横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

原油蒸留プラントでの製品性状安定化実現

高度制御の事例

製品性状の安定化の達成

プラント概要

日本海石油株式会社殿は富山市にある新日本石油のグループ会社です。一日あたり6万バレルの原油精製処理能力があり、北陸地区における各種石油製品(プロパン、ブタン、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、重油等)の重要な供給基地となっています。多変数モデル予測制御パッケージのExasmocと性状推定パッケージExarqeが常圧蒸留塔とデプロパナイザーに導入され、製品性状の安定化に寄与しています。多変数モデル予測制御パッケージのExasmocと性状推定パッケージExarqeは、日本国内をはじめ世界中の製油所や石油化学プラントに導入され、大きな利益をもたらしています。

日本海石油殿写真
日本海に面した日本海石油富山製油所殿の全景

Exasmoc、Exarqe導入効果

Exasmoc、Exarqe導入理由 Exasmoc
Exarqe
導入により
→
Exasmoc、Exarqe導入による効果
1)常圧蒸留塔における製品性状を上下限内に制御したい
例:蒸留点・・・灯油5%、灯油95%
*製品性状の安定化
→特に灯油95%蒸留点の標準偏差が
約半分に減少し、灯油の増産が可能になった。
2)デプロパナイザーの製品プロパン性状を規格下限値ぎりぎりに保って、リボイラスチーム量を削減したい *スチーム使用量の削減
→デプロパナイザーではリボイラスチーム使用量が約10%低減

主なアプリケーション構成

日本海石油殿アプリケーション構成図

デプロパナイザー

システム構成

ExasmocとExarqeはOPC通信経由で横河電機のDCSシステムCENTUMと接続されています。横河電機のプラント情報管理システムExaquantumも導入されています。

業種

  • 石油

    日本の石油産業の各お客様は、プラントの老朽化や運転員の世代交代といった運転リスクの増大に対して、現場の保安力強化をはじめとする様々な取組みを進められています。
    当社は、計測・制御・情報の分野で長年培ったノウハウと最新・最高の技術をベースに、日本の産業基盤を支えるお客様の課題解決ソリューションを提供し、お客様の将来の発展に向けた新たな価値を共創していきます。

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関連製品&ソリューション

  • Platform for Advanced Control and Estimation(高度制御ソリューション)

    高度制御ソリューションは、エネルギー消費を抑え製品収率を改善することで、運転利益を生み出します。また、経済効果だけでなく、アラームの減少、手動操作回数が減らせるといったメリットも得られます。 
    Advanced Regulatory Controlモジュール、多変数モデル予測制御、ソフトセンサーやAdvanced Monitoring & Diagnosisツールをコンサルティング・エンジニアリングサービスと併せて提供し、高度制御導入期間を劇的に短縮すると共に、ロバスト性に優れた制御性能を維持し保守を容易にします。

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