組み込みコントローラe-RT3用「CANインタフェースモジュール」発売 ~車載装置や二次電池の評価システム(性能・耐久試験)に最適~

2014年6月9日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、電子部品・電子機器組み立て装置などへの組み込みコントローラ「e-RT3™(イーアールティースリー)」用に、「CAN(Controller Area Network)インタフェースモジュール」を開発、本日販売を開始しますのでお知らせします。
 自動車のモータ、インバータや二次電池の性能・耐久試験を行うための評価システムの構築が容易になり、お客様の開発スピード向上に貢献します。

e-RT3 CANインタフェースモジュール(手前の左側:1チャネル、右側:2チャネル)の画面
e-RT3 CANインタフェースモジュール
(手前の左側:1チャネル、右側:2チャネル)

開発の背景

 CANは、電子機器同士を接続する通信規格で、国際標準化機構(ISO)によって標準化され、自動車の電子制御装置(ECU)とモータ、インバータなどの車載装置間のバスを中心に普及し、二次電池分野でも採用が増えると言われています。
 車載装置や二次電池の性能・耐久試験では、お客様が設定した負荷パターンや温度パターン通りにコントローラから発信される指示に応じて稼働している試験対象品の温度、電圧、電流、回転数、トルクなどを測定します。
 これまでは、PLC(プログラマブル・コントローラ)を用いて、CANに対応した車載装置や二次電池を試験する場合、PLCと試験対象品の間にCANに変換するプロトコル変換器が必要でした。

製品の特長

  1. CANインタフェースモジュール
    プログラミング言語にC言語を採用しているPLC(プログラマブル・コントローラ)として、業界で初めてCAN通信プロトコルに対応したインタフェースモジュールを開発しました。プロトコル変換器を介さずに、CANインタフェースを持つ機器とコントローラを直接接続することが可能になります。そのため、システムの構築が容易で、通信も高速になります。
  2. 高速なデータ処理
    「e-RT3」のCPUモジュールとCANインタフェースモジュール間をパソコンの内部バス規格として普及しているPCIバスで接続しました。測定データを最大データ転送速度133MB/秒と高速に処理できます。

主な市場と用途

 自動車関連市場および二次電池関連市場で、性能・耐久試験を行う評価システム用コントローラ。
 スマートグリッド市場で、充放電を行う系統用蓄電池システム用コントローラ。

e-RT3について

 「e-RT3」は、半導体製造装置などの各種装置の制御を行う組み込みコントローラ。プログラミング言語はC言語主体。組み込みコントローラに使用される代表的なリアルタイムOSであるVxWorks®、NORTi®(ITRON)、Windows CE®、OS-9、Linux®に対応。2004年11月に「e-RT3」を発売し、2007年10月には上位機種「e-RT3 R2.0」を発売。「e-RT3 R2.0」は、小型な筐体に高速プロセッサ(PowerPC 533MHz)と、豊富な外部インタフェースの搭載によって、装置の小型化、高性能化および高速化を実現しました。
 今回発売した「CANインタフェースモジュール」を含む「e-RT3」と、当社の計画・運転・解析支援パッケージ「TriForts™(トライフォーツ)」を組み合わせることで、試験条件の設定や稼働状態の監視も容易になります。

以上

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