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pH検出器の洗浄方式と選定基準について

pH検出器の汚れを取り除く方法は、下記のように種々用意されています。
選択に当たっては、測定液の状況や汚れの種類などを勘案して、比較検討することが重要です。

超音波方式:
超音波を連続的にかける方式です。
超音波振動によるキャピテーションで、汚れの付着を防止します。結晶性スケールや油分の付着防止に効果があります。

ジェット(水・空気)方式:
水または空気を電極部分に吹き付けて、付着した汚れを落とします。予め定めた洗浄周期で間欠的に洗浄します。懸濁物などの汚れに効果があります。

ブラシ方式:
水または空気でブラシを回転させ、電極部分に付着した汚れを落とします。予め定めた洗浄周期で間欠的に洗浄します。吸着析出物などの汚れに効果があります。

薬液方式:
前述の方式では効果が少ない厳しい汚れのアプリケーションで使います。検出器を測定液から引き上げ、薬液で化学的に汚れを落とします。排煙脱硫装置で実績があります。

超音波+エアバブル方式:
超音波洗浄にエアバブル(少量の空気を連続で吹き付ける)をプラスした方式で、超音波だけでは効果が少ない紙パルプ工業のパルプ廃液などで効果があります。

なお、洗浄方式の詳しい説明および選択基準は、下記の技術資料を参照してください。

FLEXA/EXA PH シリーズ プロセス用 pH計(測定システム・応用編)[TI 12B07A03-02]
pH計/ORP計 セレクションガイド [TI 12B07A03-03]

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