横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

ELES、Plinovodiと横河電機、スロベニア全土における水素エコシステムの発展に向けた覚書を締結

2026年9月10日発表

ELES, d.o.o.
Plinovodi, d.o.o
横河電機株式会社

 スロベニアの国営送電事業者ELES, d.o.o.(エレス 本社:スロベニア リュブリャナ CEO:Aleksander Mervar)、国営ガス輸送事業Plinovodi, d.o.o(プリノヴォディ 本社:スロベニア リュブリャナ CEO:Matija Bitenc)と横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 取締役 代表執行役社長:重野 邦正)は、スロベニア全土における水素エコシステムの構築に向けた連携を図る覚書を締結したことをお知らせします。この協業は、スロベニアのエネルギーインフラのレジリエンスの強化と、同国における低炭素水素産業の創出に向けた基盤整備を目的としています。この覚書は、9月10日に日本で開催された閣僚級会合と政府間協力覚書締結に合わせ、スロベニアおよび日本の両政府代表立ち合いのもと、署名されました。

左から:Jernej Vrtovec (Deputy Prime Minister and Minister of Infrastructure and Energy) 、Matija Bitenc (Plinovodi CEO)、Aleksander Mervar (ELES CEO)、中岡 興志(横河電機 執行役専務 エネルギー&サステナビリティ事業本部長)、赤澤 亮正(経済産業大臣)
左から:Jernej Vrtovec (Deputy Prime Minister and
Minister of Infrastructure and Energy) 、Matija Bitenc (Plinovodi CEO)、Aleksander Mervar (ELES CEO)、
中岡 興志(横河電機 執行役専務 エネルギー&サステナビリティ事業本部長)、
赤澤 亮正(経済産業大臣)
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 この覚書に基づき、ELES、Plinovodiおよび横河電機は、スロベニアのエネルギーインフラのレジリエンス強化に向けた枠組みを構築します。3社は、電力、ガス、水素インフラの産業間連携を推進し、再生可能エネルギーの導入拡大を見据えながら、エネルギー安全保障の強化とエネルギー供給の安定化を目指します。具体的には、送電網とガス輸送網を接続する水素プラントの実証プロジェクトを共同で検討を進めるとともに、両インフラの連携運用を支えるデジタルソリューションの検討も併せて行う予定です。また、重要インフラの保守・維持管理を支援する水素活用ソリューションや、移動式バックアップユニットと急速充電ユニットの機能を兼ね備えた多目的設備の導入を通じて、送電網およびガス輸送網の運用強化を目指します。

 ELES、Plinovodiおよび横河電機は、エネルギーインフラ、システム運用、デジタルイノベーションに関する各社の知見を生かし、水素を将来のスロベニアのエネルギーシステムに組み込むという共通のビジョンのもとに連携します。ELESは、スロベニアの送電システムの運営・開発で培った知見を提供するとともに、電力分野における水素エコシステムの構築を推進するコンソーシアムを主導します。Plinovodiは、ガス輸送インフラおよび水素インフラ開発に関する専門知識を有しており、スロベニアにおける欧州水素輸送ネットワークとの連携を推進します。横河電機は、産業におけるオートメーションやデジタル技術の活用におけるグローバルな実績と、水素関連プロジェクトで培った知見を有しており、本プロジェクトを支援します。

 本覚書に基づく取り組みは、横河電機の子会社であるヨコガワ・ヨーロッパが主導します。第一段階として、水素をスロベニアのエネルギーインフラに組み込むための技術面、運用面および事業面における実現可能性調査を実施します。これにより、再生可能エネルギーやカーボンニュートラルエネルギーへの関心が高まる中、スロベニアは欧州のエネルギーネットワークにおける地理的・戦略的な優位性を生かし、エネルギー分野の発展に向けた取り組みを加速していくことを目指します。

 ELESのCEO(最高経営責任者)であるAleksander Mervarは次のように述べています。「本覚書の締結は、スロベニアでのエネルギー活用における画期的な一歩です。本プロジェクトは、当面の目標にとどまらず、産業や輸送分野における水素技術導入にむけた基盤を築き、水素社会実現への重要な役割を果たすものです。このパートナーシップを通じて得られる知見は、スロベニアのみならず欧州各国のエネルギーインフラにも応用できる可能性があり、よりレジリエントで柔軟かつ持続可能なエネルギーシステムの実現に貢献するものと期待しています」。

 PlinovodiのCEOであるMatija Bitencは次のように述べています。「本日、私たちはスロベニア及び周辺のエリアにおいて、より連携されレジリエントなエネルギーシステムの実現に向けた重要な一歩を踏み出しました。将来のエネルギーシステムでは、異なるエネルギーインフラを効果的に連携させることが重要です。Plinovodi、ELESおよび横河電機は、それぞれの強みや知見を生かし互いに補完しあうことで、水素を用いて電力インフラとガスインフラを効果的に連携し、柔軟性を高め、レジリエンスを強化し、既存資産の有効活用の実証を目指します。スロベニアがこうした取り組みの欧州におけるモデルケースとなることを示したいと考えています」。

 横河電機 執行役専務 エネルギー&サステナビリティ事業本部長である中岡 興志は、次のように述べています。「水素はエネルギー転換を支える重要な要素の一つです。当社は、エネルギー分野で培った知見とデジタル技術を生かし、本取り組みを支援します。本覚書を通じて日本とスロベニアの協力関係をさらに深め、持続可能でレジリエントなエネルギーシステムの実現に貢献します」。

 本覚書の締結は、日本とスロベニアの産業協力における新たな節目となるものです。エネルギー安全保障や脱炭素化といった共通課題の解決に向け、日本と欧州の連携強化の重要性を表しています。

以上

本文中で使用されている会社名、団体名、商品名、サービス名およびロゴ等は、ELES、Plinovodi、横河電機株式会社、各社および各団体の登録商標または商標です。

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