横河電機株式会社
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RC400Gの校正について

校正は、使用開始の時および長時間の運転休止後の運転再開時に行います。
また、運転中も定期的(1ヶ月に1度程度)に校正を実施してください。

(1)校正前のならし運転
校正は、指示極(回転白金電極)の電極面が汚れていない安定した状態で行います。そのため、指示極(回転白金電極)の電極面を研磨した後、指示極の特性を安定させるための“ならし運転”を30分程度行ってください。

(2)ゼロ点校正
ゼロ点を校正する方法には、「入力回路オープン法」と「塩素不含水測定法」の二通りがあります。
「入力回路オープン法」は、残留塩素計の電極を空気中に晒して、指示極(回転金電極)と対極との間に電流が流れないようにしてゼロ点を校正します。
「塩素不含水測定法」は、塩素を含まない水を2~3リットル用意してゼロ点を校正します。
塩素を含まない水は、測定水を活性炭フィルタに通してつくります。

(3)スパン校正
残留塩素計にスパン校正用標準液を通水してスパンを校正します。
スパン校正用標準液は、市販の次亜塩素酸ナトリウム溶液を純水で希釈し、出力レンジの80%付近の残留塩素になるように調製します。

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