【貯炭場】(YTA510,YTMX580,YFGW510,YFGW410) 測定点が頻繁に移動する貯炭場の温度を無線通信より常時観測

測定点が頻繁に移動する貯炭場の温度測定を無線通信により常時観測

貯炭場で重要なリスク管理の一つに、石炭の自然発火による火災防止があります。一般的に貯炭場は、風を遮るものがない、広大な敷地に設置されます。そのため、空気の混入による自然発火のリスクに常にさらされています。
多くの場合、自営の消防チームによる災害対策が立てられていますが、あくまでもそれは対処療法です。対応が後手に回り、大災害を引き起こし、企業に存続不可能なほどのダメージを与える事態も起こりかねません。
火災の予防対策として、技術者によるパトロールを定期的に実施している企業も数多くあります。しかし、貯炭場での温度の計測は危険が伴います。また、広大な敷地をカバーするにあたって、大きな労力も必要となります。
横河電機の「プラントワイドフィールド無線」による、温度検知のソリューションを活用すれば、広大な貯炭場の任意のポイントから、安全かつタイムリーに温度情報を収集し、火災予防に役立てることができます。

 

「プラントワイドフィールド無線」とは?

工業用国際標準無線規格 ISA100 Wireless(IEC62734)を採用し、工業用途の無線通信で求められる信頼性と実時間性を確保した無線システムです。2つのアクセスポイントと同時に通信する冗長化通信「Duocast」方式を用いて、通信経路やアクセスポイントに障害が発生しても通信が途絶えません。更に拡張性にも優れ、アクセスポイントと上位システムの接続に、イーサネットのほか、無線 LAN、光イーサネットなどさまざまなインターフェースが使用でき、構成変更に柔軟で大規模な無線ネットワークを構築することができます。

 

お客さまのメリット

最長2km先から、最大500カ所をカバー

長さ約2mのポータビリティ熱電対を測定点に設置しました。そこに無線通信する温度伝送器YTA510を組み合わせることで、最も発火しやすい石炭山の表面から中2mの部分の温度情報を無線通信で伝送できます。また、無線なので貯炭場の形状変化にも容易に対応できます。通信距離は最長500mで、最大500カ所のポイントをカバーします。中継器を設置すれば、管理室から最長2km離れた貯炭場でも監視することも可能で、有線では現実的ではないスケールの定時定点観測を実現します。

安全で効率的な監視を実現。コストダウンも望める

無人による温度測定が可能となるため、危険が伴う貯炭場の温度測定業務から、技術者を解放できます。また、伝送器は電池駆動(電池寿命10年/条件依存)のため、メンテナンスもほとんど必要ありません。広範な貯炭場を隈なく調査する時間と労力を削減できる
ため、大幅なコストダウンも望めます。

導入も低コスト。しかも工期は最短 1 日

有線の場合、ネットワークを構築するケーブルや、それを設置する設備などが必要で、そのための経費や工期もかかります。しかし、無線通信では、測定点や中継点などに、機器を設置するだけなので低コストが実現します。また、工事も最短1日で完了するので、素早くシステムを導入することができます。

測定点が頻繁に移動する貯炭場の温度測定を無線通信により常時観測

 

さらなるニーズに応える YOKOGAWA のソリューション

無線フィールド機器はさまざまなラインナップをご用意しています。温度伝送器であるYTA510には、2点入力のモデルもあるほか、8点まで1台で対応する多点温度伝送器 YTMX580もあります。また、横河電機のソリューションによって、小規模システムから大規模システムまで、多様な上位システムに接続できます。

関連製品&ソリューション

YFGW410 フィールド無線用管理ステーション

YFGW410 フィールド無線用管理ステーションは、国際計測制御学会(ISA: International Society of Automation)のインダストリアルオートメーション用無線通信規格 ISA100.11a に準拠しています。本製品には、ISA100.11aが規定するシステムマネージャー、セキュリティマネージャー、ゲートウェイの機能が搭載されており、「フィールド無線用アクセスポイント YFGW510」や「フィールド無線用メディアコンバーター YFGW610」と組み合わせてフィールド無線システムを構成します。

YFGW510/YFGW520 フィールド無線用アクセスポイント

YFGW510/YFGW520 フィールド無線用アクセスポイントは、国際計測制御学会(ISA: International Society of Automation)のインダストリアルオートメーション用無線通信規格ISA100.11aに準拠しています。本製品はISA100.11aが規定するバックボーンルータの機能が搭載されており、「フィールド無線用管理ステーション YFGW410」や「フィールド無線用メディアコンバーター YFGW610」と組み合わせてフィールド無線システムを構成します。

YTA510 温度伝送器

YTA510 温度伝送器は,温度をIEC 規格の熱電対(TypeK,E,J など8 種類)あるいはIEC 規格の測温抵抗体(Pt100 など3 種類)の信号として入力し,測定値に対応した値を無線信号に変換して伝送します。温度信号の他,設定パラメータの送受信も無線通信で行うことができます。電池駆動の場合には,信号線のみならず電源配線も不要になり,大幅な設置コスト削減が期待できます。通信仕様はISA100.11a に適合しています。

YTMX580 多点温度伝送器

YTMX580多点温度伝送器は、最大8 点の温度をIEC 規格の熱電対 (Type K,E,J など8 種類) あるいはIEC 規格の測温抵抗体 (Pt100 など3 種類) の信号として入力し、測定値に対応した値を無線信号に変換して伝送します。また、直流電圧、抵抗、および4 ~20mADC の信号入力もできます。

フィールド無線

横河フィールド無線ソリューションの柔軟性は、インフラに対する大きな投資を必要とせず、プラントオペレーションのより詳しい情報取得を可能とします。

無線インフラ

横河電機はIoTを実現するISA100互換のゲートウェイ、アクセスポイント、メディアコンバータおよび管理ステーションを提供します。お客様のニーズに合致するネットワークを構築することができます。

無線温度伝送器

横河電機は、2入力のYTA510と多点入力のYTMX580温度伝送器を提供します。

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