MG8G/MG8E磁気式酸素濃度計の校正は、酸素濃度が0%のゼロ校正ガス(窒素ガス)と酸素濃度値が明確なスパン校正ガスを使用し、2点で合わせこみを行います。
下図において、校正時に得られるセンサ起電力p1、p2より、センサ起電力と酸素濃度の比が求められます。
測定ガスを流した時のセンサ起電力をpsとすると、測定ガスの酸素濃度csは、下式で求めることができます。
校正とは、kを求めることをいいます。
<センサ起電力と酸素濃度の関係>
なお、ゼロ校正のみを行った場合は、ゼロ点の合わせこみが行われるだけで、センサ起電力と酸素濃度の比 k は前回の値が使われます。
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