横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

超音波レベル計
お知らせ: 本製品は、2021年9月30日に販売終了しております。

代替機種はありません。
VEGA社製品については関西オートメイション株式会社様にお問い合わせください。

測定面(主に液体)へ向けて定期的に超音波パルス信号を発信し、反射して戻ってきたエコーを受信するまでの時間によりレベルを測定します。測定レベルに対応した4~20mA DC信号を発信・伝送します。測定対象の付着や誘電率の影響を受けにくい方式です。コンパクトな一体形設計で、小形タンクのレベル測定に適しています。

詳細

製品概要

SUN61

SUN61

用途 小型タンク、マンホール/ピット内でのフリュームによる流量測定
プロセス接続 ねじ込み
P-Bフリューム用にフランジ取付もあり
周波数と放射角 70kHz 11°
最大測定距離 5m
SUN62

SUN62

用途 小型タンク、河川/堰の水位測定
プロセス接続 ねじ込み
P-Bフリューム用にフランジ取付もあり
周波数と放射角 55kHz 11°
最大測定距離 8m

特長

非接触測定

  • 測定対象に接触しないので、センサへの付着や磨耗がありません。測定媒体の粘性、付着性、密度変化、導電性、誘電率の影響を受けません。
  • 非接触で可動部がないため、保守性に優れメンテナンスコストの削減が可能です。

取付が容易

  • 不感帯が短く小形タンクにも適応が容易です。
  • 小形、軽量化やハウジング部の回転機構により取回し性が改善しました。
  • 2 線式は既に敷設してある配線が利用できるので、配線コストが削減できます。

設定や調節を簡単にしたDTM-PACTware™

  • 設定・調整ソフトには、先進的なDTM-PACTware™を採用しました。図示表示が多く、ユーザフレンドリーを実現しました。

見易く操作しやすいPLICSCOM

  • 表示・操作モジュールPLICSCOMは、フルドットマトリックスLCDにより、エコーカーブをはじめ、内部メモリに蓄積したトレンド表示やタンク残量表示も可能です。

超音波レベル計  SUN60シリーズの仕様

詳細仕様につきましては、一般仕様書をご参照ください。

機種 SUN61 SUN62
外観 SUN61 SUN62
測定レンジ 0.25 ~ 5 m 0.4 ~ 8 m
-
精度 ± 4 mm or 0.25 % of reading どちらか大きい方
プロセス
接続
ねじ込み G1-1/2、1-1/2NPT G2、2NPT
フランジ -
プロセス耐圧 -0.02 ~ 0.2 MPa
プロセス温度 -40 ~ 80 °C
周囲温度 -40 ~ 80 °C (PLICSCOM付き: -20 ~ 70 °C)
出力信号 4 ~ 20 mA
電源電圧 2線式:14 ~ 36 V DC 4線式:20 ~ 72 V DC、20 ~253 V AC
調整 表示・操作モジュール「PLICSCOM」(日本語表示可能)または「パソコン + DTM-PACTware™ + CONNECT」
ハウジング材質 アルミニウム/プラスチック/ステンレス鋼
配線口 M 20 × 1.5 または 1/2 NPT
保護等級 IP66 / 68(20kPa) ただしプラスチックケースは IP66 / 67
超音波周波数 70 kHz 55 kHz
ダイヤフラム材質 PVDF PVDF

関連情報

音波のパルスを利用し液面や粉体面のレベルを測定し、そのレベルを表示したり電流出力 (4 ~ 20 mA )で伝送する計測器です。
センサ部から放射した超音波のパルスが被測定物質で反射し再度センサに戻るまでの往復時間 (t) と超音波のパルスの速度 (c: およそ330 m / sec )から距離(レベル)を求めます。被測定物質までの距離 (L) は L = ( t × c ) / 2 となります。 ...
超音波のパルスを使って測定しますので、この原理から次の特長が得られます。 非接触測定で付着性、腐食、粘度、密度変化、導電性、誘電率の影響が小さい。 可動部がなくメンテナンス性に優れる。 レベル計として比較的経済性に優れている。 製品としての特長は、 2 線式にも対応している機種は、既存の配線が使えるので経済的。 表示器はバックライト付のフルドットマトリックス LCD で見やすく、日本語表示やトレンド、エコーカーブ表示が可能。 表示・操作ソフトウェア DTM-PACTwar...
製品のラインナップは SUN61、SUN62 の 2 機種があります。これらの機種は使用する超音波の周波数が異なり、測定可能範囲で区分されています。いずれも非防爆で水の液位測定など比較的簡単なアプリケーション用です。 空気を伝わって進む超音波は密度の高い物質で反射します。従って被測定物は密度が大きいことが必要です。空中に浮遊する粉塵や湯気の濃度が高い場合は、超音波がそこを貫通できず測定できない場合があります。また測定対象の波立ちや泡立ちが多かったり、粉体では安息角が大きくなったりすると測定が不...
カタログ、一般仕様書、取扱説明書、外形図、技術情報などがダウンロードできます。
CPU 異常などは別として、一時的に泡などの発生により測定面で反射して戻ってくるはずのエコーが受信できず測定不能でエラーが出た場合、その障害がなくなりエコーが再度受信できる状態になれば、自動復帰します。なお、エラー履歴は残りません。 ...
超音波式であれば、SUN60 シリーズになります。レーダー式の PULS60シリーズもご検討ください。
SUN62 が良いと思います。設置方法については取扱説明書をご覧下さい。
SUN61 の測定範囲は 0.25 - 5 m ですので可能です。0.25 m というのはセンサー先端からの不感帯の範囲です。
単管(ノズル)からタンク内に急に広がることで不要な反射が増えるため、安定した測定が難しくなります。一般仕様書の指定内でご使用下さい。
40 °C 以下で条件付で使用可能です。屋内タンクで常温であれば問題はないと考えます。レーダーレベル計 PULS64 もご検討ください。
レーダーレベル計 PULS60 シリーズをご検討ください。
タンク、ピット内の液体や粉体のレベルを測定したり、河川・湖水の水位を測定する機器です。測定値を現場で表示したり、電流出力でデータを伝送する機能があります。
レーダー式レベル計の特長は、距離測定に使用している電波の速度が高温・低温・温度変化の激しいところや、高圧・真空下でも比較的安定しているので、環境条件の厳しいところでも精度の良い測定が可能です。 ガイドパルス式レベル計はワイヤへの付着が少なければ、湯気や粉塵が舞ったり、波・泡立ちのある比測定物でも比較的安定な測定が可能です。また、水と油などの界面測定も可能です。 超音波式レベル計の特長は、測定対象の粘性、付着性、密度変化、導電性、誘電率の影響を受けずに測定できることです。 60 / 80 シ...
レベル計には多くの測定原理があります。社団法人 日本計量機器工業連合会が編集発行した「レベル計」という本によれば、レベル計の種類は大分類で 15 種類、中分類で 37 種類ありますのでそれぞれの原理については、この冊子が参考になります。 当社が扱うレベル計には主に差圧式、レーダー式、超音波式、ガイドパルス式があります。 レーダー式はセンサーから被測定物にむけて放射した電波の往復時間 (t) と電波の速度 (c) から距離 (L) を求めます。 距離 L = ( t × c ) / ...
何の目的で何を測定するのか、必要とする情報は何で、それをどのように処理して利用したいのかを明確にして下さい。コスト等との兼ね合いも重要な条件です。様々な条件が明確になれば、自ずとレベル計の選択肢は狭まります。 当社ではレーダー式、超音波式、ガイドパルス式、圧力・差圧式の 4 種類からお客様にベストなソリューションを提案しています。当社営業にお問い合わせ下さい。 アプリケーションから考えると、レーダー式は環境が厳しいところで各種薬品、溶剤、熱水、粉体などの測定に適します。超音波式は水や廃水を中心...
カタログ、一般仕様書、取扱説明書、外形図、技術情報などがダウンロードできます。 レベル計全般的には、社団法人 日本計量機器工業連合会が編集発行した「レベル計」-原理・機器選定からトラブルシューティング- という本が参考になります。 (入手先 http://www.keikoren.or.jp) ...
PLICSCOM とは表示・操作モジュールで、本体脱着可能な表示器になります。設定や測定データ表示が可能です。これが無い場合の設定は PC から行います。この場合は設定ソフト DTM-PACTware™ 及びインターフェースコンバータ CONNECT が必要になります。 ...
新しい表示モジュールと交換することができます。表示モジュール (PLICSCOM) は特注にて手配できます。
対応しておりません。
「超音波レベル計」は水、廃(排)液測定を中心に温度や圧力変化が少ないなど容易な環境下で使用されます。 「レーダーレベル計」は環境が厳しいところで、薬品、溶剤、熱水、粉体などあらゆる物質の測定に使用されます。 「ガイドパルスレベル計」はワイヤへの付着が少ない対象ならば、環境を問わず液体、粉体の測定が可能です。また、界面測定も可能です。 ...
直撃雷からの保護は難しいと考えられます。 電源/信号ラインへの誘導雷対策には、アレスタ(避雷器)を設置することをお勧めします。 レベル計専用アレスタ(USB)がラインアップされています。 ...
レーダーレベル計 PULS64 は不感帯がありません。アンテナ近傍まで測定できます。
CONNECT 本体、ケース、USB ケーブル(パソコンへ接続)、I2C バスケーブル、2 線信号ケーブル接続線と接続用クリップです。
当社のレベル計は、一度設定した値は変更しない限りメモリに保持されます。消えることはありませんのでご安心下さい。
CONNECT は付属されていません。別途ご購入ください。
パソコンにインストールして使用する「操作・調整用ソフトウェア DTM60 」 パソコンの USB インターフェイスと各センサーをつなげる「インターフェースコンバータ CONNECT 」が必要になります。 ...
最低動作電圧が 20 VDC 以上必要になります。特注で当社の JUXTA シリーズ VJA1/Z(内部抵抗 100 Ω、4 ~ 20 mA)をご使用下さい。ただし、この場合は通信による「操作・調整用ソフトウェア DTM60」の接続が出来なくなります。 ...
本質安全定格の合致するバリアを選定してください。
IP66 と IP68 の両方に対応しているという意味です。IP の等級規格は試験内容が異なっている為です。(水没できるから IP66 にも耐えられるということにはなりません。)
ディスタンスはセンサー(測定基準面)から液面までの距離、ハイトとはレベルの事で、設定したゼロレベルからの高さの表示です。
ありません。ただし、シミュレーション機能で短時間一定出力を出すことは可能です。また、機器に不具合が発生した際の出力値を選択可能です。この中にホールドする項目があります。 ...
アクティブ端子からは一般的な 4 線式の 4 ~ 20 mA 出力が出ます。受信機器が電流だけを入力する場合に使います。これに対して、パッシブ端子には 9 ~ 30 VDC が印加されていないと 4 ~ 20 mA 出力が出ません。既設の受信機器がディストリビュータ等の電源内蔵の場合に使います。 ...
粉体測定で粉塵が多いところでの測定では PULS69 を推奨します。付着にも強いレベル計です。
レーダーレベル計や超音波レベル計では電波や超音波が広がり、そこに配管があると安定な測定が困難です。ガイドパルスレベル計 FLEX80 シリーズはガイドワイヤ周りに配管がなければ使える可能性が高いと思います。また、4 m 以内であれば同軸チューブが有効です。これであれば周囲環境に邪魔されることなく測定できます。 ...
PULS69 レーダーレベル計を推奨いたします。最大測定レンジは 120m です。
超音波レベル計では塩素による腐食が心配です。タンク材質が GL (金属タンク内をガラス樹脂でコーティング)であれば PULS64 または PULS63 をご検討下さい。樹脂製タンクの場合は電波が透過しますので、PULS64 でタンク外から測れる可能性があります。当社営業にご相談ください。 ...
泡の種類や状態(厚さや密度)により測定できたりできなかったりしますので、基本的にはフィールドテストが必要です。 泡の状態によっては測定可否の判断は難しいのですが、PULS66 で泡面を測定したことがあります。PULS64 で泡の下の液面を測定した実例があります。 ...
粉体のレベル測定には PULS69 レーダーレベル計をお勧めします。PULS69 紹介ビデオも参照して下さい。
付着に強いのは PULS64 です。泡が特に多いとのことですので、フィールドテストをお願いします。
微弱無線設備性能証明が得られた機種をお奨めします。当社営業にご相談ください。
レベル計の出力は全て 4 ~ 20 mA です。接点出力が必要な時には、分離形変換器 MET625 、または、JUXTA の警報設定器(VJHK)や指示警報計(UM33A)を使用して下さい。
粉体の測定には、PULS69 を推奨しています。安息角への合わせ込みが可能な、回り継ぎ手フランジも選択いただけます。

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