透過散乱形濁度計 TB700G

弊社プロセス濁度計は1959年発売以来、各種アプリケーションに適した様々な測定原理に基づく濁度計を継続的に開発・販売し、数多くの実績を積み重ねてユーザの高い信頼を得て参りました。
透過散乱形濁度計は、色の影響を受けない高精度測定が可能であり浄水場で手分析に使われている積分球式濁度計と高い相関性を持つ測定方式を採用しています。幅広い測定範囲を持つため、浄水場の操業・管理用以外にも、各種産業における水の測定・管理用として広く使用されています。オプションも豊富に用意し、ユーザの様々なニーズに対応いたします。

特長

優れた直線性と繰返し性

  • 直線性 : ±2%FSまたは±0.01度のいずれか大きい方
  • 繰返し性: 2%FSまたは0.005度のいずれか大きい方
    (注)FS : レンジ上限設定値 2度以上

積分球式濁度計との優れた相関

  • 手分析として使われている積分球式濁度計と特性が近く、高い相関性

幅広い測定水条件に対応可能

  • 低流量対応(0.05~20 l/min)
  • 高水圧対応、インライン接続可能(耐圧500 kPa)
  • 水温(0~50°C)

アナログ出力のレンジ切替えが可能

  • マニュアルレンジ、オートレンジ、リモート2レンジ、リモート3レンジ切替え

多彩な洗浄方式を付加可能

  • 超音波洗浄やワイパー洗浄を付加でき、検出器液槽部の窓汚れ対策が可能

豊富な自己診断機能を標準装備

  • 光源異常・入力素子異常・校正異常
  • 各種電気回路異常など

アナログ2出力・リレー接点3出力・シリアル通信(自動洗浄・ゼロ校正がない場合)

豊富なオプションを用意

  • 超音波洗浄用振動子と超音波発振器
  • アプリケーションに対応した各種脱泡槽

公定法対応(オプション)

 

測定原理

透過散乱光方式

 

アプリケーション

上・下水道、河川および一般プロセス等における水の濁度

測定範囲囲 0-2 度から0-100 度 (濁度標準:カオリンまたはPSL)
0-50 度から0-2000 度 (濁度標準:カオリン)
0-2 度から0-200 度 (濁度標準:ホルマジン)
0-100 度から0-2000 度 (濁度標準:ホルマジン)
測定水条件条件 サンプリング装置なし
 流量: 0.05~20 L/min
 温度: 0~50
 圧力: 500 kPa以下
サンプリング装置付
 流量: 1~10 L/min
 温度: 0~50°C
 圧力: 20~500 kPa
直線性 ± 2% FS(FS:レンジ上限値)
繰返し性 2% FS(FS:レンジ上限値)
応答時間 2 分以内(90%応答、測定水流量 3 L/min)
TB700GとTB700Hの接点出力について
(an-tb700-10-contact-output)
上下限警報や異常を知らせる接点出力3点と、レンジ識別用接点出力3点が用意されています。 接点出力S1、S2:上下限警報、保守中または自動洗浄・校正中から選択 接点出力FAIL  :異常 レンジ接点出力 :レンジ識別 ...
アナログ出力2点のうち1点は固定ですが、もう1点は固定またはレンジ切替えの選択ができます。レンジ切替えは、3レンジ切替えまでできます。 切替えの方法は、下記から選択して設定することができます。 マニュアルレンジ切替え オートレンジ切替え リモート2レンジ切替え リモート3レンジ切替え リモート2レンジ切替えまたはリモート3レンジ切替えは、リモートレンジ切替え用接点入力を使用します。 ...
TB700G 透過散乱形濁度計とTB700H 高感度透過散乱形濁度計の主な違いは、下表のとおりです。 項目 TB700G 透過散乱形濁度計 TB700H 高感度透過散乱形濁度計 出力レンジ 最小レンジ:0~2度 最大レンジ:0~2000度 最小レンジ:0~0.2度 最大レンジ:0~2度 ゼロ濁度フィルタ 1μm(200度以下の場合) 1μm+0.2μm(公定法対応...
光を使用する計測では、気泡による指示値の変動やドリフトが問題となります。濁度計測の場合には、検出器に入る前に通常大気開放形の脱泡槽を設置して対処しています。 しかし、減圧によって発生した微細な気泡は浮上しにくく、この脱泡槽の滞留時間では完全に取ることは困難です。 (1)気泡対策を考慮した測定槽構造 TB700G/TB700Hの検出器では、測定水の入口と出口を測定槽の端に設けて、気泡が測定光束の上側を通り、バブルトラップの小孔から排出されるように設計しています。 (2)加圧脱泡槽 プロセス...
測定槽への通水が停止されると、一般には気泡が発生しやすくなり、出力が突変したり上昇傾向になったりします。 夜間などに定常的に断水する場合は、出力をホールドすることをお奨めします。再通水後は、指示が安定してから(1時間程度)、出力のホールドを解除してください。 ...
良好な運転状態を保つための主な点検・保守項目と推奨周期を下表に示します。 実施周期は個々の運転条件により変わりますので、下表を目安に適切な周期で実施してください。 (1)TB700G透過散乱形濁度計の点検・保守項目と実施周期の目安 点検・保守項目 実施周期 測定槽内の懸濁物の排出 適時 測定槽ノズルの掃除 適時 測定槽の掃除 1週間 脱泡槽の洗浄 1ヶ月 ...
TB700GとTB700Hの出力信号について
(an-tb700-08-output-signal)
アナログ出力は、2点用意されています。出力レンジは、測定範囲内で任意に設定可能です。また、パーシャルレンジの設定もできます(最大値と最小値の差は、最大値の20%以上または0.2度の大きい方)。 弊社の濁度計では、下記の仕様が公定法に対応しています。 アナログ出力1: 4~20mA DC、絶縁出力 アナログ出力2: 4~20mA DCまたは0~20mA DC選択可、絶縁出力 ...
できます。 保守中、洗浄中、校正中およびエラー発生などのとき、出力信号を直前の測定値またはあらかじめ設定した値に保持することができます。
TB700G 透過散乱形濁度計は、検出器および変換器の測定系部分と、測定水、ゼロ濁度水および洗浄水を供給するためのサンプリング装置で構成されます。 本器は、検出器および変換器の測定系のみのシステムと、サンプリング装置を付加したシステムに大きく分類できます。 また、付加されるサンプリング装置は、仕様により3つのタイプに分類することができます。 それぞれのシステムの概要について説明します。 (1)サンプリング装置なし(TB700G-□□□-ST-DC-NN) 検出器および変換器の測定系のみのシステ...
測定窓ガラスに付着する汚れには、生物膜(スライム)、無機質(スラッジ等)、油分等があり、それぞれ性質が異なるので、汚れに合った洗浄方式を選ぶことが重要です。 下表に、主なアプリケーションにおける推奨洗浄方式を示します。   上水道 下水道 工場排水 取水 原水 混和水 沈殿水 未ろ過水 ろ過水 浄水/配水 放流水 放流水 超音波洗浄 ○ ○ ○ ...
TB700Gの設置環境について
(an-tb700-04-installation-env)
TB700G 透過散乱形濁度計およびTB700H 高感度透過散乱形濁度計は、下記のような場所に設置してください。 設置場所 :屋内 (屋外設置には、別途防雨処理が必要です) 周囲温度 :-5~50℃      (ただし、測定水および洗浄水が凍結する場合は、凍結対策が必要) 周囲湿度 :5~95%RH (ただし、結露しないこと) ...
TB700H 高感度透過散乱形濁度計は、検出器および変換器の測定系部分と、測定水、ゼロ濁度水および洗浄水を供給するためのサンプリング装置で構成されます。 本器は、検出器および変換器の測定系のみのシステムと、サンプリング装置を付加したシステムに大きく分類できます。 また、付加されるサンプリング装置は、仕様により3つのタイプに分類することができます。 それぞれのシステムの概要について説明します。 (1)サンプリング装置なし(TB700H-□□□-ST-DC-NN) 検出器および変換器の測定系のみの...
TB700GとTB700Hの測定水の条件について
(an-tb700-05-water-condition)
サンプリング装置なしの場合(濁度計入口での条件): 測定水流量:0.05~20 L/min 測定水温度:0~50℃ 測定水圧力:500 kPa以下 サンプリング装置付きの場合(サンプリング装置入口での条件): 測定水流量:1~10 L/min 測定水温度:0~50℃ 測定水圧力:20~500 kPa ...
消費量は自動洗浄・自動ゼロ校正の場合の例で、流量や配管の状態、および周期や時間設定などにより異なります。 水質:濁度2度以下 温度:0~50℃ 圧力:20~500 kPa ゼロ水の消費量:約25 L/日(流量:3 L/minの時) ゼ洗浄水の消費量:約50 L/日(流量:4 L/minの時) ...
濁度標準液について
(an-tb-06-liquid)
スパン校正に使用する濁度標準液は下表の3種類ですが、それぞれ準拠する規格も異なり、また測定方式によってもばらつきがあります。 したがって、濁度の測定値はどの濁度標準液によって値付けしたのかを明確にしておくことが必要です。 標準液の種類 準拠する規格など カオリン JIS K0101「工業用水試験方法」 日本水道協会「上水試験方法」 ポリスチレン(PSL)  平成15年厚生労働省告示第261号    日本水道協会...
TB700G、TB700HおよびTB400Gには、通常の保守でスパン校正用として使用するチェックプレートを付属しています。 チェックプレートは、保守時に簡便に校正チェックするためのものです。 正確な校正が必要な場合やレンジ変更した場合は、濁度標準液でのスパン校正を実施してください。濁度標準液でスパン校正を実施した後は、付属されているチェックプレートの値も変更してください。 なお、このチェックプレートに書かれている濁度値は、標準液を使用して製品個々のゼロおよびスパン校正した後に組み合わせて値付け...
濁度計の公定法対応について
(an-tb-08-official-method)
公定法では、濁度測定に使用する装置(濁度計)の特性を下記のように定めています。 定量下限値 :0.1度以下(変動係数10%) 保守管理基準:±0.1度 上記の特性は、濁度計のレンジの上限値が5度以下の場合に適用が可能です。 なお、ここでいう公定法とは、「水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」(平成十五年七月二十二日 厚生労働省告示第二百六十一号)を指します。 計器の性能として、定量下限値が設定されています。 また、変動係数とは(標準偏差/平均値)...
濁度計の校正について
(an-tb-05-calibration)
あらかじめ光学系の測定部分および配管の洗浄を行った後、定期的にゼロ濁度標準液および濁度標準液を通水して、濁度計のゼロ点およびスパンを校正します。 (1)ゼロ点校正 濁度計にゼロ濁度標準液を通水する。 指示値が十分に安定するまで通水した後、ゼロ点を合わせる。 下表にゼロ濁度標準液について示します。 測定範囲 ゼロ濁度標準液 0―2度未満 水道水を0.2μmのフィルタで濾過した水。 0―2度以上 水道水を1μmの...
濁度の定義と単位について
(an-tb-01-definitions-units)
濁度の定義およびその単位は、JIS K0101「工業用水試験方法」で次のように定められています。 「濁度とは水の濁りの程度を表すもので、視覚濁度、透過光濁度、散乱光濁度及び積分球濁度に区分し表示する。カオリン標準液と比較して測定する場合には、“度(カオリン)”を単位とし、ホルマジン標準液と比較して測定する場合には、“度(ホルマジン)”を単位として表す。」 上記の4種類の濁度の指示は、いずれもカオリンまたはホルマジン標準液によって校正されます。 ...
SS(浮遊物質、懸濁物質)とは、水中に懸濁している不溶解性物質のことをいい、「上水試験方法」では「2mmのふるいを通過し、孔径1μmの濾過材上に残留する物質を浮遊物質とする。」と定義しています。 浮遊物質の量は、水の濁り、透明度などに影響を与えますが、厳密な意味で濁度との相関関係はありません。 SSの測定法は、「網目2mmのふるいを通過した一定量を孔径1μmの濾紙で濾過し、その残留物を105~110℃で2時間乾燥し、秤量してもとめる」としています。 SSの単位は「試料1リットル中...
JIS K 0101「工業用水試験方法」では4種類の濁度が定義されていますが、連続測定に使用されている濁度計は、JIS K 0801「濁度自動計測器」では透過光散乱光方式と表面散乱光方式のみが採用されています。 「上水試験方法」では、連続測定機器として透過光方式、散乱光方式、積分球光電光度方式に加えて透過光散乱光方式が採用されています。 しかし、連続測定用濁度計として広く市販されているのは、透過光散乱光方式と表面散乱光方式の2種類です。 各方式について、基本構成図と主な長所・短所を下表に示し...
当社には、TB700G 透過散乱形濁度計、TB700H 高感度透過散乱形濁度計の他に、TB400 表面散乱形濁度計およびTB600 レーザ形濁度計が用意されています。 それぞれの測定方式の特徴により、適したアプリケーションがあります。 下表に、アプリケーション別推奨機種を示します。   上水道 下水道 工場排水 海水 原水 混和水 沈殿水 未ろ過水 ろ過水 浄水 配水 膜処理水 ...

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