横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

当社社員が計測自動制御学会(SICE)の学会賞を受賞

2021年9月16日発表

 横河電機株式会社の社員および当社子会社であるヨコガワ・エンジニアリング・アジアの社員が、公益社団法人計測自動制御学会(SICE)が設けている学会賞のうち、9月9日に「国際標準化賞 奨励賞」を、9月10日に「SICE Annual Conference International Award」を受賞しました。

国際標準化賞 奨励賞

 本賞は、SICEが関与する分野における国際標準規格の新提案の策定に貢献した個人、団体に対して贈られる賞です。

  • 受賞者
    池山 智之(横河電機)
  • 対象の国際標準規格
    • IEC 63376 ED1:Industrial Facility Energy Management System (FEMS) - Functions and Information Flows
    • ISO 50011:Energy management system - Measurement of energy management progress
  • 受賞理由
    池山は、エネルギー効率に関するIEC TC65委員会、エネルギーマネジメントに関するISO TC 301委員会で、国際エキスパートおよびプロジェクトリーダーとして、上記国際標準規格の新規提案や、関連規格のガイドブック作成および普及活動に取り組んできました。これらの活動を通じて、組織の省エネルギーを実現するために重要となる、工場のエネルギー利用の最適化や、国際標準のエネルギー管理手法の策定と普及に貢献した功績が評価され、受賞に至りました。

SICE Annual Conference International Award

 本賞は、SICE Annual Conference の活性化と国際化促進を目的とし、SICE Annual Conferenceにおいて英語で発表された優秀な論文の著者に対して贈られる賞です。

  • 受賞者
    伊藤 章雄(横河電機)、Jason Sin Wai Chan(ヨコガワ・エンジニアリング・アジア)、竹内 徹夫(横河電機)
  • 受賞論文名
    「Device Data Utilization Use Case Analysis for FDT Technology in Industrial Control System」
  • 受賞理由
    フィールド機器とのデータ交換規格であるFDT/DTMは、FDT IIoT Server™ (FITS™)を実現する規格であるFDT3.0へと進化しています。本論文は、従来からの制御アプリケーションに加え、アセット管理アプリケーションで機器データを有効に活用する視点で、制御システムにおけるFDT技術の価値を具体的なユースケースをベースに分析しています。SICE Annual Conference 2021で発表された応用技術を扱う論文の中で、論文としての完成度と発表技術が最も優秀である点が評価され、受賞に至りました。

※ 公益社団法人計測自動制御学会(SICE):
計測と制御、システムの情報化などに関して、石油・石油化学、鉄鋼、化学、通信などの産業分野で発生する課題を横断的に解決するために技術者、研究者の交流を図る場として1961年に設立。SICEは設立以来一貫して日本の先端学術の発展を支えている。

以上

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