横河電機株式会社
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Sushi Sensor

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Sushi Sensorはお客様が保有する設備から最大の価値を得るための活動Asset Performance Management(APM)および設備保全の状態基準保全Condition Based Maintenance(CBM)の実現に向けて、複数種のセンシングを長期的に行う環境を提供する産業用IoT向け無線ソリューションです。

産業用IoT向け無線ソリューション
Sushi Sensorは広域なプラント内に設置された設備の状態をオンラインでリアルタイムに監視する設備監視ソリューションです。

Sushi Sensorは、広域なプラント内の設備の状態をオンラインで監視します。振動、圧力および温度データを長期的に収集し、これらのデータから設備の健全性を可視化することで異常兆候を早期に検知して状態基準保全(Condition Based Maintenance)の実現に貢献します。異常兆候を示した故障リスクの高い設備から効率的にメンテナンスを行うことで、設備の可用性を確保し、生産性の向上に寄与します。

産業用IoT無線ソリューションSushi Sensorは設備監視の効率化、生産性の維持向上、GHGの削減に貢献します


温室効果ガス(GHG:Green House Gas)の排出量の削減に貢献
新たに、蒸気システムのスチームトラップの状態を判定する監視デバイスが追加されました。異常兆候を示したスチームトラップ*のメンテナンスを早期に行うことで蒸気漏れを最小限に抑え、温室効果ガス(GHG:Green House Gas)の排出量の削減に貢献します。
*スチームトラップとはプラント工場などの蒸気システムでドレンやエアーを適切に排出するための機器です。

無線スチームトラップ監視デバイスを用いたソリューション
広域モニタリングシステム*を使用すると、クラウド環境で遠隔からスチームトラップの監視や故障による蒸気ロス金額の可視化を実現できます。 *広域モニタリングシステムは操業データなど集中管理されているデータと、広域に点在するセンサなどの分散したデータを統合し、遠隔で監視するクラウドサービスです。製品については、こちら をご確認ください。

Sushi Sensorの詳細はこちらをご確認ください。

プラント設備は適切に監視されていますか?
 「傾向監視による設備監視の最適化」についてのeBookは、こちらから ダウンロードできます。

  • 無線圧力センサ

    本製品はIndustrial IoT(IIoT)向け無線圧力センサです。XS110A無線通信モジュールとXS530圧力測定モジュールを組み合わせることで、電池駆動の無線圧力センサとして動作します。気体、液体のゲージ圧を測定し、無線で送信します。

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  • 無線温度センサ

    本製品はIndustrial IoT(IIoT)向け無線温度センサです。 XS110A無線通信モジュール、XS550温度測定モジュール、熱電対を組み合わせることで、電池駆動の無線温度センサとして動作します。IEC規格の熱電対(9種)に対応し、無線で送信します。

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  • 無線振動センサ

    本製品はセンサ機能と無線通信機能が一体となったIndustrial IoT(IIoT)向け一体形無線振動センサです。X、Y、Z、3軸合成の振動(速度、加速度)と表面温度を測定し、無線で送信します。

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  • 無線スチームトラップ監視デバイス

    本製品はIndustrial IoT(IIoT)向け無線スチームトラップ監視デバイスです。XS110A無線通信モジュールとXS822スチームトラップ監視モジュールを組み合わせて動作します。温度センサと音響センサでスチームトラップの正常・詰まり・蒸気漏れを検出し、無線で送信します。

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詳細

2025.06.13 簡単手軽に導入できるサブスクリプションサービスとして、スチームトラップ監視パッケージを発売しました。
2023.10.10 Sushi Sensorの新製品 無線スチームトラップ監視デバイスを発売しました。
2020.12.04 無線圧力センサに35MPaまで測定可能な高圧レンジ版が加わりました。
2019.07.12 Sushi Sensor第二弾、無線圧力センサ・無線温度センサを発売しました。
2018.09.28  XS770A 一体形無線振動センサが防爆認証を取得しました。
2018.03.07 一体形無線振動センサXS770A ”Sushi Sensor”を発売しました。
2017.11.27 IIoTによる適切な保守・プラント稼働率向上の実現に向け、プラントでの小型無線センサ・LoRaWAN™を活用した実証試験をNTT西日本グループと共同で行います。
2017.11.17 ~プラント内のさまざまなデータを収集し、プラント保全に貢献する新たな価値を創造~ IIoTを実現する小型無線センサ「Sushi Sensor」の第一弾として振動・温度センサを発売しました。

 

Sushi Sensorとは

Sushi Sensorは省電力・長距離の通信を実現する広域無線通信方式LPWA(Low Power Wide Area)の1つであるLoRaWANに対応した産業用IoT向け無線ソリューションです。

プラント設備の振動・表面温度、圧力、広範囲の温度データとスチームトラップの状態をオンラインで容易に収集できるようになり、プラント内の多様なデータに基づく設備の状態監視を実現します。耐環境性に優れ、屋外にある設備や機器に簡単に設置できます。また、近距離無線通信(Near Field radio Communication:NFC)に対応したことで、センサの設定とセンサ状態の監視を、スマートフォン上の専用アプリから容易に行うことができます。
 

Sushi Sensor システム構成例
  図:システム構成例

 

Sushi Sensorの特長

■ 簡単設置

  • 小型軽量、電池駆動の簡単取付け
  • 危険場所を含む厳しい環境に設置可能(防水・防塵・防爆*
     *スチームトラップ監視モジュールは日本防爆申請中
  • 設置場所の自由度を高めるLoRaWANによる1kmの長距離無線通信

■ 簡単設定

  • NFC(Near Field Communication)を介し、スマートフォン専用アプリで各種設定

■ 簡単データ収集・監視

  • 長距離無線通信で広いエリアからデータを収集
  • クラウド環境のユーザアプリケーションから収集データにアクセス可能
 
 
Sushi Sensor App 画面例1 Sushi Sensor App 画面例2

 

[Sushi Sensorの名前の由来]

  1. 寿司は簡単に食べられる⇒簡単設置・監視ができる
  2. 寿司は職人が握っている⇒耐環境性に優れた職人技の製品
  3. 寿司はネタの種類が豊富⇒さまざまな種類のセンサを提供(振動、圧力、温度など)
Sushi Sensorの由来

 

Sushi Sensorが提供するソリューション

・センシング(Digitizing)
Sushi Sensorは設備保全用データとして振動・温度・圧力を測定します。測定したセンサデータは、無線通信を介してクラウドなどに蓄積されます。

・データ活用(Digitalizing)
ユーザはクラウド環境で設備状態の傾向監視をすることにより、劣化状態を把握します。設備の状態に合わせた効率的な保全計画を立案し、運用することができます。

・デジタルトランスフォーメーション(DX)
プラント全体の設備状態を俯瞰的に把握することで、設備リスクの優先順位を判断でき、バランスの取れた設備保全投資を行うことができます。

 

Sushi Sensor導入効果

Sushi Sensor導入により以下の効果が期待できます。

  • 高所や危険場所を含む設備のデータを自動収集し、オンライン化することにより、点検工数を削減
  • 個人の経験と勘、現場ノウハウに依存した点検結果を定量化、可視化
  • 巡回員のスキル、経験による点検品質のバラツキを低減
  • 設備の傾向監視により異常兆候「いつもと違う」を早期に検知し、見逃しを回避

 

YOKOGAWAが提唱するAPM

APMは、保有する設備から最大の価値を得るため活動です。

 プラント設備の活用度と稼働率に注目し設備のパフォーマンスを評価します。最大のパフォーマンスを得るためには、保全領域だけでなく運転領域、および保全と運転との相互連携が必要とされる領域での活動も実施する必要があります。設備の状態を適切に把握することはAPMの第一歩となります。

 これまで、保全情報は必ずしも定量化されないなどの理由により、運転情報との連携が困難でした。また、プラントの運転システムは生産効率と製品品質の向上を追求し、設備保全システムは作業効率の最大化とコスト最適化を推進してきました。一方生産効率の最大条件が、保全コストの最適条件と合致するとは限りません。運転情報と保全情報を連携させ、プラント全体の利益を最大化する必要があります。

 Sushi Sensorはこれを解決するため、設備保全の基本データを収集するセンサと、データを定量化し客観的判断を可能とする蓄積、解析機能を提供する産業用IoT向け無線ソリューションです。 運転データとSushi Sensorからの設備状態のデータを同時に監視することで、運転システムと設備保全システムの連携が可能となり、センサによる設備の状態検出から適切な行動選択までが最適化されたAPMを実現します。また、相互に関連する複数の設備条件や運転条件を調整することで安定操業を維持しながら保全コストを最小とすることが可能となります。さらに、クラウドを使ってプラント間でデータを共有することで、複数の類似プラントや装置の効率運用ができ、事業・企業全体の操業効率を向上させることが可能になります 。

YOKOGAWAは、運転と設備保全の相互補完連携により、APMを通じてお客様が保有する設備の価値を高めます。

 

YOKOGAWAが考えるIndustrial IoT(IIoT)リファレンスモデル

図:YOKOGAWAが考えるIndustrial IoT(IIoT)リファレンスモデル

関連情報

概要:

最先端の技術導入で業界をリードするOsaka Metro様は、Sushi Sensorを活用して送排風機のCBM化を実現しました。

YOKOGAWAとのPoCを通じ、力触覚技術を用いた設備状態のモニタリングにも取り組まれています。

概要:

東京ガス 扇島LNG基地様は、現場の課題を次々と測って改善しています。
YOKOGAWAのSushi Sensorは、データの見える化やノウハウの共有・伝承に役立てられています。

業種:
概要:

協和発酵バイオ株式会社は、独自の発酵技術で各種アミノ酸や医薬品原料などを製造・販売するバイオケミカル企業です。

2018年、同社の山口事業所は、保全を手掛ける協和エンジニアリング株式会社と協力して、IoTの導入によってさらなる設備安定化を図り、プラント全体の操業効率を最大化することを目的に、YOKOGAWAのSushi Sensorの導入を決定しました。

アプリケーションノート
概要:

広域・複数工場に分散している設備の電力消費状態を遠隔監視し、設備稼働率の大幅な向上と効率化を改善するソリューションをご紹介

アプリケーションノート
概要:

プラント設備は適切に監視されていますか?傾向監視による設備監視の最適化で、シンプルでコスト効率の高い設備監視についてご紹介しています。

概要:

プラント全体にわたってオンラインで監視することで、設備の健全性維持と製品品質の安定化に貢献します。

業種:
概要:

石油パイプラインの漏えい検知が遅れると、火災・爆発事故や環境汚染を引き起こす恐れがあります。無線技術を活用し、広範囲にわたるパイプラインの圧力をオンラインで監視するソリューションをご紹介します。

業種:
概要:

海上プラットフォームの天然ガス坑井では、巡回点検に多大なコストがかかります。本ソリューションでは、産業用IoT無線センサとクラウドを活用した効率的な設備監視をご紹介します。

横河技報
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業種:
横河技報
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ドキュメント&ダウンロード

動画

概要:

産業用IoT向け無線ソリューション「Sushi Sensor」による設備データの測定・収集・活用は効率的な設備保全に寄与し、スマートファクトリー実現への道を開きます。

製品概要
概要:

全ての生産活動から得られる情報を解析・コントロールするとともに作業者の安全に配慮し原料品質、設備劣化、技術伝承、製造環境整備の課題解決を実現します。

概要:

需要予測に基づいた、最適で高効率な自動操業に加え、おいしさも含めた品質の追求をお手伝いし、人手を介さずに成長していく自律した操業を実現します。

概要:

IIoT 向け小型無線センサー Sushi Sensor

ニュース

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