ディジタル指示調節計「UTAdvanced」発売のお知らせ

2009年4月24日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、当社のディジタル指示調節計Greenシリーズ※1の後継機として、ラダー言語によるシーケンス制御機能を標準搭載したディジタル指示調節計「UTAdvanced」を本日発売しますのでお知らせします。
 UTAdvancedは、測定、表示、操作、制御、ネットワークなどの各種機能を大幅に向上しました。ユーザの設計効率が向上し、周辺機器や配線が削減できるためトータルコストを削減します。

ディジタル指示調節計「UTAdvanced」

開発の背景

 指示調節計は、工業炉や半導体製造装置など独立して使用する比較的小規模な各種装置の、温度、圧力、流量、設備の運転状況などのさまざまなデータを測定、表示し、動作を制御する組み込み機器です。
 調節計を組み込む装置やパネルには、スイッチ、タイマーなどの制御部品、PLC(プログラマブル・コントローラ)、データ収集機器などを同時に組み込むケースが数多くあり、システム構成が複雑になりがちでした。演算機能を搭載した調節計は従来からあり、システム構成を簡素化できますが、メーカ毎に独自のプログラミング言語を採用しているため、エンジニアはそれぞれの言語の習得が必要で、プログラム作成に余計な負担がかかっていました。
 また、指示計、PLC、データ収集機器などの機器は、メーカ毎に通信プロトコルが異なるため、機器をネットワーク接続する際には、コンバータが必要でした。
 当社は今回、プログラミング言語としてエンジニアに認知度の高いラダー言語によるシーケンス制御機能の搭載、標準通信プロトコルへの対応など、当社のディジタル指示調節計Greenシリーズの、測定、表示、操作、制御、ネットワークなどの各種機能を大幅に向上させたUTAdvancedを開発しました。

特長

  1. ラダー言語によるシーケンス制御機能を標準搭載
    ラダー言語によるシーケンス制御機能を標準搭載しました。スイッチ、リレー、ランプ、タイマーなどの機能をこのラダーシーケンス機能でプログラミングすることでUTAdvanced 1台にこれらの機能が集約し、周辺機器や配線のコスト削減が実現します。また、ラダー言語は、業界で幅広く使われて認知度が高いため、エンジニアの設計効率が向上します。

    ラダープログラム作成画面
    ラダープログラム作成画面

  2. 見やすい液晶ディスプレーと容易な操作
    数字や記号がより見やすいカラー液晶ディスプレーと、ナビゲーションガイドやナビゲーションキーなどオペレータの操作を支援する機能を追加したことで、設定作業時間の短縮と、誤操作防止に貢献します。

    ナビゲーションガイドとナビゲーションキー

  3. オープンなシステム構築
    通信プロトコルの標準規格Ethernet※2に対応し、PROFIBUS DP※3にも近日中に対応します。UTAdvancedとデータ収集機器やPLCなどの機器を接続する際に必要だったコンバータが不要になり、ユーザにとって最適なマルチベンダシステムを容易に構築することができます。

    製品背面の拡大写真
    製品背面の拡大写真

主な市場

電機、機械、化学、食品、半導体、自動車などあらゆる産業での機械設備や、空調、動力など工場の設備

用途

研究開発、製造(熱処理、洗浄、滅菌工程など)の温度、圧力、流量などの測定、表示、制御

以上

※1 ディジタル指示調節計GreenシリーズのうちUT420、UT450、UT520、UT550、UT551に相当

※2 Ethernet
XEROX社の登録商標。

※3 PROFIBUS DP
一定時間内の確実な応答と低コスト接続を長所とするFA分野向け通信プロトコルの標準規格。主に欧州で普及。PROFIBUS 協会の登録商標。

※4 DIN
ドイツ規格協会(DIN:Deutsches Institut für Normung e.V.)が制定するドイツ工業規格。

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