですが、PCは1度に4台まで接続可能です。 どちらも対話方式で作業できます...
FLXA202/FLXA21のSENCOMタイプに接続可能です。
SENCOMの特長は何ですか?
(an-sencom-01-feature)
SENCOM は、CPU、メモリ、AD変換などの電子回路を搭載した、横河で初めてのデジタル検出器です。測定値や校正データは、デジタル通信で変換器に送られます。
pHとは何ですか?
(an-ph-orp-01)
pHとは、水溶液の性質(酸性、アルカリ性)の程度をあらわす単位です。水溶液の酸性、アルカリ性は、水溶液中の水素イオン(H+)の濃度で決まります。 水はH2Oという分子式で表されます...
一般のpH測定においては、温度による測定液のpH値の変化を補正することは行いません。しかし、純水測定の場合には、pH検出器の温度補償とは別に測定液自身の温度補正を行うことがあ...
pH計のアルカリ誤差について
(an-ph-orp-06-alkaline-error)
pH10以上のアルカリ領域では、ガラス電極の起電力が直線からの偏りを生じてきます。これをアルカリ誤差と呼びます。 アルカリ誤差は、ガラス膜の組成によって大きさが異なりますの...
pH計の温度補償について
(an-ph-orp-04-temp)
pH検出器の発生起電力は、測定液の温度によって変化します。これは、pH検出器のガラス膜の発生電位が、ネルンストの式で示されるように、絶対温度Tに比例するためです。 温度補償...
ガラス電極によるpH測定の原理について
(an-ph-orp-03-measurement-principle)
ガラス電極によるpH測定法は、ガラス電極と比較電極の2本の電極を用い、この2本の電極の間に生じた電位差を測定することで、測定液のpHを知る方法です。 特殊なガラスの薄膜の両側に...
pHの測定方法は、その発展の過程で各種の方法がありますが、現在では「ガラス電極法」がいろいろの分野で最も多く用いられています。 指示薬による方法 リトマス試験紙やメチル...
pH計/ORP計の酸誤差について
(an-ph-orp-07-acid-error)
pH3以下の領域で生じる酸誤差も、ガラス膜の組成や酸の種類によって大きさが異なります。また、いったん酸誤差を生じたガラス電極は、中性溶液に浸しても元の状態に戻るにはかなり...
pH計の標準液校正について
(an-ph-orp-08-calibration)
pH測定を行う場合は、必ず標準液によるpH計の校正を行わなければなりません。校正の方法としては、2種類のpH標準液を用いて行う「2点校正」が一般的ですが、簡易的な方法として、1種...
pH標準液の保存方法と保存期間
(an-ph-orp-12-preservation)
調製pH標準液は、上質の硬質ガラスまたはポリエチレン製のびん中に密閉して保存します。調製pH標準液は、長期間の保存によってpH値が変化する(注)ことがありますので、調製後長期...
pH計の測定液の条件について
(an-ph-orp-13-conditions)
測定液温度の範囲および測定液圧力の範囲は、pH検出器の種類、ホルダ形式およびホルダ材質で異なります。 下記資料を参照してください。 一般仕様書:pH検出器およびORP検出器 [GS 12B0...
計量法について
(an-ph-orp-14-measurement-method)
取引や証明に使用する政令で定められた計量器は、計量法に基づく検定を受けて合格したものでなければなりません。ガラス電極式pH計は、計量法施行令第2条で検定の対象となる特定計...
pH標準液の種類と組成について
(an-ph-orp-11-type-composition)
pH標準液の種類と各温度におけるpH値はJIS Z 8802(1984年改正)に規定されています。JIS Z 8802(1984年改正)では、改正時に国際的な状況に対応して新たに定めた標準液(規格pH標準液と呼ぶ...
実際のガラス電極では、各種のばらつきや経年変化などの影響で、単位pHあたりの起電力の値が理論値と一致しません。このため、pH4標準液(フタル酸塩pH標準液)またはpH9標準液(ホウ...
ガラス電極の内部にはpH7の溶液が満たされています。いま、電極をpH7の液に浸した場合、電極膜の内側も外側もpH7ですので電位差は0になるはずですが、実際にはガラス加工時のひずみ、...
それぞれの端子に適合するpH変換器(pH伝送器)は、下記のとおりです。 ピン端子:FLXA21, PH202G, PH202SJ 丸形端子:PH400G, PH450G, PH202G-E-□/TB, PH202SJ-1-□/TB フォーク端子:PH100, PH400G, PH202...
横河技報
1.1 MB

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