鋼片を加熱するための炉の運転は、鋼片が酸化するのを防ぐために 1000℃以上の高温にした低 O2 雰囲気で行うことが必要です。そのために、炉内雰囲気中の O2 濃度測定が欠かせません。
高温雰囲気の O2 濃度測定には、ノーサンプリング方式で、かつ、長寿命のセンサが使用されている「ZR22/ZR402 直接挿入形ジルコニア式酸素濃度計」が最適です。ZR22 の高温用検出器は、1400℃までの高温ガスに適用できます。
鋼片は、装入機に搭載されて加熱炉に送られます。
加熱炉内は、副生ガスなどの燃料を燃焼させたガスで 900 ~ 1400℃に加熱されています。また、O2 濃度も 1 ~ 2% に維持されるよう、予熱帯・加熱帯・均熱帯での O2 濃度が監視されています。
酸化されないようにして均一に加熱された鋼片は、抽出機で運ばれ、次の加工工程に進みます。
電源:85 ~ 264V AC,50/60 Hz
比較空気用計装用空気圧力:300 ~ 700 kPa
LCDタッチパネルを装備し、各種設定画面、校正画面、酸素濃度トレンド表示など操作性に優れています。
検出器は、高信頼性ジルコニアセンサを採用し、現場でヒータアセンブリを一式交換できます。
燃焼管理や制御に最適なジルコニア式、可燃性ガスを含むガスでも測定可能な磁気式、リフロー炉・グローブボックスなどの雰囲気ガスを測定する低濃度酸素濃度計など安全計装のため用途に合わせたラインアップです。