導電率検出器は、大きく分けて「電極式」と「電磁式」があります。
さらに、電極式検出器は「2電極式」と「4電極式」に分けられます。
それぞれの検出器のセル定数、最小測定レンジおよび最大測定レンジを下表に示します。
導電率検出器の測定方式による大まかな使い分けを下記に示します。
2電極式: 一般的な導電率検出器で、水道水や工業用水などの低導電率の液体の測定に適しています。
4電極式: 汚れや分極の影響を受けにくい測定法式です。
工場排水や下水など汚れの厳しいアプリケーションに適しています。
電磁式: 電極が樹脂で覆われていて測定液に直接触れることがありません。
酸やアルカリなどの腐食性液体や汚れの厳しい液体の測定に適していますが、純水など低導電率液体の測定には不向きです。
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