レコーダデータ活用の自動化を支援
RF10は、レコーダ・データロガーの記録データファイルをもとに、帳票の自動作成やExcel/CSV形式へのファイル自動変換を行うPCベースのソフトウェアです。
定型帳票の作成やデータファイルの形式変換を自動化することで、日常業務の効率化と作業負担の軽減を実現します。
医薬品製造、食品、熱処理、設備監視など幅広い分野において、従来の手書き帳票の電子化や、記録データの活用を支援します。
- 標準帳票 / カスタム帳票出力、 ファイル変換出力
- 出力タスク設定:最大200
- 処理可能検索フォルダ数:タスク全体で最大500(サブフォルダを含む)
- FTPクライアント設定:最大200
- 認証設定:最大ユーザー数20
- 監査証跡記録数:制限なし(ストレージ容量に依存)
基本機能
RF10は、帳票作成、ファイル形式変換、FTPによるデータ取得の3つの主要機能を備えています。レコーダやデータロガーのデータファイル取得から、帳票作成、ファイル形式変換までを自動化します。帳票は印刷・PDF・Excel形式、ファイル変換はExcel・CSV形式で出力できます。
これにより、帳票作成業務およびデータ活用の効率化・省力化を実現するとともに、ヒューマンエラーの低減に貢献します。

効率化・省力化を実現する3つの自動機能
帳票作成

記録データをもとに、用途に応じたフォーマットで、日報やバッチ報などの帳票を自動作成します。手動操作で後からまとめて帳票の作成を行うこともできます。
ファイル形式変換

記録データをExcel/CSV形式へ自動変換します。上位システムへの取り込みや分析など、さまざまな用途でデータを簡単に活用できます。
FTPによるデータ収集

FTP機能により、データファイルの自動取得を簡単に行えます。Windows標準のFTPサーバ機能の自動設定、またFTPクライアント機能を搭載し必要なファイルをまとめて取得することもできます。
帳票作成、ファイル形式変換時は、記録データファイルを別フォルダへ自動コピー (バックアップ) することも可能です。
About OpreX
OpreXは、YOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を集約した、制御事業の包括ブランドで、カテゴリーとその配下のファミリーから構成されています。本製品はOpreX Measurement配下のOpreX Data Acquisitionに属します。
詳細
帳票作成を自動化
RF10は、あらかじめ用意されたフォーマットで帳票を作成できる標準帳票と、ユーザーが自由にレイアウトを設計できるカスタム帳票を備えています。レコーダやデータロガーの記録データをもとに、日報・週報・月報・バッチ報などの帳票を自動作成し、印刷、PDF、Excel形式で出力できます。PLCが持つ生産情報などを組み合わせた帳票作成にも対応し、帳票作成業務を大幅に効率化します。

標準帳票出力
標準帳票は、レコーダの標準ソフトであるユニバーサルビューアの印刷フォーマットを継承した固定レイアウトで、テンプレートを作成することなく簡単に帳票を出力できます。トレンド波形や収集データを手軽に確認したい場合に適しています。
出力タイミングは、現場のニーズに合わせて以下の4種類から選択できます。
- 「即時」モード:新たなデータファイルを取得するとすぐに出力
- 「周期」モード:1~24時間の指定した周期で定期的に出力
- 「毎週」モード:指定した曜日・時刻を基準に、期間内の複数ファイルのデータを連結して出力
- 「毎月」モード:指定した日付・時刻を基準に、期間内の複数ファイルのデータを連結して出力
トレンド波形や記録データ一覧をはじめ、アラーム一覧、メッセージ一覧などの出力が可能です。

カスタム帳票出力
カスタム帳票は、ユーザーが帳票のレイアウトや出力項目を自由に定義することができます。現在運用している帳票に近いレイアウトで作成できるため、既存の運用を大きく変更することなく帳票作成の自動化を実現することができます。
工程や設備の運転状況に応じた帳票を自動作成し、工程記録や試験レポートの作成を効率化します。
用途に応じて、以下の帳票種類を選択できます。
- 「時報」「日報」「週報」「月報」:
指定した時刻を基準に、期間内の複数ファイルのデータを連結して帳票を出力 - 「バッチ報」:
データファイルごとに帳票を出力 - 「バッチ報 (基準値)」:
複数回のバッチ工程を含むデータファイルでも、分割条件を設定することで、バッチ単位で帳票を出力
例:熱処理工程帳票

- トレンド波形に加え、毎分/毎時などの数値データを一覧形式で出力
- レコーダのアラームやメッセージ情報を日時情報とともに付加
- 任意文字のほか、担当者/承認者欄や会社ロゴなどの画像データを挿入可能
例:滅菌工程帳票

- PLCなどが保有する生産情報をレコーダのバッチテキストとして取り込み、帳票へ反映
- Excel形式では、各種Excel関数を帳票テンプレートに組み込んで活用可能
アプリケーション例:滅菌工程帳票の自動化
ペーパレスレコーダ (SMARTDAC+ GX/GP/GM) の経過時間演算機能と組み合わせることで、チャート紙の波形データをもとに手作業で確認していた滅菌時間の測定・記入業務を自動化できます。トレンド波形や滅菌時間、F値などを含めたカスタム帳票を自動で作成できます。

ファイル形式変換を自動化
バイナリ形式の記録データをExcel/CSV形式へ自動変換することで、分析や報告資料作成などに使用しているツールをそのまま活用できます。また、他システムとのデータ連携を簡単に実現できます。
無償ビューアソフト (ユニバーサルビューア) で行っていた手動変換操作を自動化することで、定型業務の効率化が図れます。


用途に応じた出力実行タイミング
ファイル変換は、新たなデータファイルを取得するとすぐに変換する方法と、指定した期間内の複数のデータファイルを連結して1つの出力ファイルへ変換する方法を選択できます。
また、手動操作で後からまとめて、ファイル変換出力を行うことも可能です。
多数の帳票・ファイル変換出力を一括管理
標準帳票、カスタム帳票、ファイル変換出力を、それぞれ出力タスクとして個別に設定・管理できます。最大200件の出力タスクを登録でき、タスクごとに実行・停止を切り替えられるため、多様な運用にも柔軟に対応できます。

FTPによるデータ取得
FTPおよびFTPS通信に対応し、レコーダ・データロガーからデータファイルを自動取得できます。FTPSではSSL/TLSによる暗号化通信に対応し、安全にデータファイルを取得できます。
用途に応じて、FTPサーバ方式とFTPクライアント方式を選択できます。
すぐに使えるFTPサーバ機能
レコーダ・データロガーから、データファイルが生成されたタイミングでRF10へ自動転送できます。RF10では、Windows標準のFTPサーバ(IIS)の利用を前提としています。
FTPサーバを自動設定
RF10のインストール時に必要な設定情報を入力するだけで、FTPサーバ(IIS)を自動で構築できます。そのため、Windows側でFTPサーバを手動設定することなく利用できます。
柔軟な運用が可能なFTPクライアント機能
レコーダ・データロガーをFTPサーバとして利用し、RF10に内蔵されたFTPクライアント機能により、設定に従ってデータファイルを自動取得します。
最大200件のFTPクライアント設定を管理
- FTPクライアント設定を最大200件(最大200台のレコーダ・データロガー)まで運用できます。
- 設定タスクごとに取得対象や保存先フォルダを個別に設定できます。
- 10分周期での定期取得に加え、PC起動時に最大2か月分の未取得データファイルをまとめて取得することもできます。PCを常時起動しておく必要がなく、必要なときだけPCを起動してデータを取得できます。

セキュリティ・運用管理
認証機能や監査証跡により、安全なシステム運用とトレーサビリティを支援します。
ユーザー認証で安全に運用
ユーザーアカウント認証(ユーザーIDとパスワード)により、RF10を操作できるユーザーを制限できます。登録されたユーザーのみが、設定変更や処理の実行・停止を行えます。
監査証跡を一元管理
RF10の操作履歴や設定変更、運転ログ、エラー情報を監査証跡として記録します。
記録した監査証跡は条件を指定して検索・表示でき、CSV形式でエクスポートすることも可能です。監査対応やトレーサビリティの確保を支援します。

対象機器・対象ファイル
下記レコーダ、データロガーのデータファイルから、帳票作成、ファイル形式変換を行うことができます。
| 機器名 | ファイル種類(拡張子) | 標準帳票 | カスタム帳票 | ファイル形式変換 |
|---|---|---|---|---|
| GX10 / GX20 / GP10 / GP20 / GM10 | 表示データ(*.GDS、*.GSD) | 〇 | 〇 | 〇 |
| イベントデータ(*.GEV、*.GSE) | 〇 | 〇 | 〇 | |
| レポートデータ(*.GRE) | 〇 | ー | ー | |
| マニュアルサンプルデータ(*.GMN) | 〇 | ー | ー | |
| DX1000 / DX1000N / DX2000 | 表示データ(*.DAD、*.DSD) | 〇 | 〇 | 〇 |
| イベントデータ(*.DAE、*.DSE) | 〇 | 〇 | 〇 | |
| レポートデータ(*.DAR) | 〇 | ー | ー | |
| マニュアルサンプルデータ(*.DAM) | 〇 | ー | ー | |
| μR10000 *1 μR20000*1 |
イベントデータ(*.RXE) | 〇 | 〇 | 〇 |
*1 SDメモリカード(付加仕様コード /EM1)が必要です。
-
ペーパレスレコーダ(記録計) GP10/GP20
SMARTDAC+ GP10/GP20は、直感的なタッチパネル操作を実現した、ポータブルタイプ、のペーパレスレコーダです。入出力はフレキシビリティの高いモジュール構造で、さまざまな測定対象に対応します。AIを活用したレコーダです。
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ペーパレスレコーダ(記録計) GX10/GX20
SMARTDAC+ GX10/GX20は、直感的なタッチパネル操作を実現した、パネル取付タイプのペーパレスレコーダです。入出力はフレキシビリティの高いモジュール構造で、さまざまな測定対象に対応します。AIを活用したレコーダ(記録計)です。熱処理や医薬規制 データインテグリティなどの厳しい規格にも対応した機器です。
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データアクイジション システム GM
SMARTDAC+ データアクイジションシステム GM は、簡単に必要なモジュールを自由に組み合わせられるYOKOGAWA独自のブロック構造を採用した、汎用性と拡張性に優れたデータロガーです。設置後もすべてのモジュールが独立して着脱できるため、メンテナンス性にも優れています。
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μR10000/μR20000
高信頼・高品質・優れた操作性を最新技術で実現。さらにネットワーク機能などの多機能を装備した横幅100、180mmの記録紙を用いる記録計です。
オプションにより、SDカードスロット搭載モデルを用意しています。チャート紙への測定データの記録と同時にSD メモリカードへの保存ができます。 -
ペーパレスレコーダ(記録計) DX1000/DX2000
FDA 21CFR Part 11対応 拡張セキュリティ機能(オプション)を搭載したモデルです。
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ペーパーレスレコーダ(記録計) 内器引き出しモデル DX1000N
メンテナンス時に便利な内器引き出しモデルです。機能、外見、およびパネルカット寸法は、標準のDX1000とほぼ同等です。
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