横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

世界最大となる液化水素運搬船および水素燃料船向け制御システムを川崎重工業から受注

2026年9月14日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 取締役 代表執行役社長:重野 邦正)は、川崎重工業株式会社より、世界最大となる4万立方メートル型液化水素運搬船および2隻の水素燃料船向け制御システムを受注しましたのでお知らせします。当社は、貯蔵や運搬を含む水素サプライチェーンに監視・制御のソリューションを提供することにより新エネルギーの活用促進を支え、持続的な社会の実現に貢献していきます。

 水素の利活用拡大に向けた取り組みが進むなか、水素を大量かつ安全に輸送・貯蔵するサプライチェーンの構築が重要となっています。水素の液化は、その有力な手段の一つとして期待されるとともに、海運分野においても水素を燃料として活用する取り組みが進められています。日本においても、液化水素サプライチェーンの商用化に向け、一連の供給プロセスを対象とした実証が進められています。

 今回当社が液化水素運搬船向けに提供するシステムは、船内設備を統合的に監視・制御するとともに、緊急時のシャットダウン機能を備えた制御システムです。このシステムは、極低温で輸送される液化水素を安全かつ効率的に制御し、信頼性の高い運航を実現します。また、高度な統合制御により、設備の最適運用、乗組員の負荷軽減を支援し、船舶のライフサイクル全体にわたる価値向上に貢献します。

4万立方メートル型液化水素運搬船(イメージ提供:川崎重工業株式会社)
4万立方メートル型液化水素運搬船(イメージ提供:川崎重工業株式会社)
拡大

 更に、当社は2 隻の水素燃料船に搭載する水素燃料供給システム(Marine Hydrogen Fuel System:MHFS)向けに、制御・監視・安全機能を統合した制御システムを受注しました。MHFSは、液化水素タンクおよび燃料供給設備から構成される船舶向け水素燃料システムであり、船舶の脱炭素化を実現する重要な技術です。

 これらの船舶は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「液化水素サプライチェーンの商用化実証※1」および「次世代船舶の開発※2」の一環として建造されるもので、液化水素の大規模かつ安全な海上輸送を支え、液化水素サプライチェーンの構築および脱炭素社会の実現に向けた重要な役割を担います。

 横河電機 執行役専務 エネルギー&サステナビリティ事業本部長である中岡 興志は次のように述べています。「当社はLNG(液化天然ガス)の運搬船において多くの実績があり、その技術が液化水素運搬船においても活用されています。制御・安全計装分野で培ってきた技術と知見を生かし、水素をはじめとするエネルギー分野において、お客様の安全・安心なオペレーションを支えるソリューションを提供していきます」。

※1 https://green-innovation.nedo.go.jp/project/hydrogen-supply-chain/
※2 https://green-innovation.nedo.go.jp/project/development-next-generation-vessels/

以上

本文中で使用されている会社名、団体名、商品名、サービス名およびロゴ等は、横河電機株式会社、各社および各団体の登録商標または商標です。

関連情報

本件に関するお問い合わせ


トップ