自律型コントローラ用 低消費電力モジュール発売のお知らせ ~省電力化と高い耐環境性で設置エリア拡大~

2008年11月13日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、ネットワークベース生産システム「STARDOM™(スターダム)」の中核を担う自律型コントローラFCN(Field Control Node)用に低消費電力タイプのモジュールを開発し、海外向けに※1発売します。発売日は12月25日を予定しています。

 STARDOMは、自律型コントローラFCNおよびFCJと操作・監視ソフトウェアで構成されるネットワークベースの制御システムです。FCNおよびFCJは、制御機能に加え、情報の保存、加工、発信機能を一体化することで自律的に機能するコントローラです。

 今回発売するFCN用低消費電力対応モジュールは、I/Oと通信ポートを内蔵したCPUモジュール、電源供給モジュール、従来の約1/2サイズのベースモジュールです。省電力化に加えて耐環境性を強化したので、当社従来製品では設置が困難であった酷暑・酷寒、高地などの厳しい環境下やインフラ整備の進んでいない場所にあるガス田・油田などでも、太陽電池による限られた電力供給のみで生産設備の制御・監視が行えるようになります。

STARDOM

開発の背景

 近年の世界的なエネルギー需要の高まりに伴い、石油会社各社は供給量確保のため、天然ガス・石油の開発・生産技術の向上に力を入れ、生産量の増大に努めています。また、ガス田・油田の開発を積極的に進め、高・低温、高地など設置環境が厳しい場所や、電力、通信インフラが未整備など立地条件の悪い現場にまで採掘エリアを拡大しています。そのため、天然ガスや石油の井戸元の制御・監視を行う制御システムにも、従来以上の耐環境性や、省電力性が要求されるようになっています。
 当社はこれらのニーズに対応するため、広域に分散している井戸元設備の制御・監視に適した自律型コントローラFCN用の低消費電力タイプモジュールを新たにラインアップします。

製品の特長

  1. 低消費電力CPUで太陽電池駆動にも対応
    標準的な天然ガス井戸元制御に必要な入出力機能と通信ポートを標準搭載した、低消費電力タイプのCPUモジュールを開発しました。このモジュールを用いることで、電力インフラが未整備の現場でも太陽電池などの限られた電力供給のみで生産設備の制御・監視を行うことが可能になりました。
  2. 酷暑・酷寒、高地対応により、設置エリアが拡大
    耐環境性・耐久性の高い部品を採用したことで、コントローラの設置環境がマイナス40℃からプラス70℃まで、高度が3000メートルまで広がりました。そのため、酷暑・酷寒、高地にある生産設備の制御・監視を行うことが可能となりました。

主な市場(海外)

遠隔地に分散するガス田・油田設備、環境監視、水処理設備、風力発電設備、ガス供給設備など

用途

各種生産設備の監視,操作,制御,データ収集,記録保存など

以上

※1 国内向けの発売については検討中。

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