濁度標準液について

スパン校正に使用する濁度標準液は下表の3種類ですが、それぞれ準拠する規格も異なり、また測定方式によってもばらつきがあります。
したがって、濁度の測定値はどの濁度標準液によって値付けしたのかを明確にしておくことが必要です。

標準液の種類 準拠する規格など
カオリン JIS K0101「工業用水試験方法」
日本水道協会「上水試験方法」
ポリスチレン(PSL)  平成15年厚生労働省告示第261号   
日本水道協会「上水試験方法」
ホルマジン JIS K0101「工業用水試験方法」
JIS K0801「濁度自動計測器」

(1)カオリン標準液
標準液校正で使用する濁度標準液は、1000度または100度のカオリン標準液を希釈して調製します。
1000度および100度のカオリン標準液の調製要領および校正用カオリン標準液の調製方法については、JIS K0101「工業用水試験方法」および日本水道協会「上水試験方法」に記載されています(TB700G/TB700Hの取扱説明書にも詳しく記述しています)。
なお、上記カオリン標準液に使用する精製カオリンは、産地により成分や白色度および粒度分布が異なりJIS K0101「工業用水試験方法」および日本水道協会「上水試験方法」で規定された精製処理を行っても、濁度値は一定にはなりません。
弊社製濁度計の校正に使用するカオリン標準液を調製する際は、弊社製カオリン(部品番号:K9008WQ)の使用をお奨めします。

(2)ポリスチレン(PSL)標準液
平成15年厚生労働省令第101号および平成15年厚生労働省告示第261号では、「水道により供給される水」の濁度標準液はポリスチレン系粒子懸濁液を調製して使用すると規定されています。 一般に、「ポリスチレン系粒子懸濁液」は「PSL」と呼ばれています。
標準液校正で使用する濁度標準液は、100度のポリスチレン標準液を希釈して調製します。
校正用ポリスチレン標準液の調製方法については、平成15年厚生労働省告示第261号および日本水道協会「上水試験方法」に記載されています(TB700G/TB700Hの取扱説明書にも詳しく記述しています)。
100度ポリスチレン標準液は、弊社販売品(部品番号:K9411TY)または市販の100度ポリスチレン標準液を購入して使用してください。

(3)ホルマジン標準液
標準液校正で使用する濁度標準液は、4000度または400度のホルマジン標準液を希釈して調製します。
4000度および400度のホルマジン標準液の調製要領および校正用ホルマジン標準液の調製方法については、JIS K0101「工業用水試験方法」および日本水道協会「上水試験方法」に記載されています(TB700G/TB700Hの取扱説明書にも詳しく記述しています)。
なお、4000度および400度のホルマジン標準液の保存有効期限は1ヵ月です。

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