濁度の測定方式について

JIS K 0101「工業用水試験方法」では4種類の濁度が定義されていますが、連続測定に使用されている濁度計は、JIS K 0801「濁度自動計測器」では透過光散乱光方式と表面散乱光方式のみが採用されています。

「上水試験方法」では、連続測定機器として透過光方式、散乱光方式、積分球光電光度方式に加えて透過光散乱光方式が採用されています。
しかし、連続測定用濁度計として広く市販されているのは、透過光散乱光方式と表面散乱光方式の2種類です。

各方式について、基本構成図と主な長所・短所を下表に示します。

測定方式 基本構造図 測定範囲 長所 短所
透過光方式 透過光方式 最小:0―2度
最大:0―10,000度
高濁度の測定が可能 ・窓の汚れの影響を受ける
・試料の色、気泡の影響を受ける
散乱光方式 散乱光方式 最小:0―0.2度
最大:0―50度
  ・窓の汚れの影響を受ける
・試料の色、気泡の影響を受ける
透過光散乱光方式 透過光散乱光方式 最小:0―0.2度
最大:0―2,000度
試料の色の影響が少ない
極低濁度の測定が可能
・窓の汚れの影響を受ける
・試料の気泡の影響を受ける
表面散乱光方式 表面散乱光方式 最小:0―2度
最大:0―2,000度
窓の汚れの問題がない
同一液槽で広範囲な測定が可能
・試料の色、気泡の影響を受ける
・応答がややにぶい

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