横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

統合パフォーマンス管理分野においてFrost & SullivanのGlobal Customer Value Leadership Awardを受賞

2019年7月30日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 社長:奈良 寿)は、国際的な市場調査およびコンサルティング会社であるFrost & Sullivan(フロスト・アンド・サリバン)が主催する2019 Best Practices Awardsで、統合パフォーマンス管理分野においてGlobal Customer Value Leadership Award(グローバル・カスタマー・バリュー・リーダーシップ・アワード)を受賞しましたのでお知らせします。7月29日に同社から発表されたこの授賞では、当社のOpreX™ Profit-driven Operation(プロフィット・ドリブン・オペレーション)ソリューションが、経営から生産現場までの協調が図られた、リアルタイムな生産パフォーマンス改善により、より高い利益を創出する運転を可能にする点が評価されました。

Global Customer Value Leadership Awardのロゴ
Global Customer Value Leadership Awardのロゴ

 Frost & Sullivanは、各地域、グローバルのさまざまな市場において、技術的革新性、サービス、戦略的製品開発といった分野で際立った成果を上げた企業を「Best Practice Awards」として表彰しています。表彰にあたっては業界のアナリストが詳細なインタビューや分析、他社との比較、多方面に及ぶ調査を実施します。Best Practice Awardの一つであるGlobal Customer Value Leadership Awardは、「Customer Impact(お客様へのインパクト)」「Business Impact(事業としてのインパクト)」の側面から評価します。

 受賞の対象となった OpreX Profit-driven Operation ソリューションは、従来お客様のプラント管理者が週次・月次で管理していた主要な生産パフォーマンス指標を、技術者や運転員の所掌範囲レベルにブレークダウンしたうえで、統合生産制御システム(DCS)にあるビッグデータを活用することでリアルタイムに演算し、可視化します。さらにパフォーマンスアラームやガイダンスメッセージ、パフォーマンスバランススコアなどにより、運転員と技術者が協調して迅速に生産パフォーマンス改善できるよう支援します。合わせて、長期保存された生産パフォーマンス指標値を参考にして、本質的な生産パフォーマンス改善をするための課題発掘コンサルティングも提供します。

 YOKOGAWAの長年蓄積してきた運転制御技術(Operational Technology:OT)およびIIoT(Industrial Internet of Things)の技術と、子会社のKBCが長年蓄積してきたプロセス産業における最良事例(ベストプラクティス)を融合させ、お客様がプラントライフサイクルに渡って生産パフォーマンスを最適化できるよう支援します。

 今回の授賞にあたって、Frost & Sullivanのインダストリアル部門ディレクターであるMuthuraman Ramasamyは、次のように述べています。「ビッグデータの活用を支援するソリューションは市場にいくつか存在していますが、YOKOGAWAはこれまでに無い、独自の市場カテゴリを創出しました。その市場カテゴリとは、統合パフォーマンス管理です。OpreX Profit-driven Operationソリューションは、DCSからリアルタイムでデータを取り込み、プラントのパフォーマンスを俯瞰できるKPIダッシュボードを構築します。YOKOGAWAの巧みなデータ活用は、競合他社との差別化につながります。相反するKPIのバランスを取りながら最適な運転をすることが可能となり、世界中のプラント運転において業界基準となることが期待されます。」

 横河電機デジタルエンタープライズ事業本部ソリューション開発部長である小林靖典は、次のように話しています。「OT、IIoT技術、さらには業界の最良事例を組み合わせることによって、当社はお客様のデジタルトランスフォーメーション(デジタル化による業務革新)を支援しています。OpreX Profit-driven Operationはその代表的な例であり、その独自の提供価値がFrost & Sullivanによって高く評価されたことを嬉しく思います。お客様からも高い評価をいただいており、今後も工場全体での利益改善を実現できるよう、お客様を支援してまいります。」

以上

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