GD400によるFCCトップガスの密度測定-製品の品質および装置の運転管理に不可欠

概要

石油精製工場におけるFCC(流動接触分解装置)のトップガスは、ガソリンやLPGの原料になります。トップガスの成分は原油の違いや装置の運転状態によって異なるため、常時、ガスの密度(分子量)を測定しています。この密度の測定に防爆構造の「GD400形ガス密度計」が採用され、応答が速い・耐食性に優れている、などの特長が活かされています。

 

お客様の期待

  • 防爆の環境下で連続でガス密度を測定したい
  • 人手をかけずランニングコストを削減したい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

石油精製の工程では、常圧蒸留装置や減圧蒸留装置によって原油からガソリン・灯油・潤滑油などを得ています。さらに、FCC(流動接触分解装置)を使って重質分が活用され、ハイオクタン価ガソリンやLPG等が作られます。FCC精留塔のトップガスは熱交換器を通ってポンプで昇圧され、ガス分はLPG回収装置に、液体はガソリン調合装置に送られます。ガス分の密度(比重)の測定は重要で、製品の品質管理や昇圧ポンプのサージ防止といったFCCの運転管理のためのパラメータとして不可欠です。

流動接触分解装置(FCC)の概略フロー

 

YOKOGAWAのソリューション

測定システム

  • ガス密度計検出器(防爆形)
    GD300S-J-J/ □
  • ガス密度計変換器
    GD400S-J-10-N-J/ □
  • サンプリング装置
    特注品
  • 検出器・変換器収納キャビネット
    特注品

ユーティリティ

電源:定格電圧:100 ~ 240V AC
   定格周波数:50/60 Hz
   電圧変動許容範囲:85 ~ 264V AC
   周波数変動許容範囲:47 ~ 63 Hz
消費電力:最大 12W
スチーム:120 ~ 180℃(300 ~ 700 kPa)
     飽和蒸気(15 ~ 20 kg/h)

 

フィールドデータ

プロセス条件

測定点:FCC 蒸留塔出口
温度:34℃
圧力:通常時 75 ~ 最大時 185kPa
湿度:Wet
ガス組成:O2,N2,CO,H2,H2S,C1~C5
ダスト:無し

測定レンジ

1.600 ~ 1.800 kg/Nm3

留意点

  • 変換器の操作時にサンプリング系が冷却されて測定ガスが液化しないよう、検出器と変換器はそれぞれ独立したキャビネットに収納します。
  • 測定ガスの重質分(C5)を液化させないため、測定ガス導入管とキャビネット内をスチームで温めます。

サンプリング装置フロー図

特記事項

  • GD400の発売以前は、当社製ラウターガス分析計が採用されていました(実績数:多数)。

業種

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