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pH検出器のジャンクション(液絡部)の種類と使い分け

一般用pH検出器に組み込む「ジャンクション」は、用途により下表から選択して用います。
液絡部材質テフロンのジャンクションは、し尿処理施設や下水処理施設などの汚れの多い用途に用います。
液絡部材質全セラミックのジャンクションは、全体がセラミックスでできています。KCI流出表面積が大きいことから、テフロンと同じく汚れの多い用途に用います。

ジャンクションが乾燥した時、テフロンの場合はKCI溶液中で煮沸するか、検出器本体に取り付けた状態でKCI溶液を加圧して復帰させますが、全セラミックの場合は検出器本体に取り付けて暫く放置するだけで、短時間で測定状態に復帰します。
ただし、全セラミックジャンクションは次の点にご注意ください。
もろいので直接衝撃を与えないでください。
工具は使用しないで、手で取り付けてください。超音波洗浄の使用は避けてください。
低導電率水の測定については、→こちら にご相談ください。

パーフルオロエラストマー(FFKM)のOリングを使用しているジャンクションは、有機溶媒を多く含む溶液、高アルカリ溶液および高温アルカリ溶液の場合に選択します。ただし、性能を保証するものではありません。

種類 部品番号 ガラス膜 Oリングの材質
一般用 K9142TH セラミック フッ素ゴム
K9319QA セラミック パーフルオロエラストマー(FFKM)
純水用 K9142TK セラミック フッ素ゴム
汚れの多いアプリケーション用 K9142HW テフロン フッ素ゴム
K9319QB テフロン パーフルオロエラストマー(FFKM)
K9142UH 全セラミック  フッ素ゴム
K9142UL 全セラミック パーフルオロエラストマー(FFKM)

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