FLXA21 pH/ORP計は、校正標準テーブルを内蔵し、温度補償機能、安定性チェック機能を備え、高精度なpH測定を実現しています。pH測定の他にも、温度や酸化還元電位(ORP)の測定もできます。
検出器の診断機能として、インピーダンス、不斉電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液面低下など検出器の状態を連続的に診断、また、最新の5つの校正結果を保存し、将来のメンテナンスや校正時期を予測します。
日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、チェコ語、ポーランド語の12カ国語から選択可能
詳細につきましては、英文仕様書 をご確認ください。
入力仕様 | 入力インピーダンス(1012 Ω以上) |
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測定範囲 | pH : -2~16 pH ORP: -1500~1500 mV rH : 0~100 rH(注) (注)rHとは、pHの影響を考慮した液体の酸化還元力の程度を表す指標です。pHとORPの値から近似計算して表しています。 温度: Pt1000、Pt100、PTC500、6.8k、PTC10k、3k Balco; -30~140°C NTC 8k55 ;-10~120°C |
性能 (変換器単体の模擬入力での性能) |
pH 直線性 :±0.01 pH、繰返し性:±0.01 pH、精度:±0.01 pH ORP 直線性:±1 mV、繰返し性:±1 mV、精度:±1 mV 温度(Pt1000、PTC500、6.8k、PTC10k、NTC 8k55、3k Balco) 直線性:±0.3°C、繰返し性:±0.1°C、精度:±0.3°C 温度(Pt100) 直線性:±0.4°C、繰返し性:±0.1°C、精度:±0.4°C |
性能 (pH検出器と組み合わせた場合) |
繰返し性: ±0.05 pH 応答性 : 10秒(90% 応答時間、20°Cに温度平衡したpH 検出器および標準液を使用し、十分に攪拌した場合) 精度 : ±0.1 pH(PH8EFP、PH8EHPを使用した場合) ±0.15 pH(上記以外の弊社製標準検出器を使用した場合) |
AN10B01K01-02
電解プラントでは、pH 計・ORP 計・導電率計・密度計などのプロセス分析計が使用されます。これらは、各工程における溶液の濃度管理などで重要な役割を担いますので、長期間安定に動作することが要求されます。しかしながら、電解プラントでの測定液は、腐食性が強い、液温が高い、検出器を汚すといった分析計にとって非常に厳しい性状を持ちますので、機種の選択には慎重さが必要です。
横河電機の分析計(検出器)には、電解プラントでの実績を積み重ねてきたものがあります。例えば、pH 測定のための“PH4C、PH4CT 化学プロセス用検出器“、塩酸・硫酸・苛性ソーダの濃度管理に使用する “ISC40GJ 電磁導電率検出器” などです。
AN 10B01N01-03