はじめに:CSU システムはタイムラプス実験に最適
現在ライフサイエンス分野では長時間細胞を生きたまま観察すること(タイムラプス実験)は必須の手法となっています。共焦点スキャナユニットCSUシリーズを含むCSUシステムは3Dタイムラプス実験に必要な条件をすべてクリアしています。
- 高速スキャン(最大2000fps:CSU-X1)
- S/Nが良い鮮明な画像を高速に取得可能
最適条件下では通常露光時間30ms.で画像が取得できるため、サブミクロンレベルのスライス画像による3次元データを1-2秒間で取得できます - 光毒性、 蛍光退色ともに他の共焦点方式に比べて相対的に最小レベル
長時間にわたって撮影ができます - EMCCDカメラに対応
より微弱な蛍光も撮影できます
光毒性と蛍光退色を抑えるためには、励起光を最小限に抑える必要がありますが、共焦点スキャナユニットCSUシリーズは微弱蛍光まで検出できるため、細胞のダメージを抑え、長時間のタイムラプス実験ができます。 今回はその特性をいかした長時間タイムラプス事例についてご紹介いたします。

図1 rab7-eGFPをトランジエントに導入したMDCK上皮細胞のタイムラプス画像
参考リンク:http://www.microscopyu.com/articles/livecellimaging/index.html
参考文献:Goldman, R., and Spector, D.(2005) Live Cell Imaging:
A Laboratory Manual. Cold Spring Harbor, NY: Cold Spring Harbor Press.
実験手順
下記の条件で5時間のタイムラプス実験を行いました。
| 試料 | rab7*1-eGFPをトランジエントに導入したMDCK細胞 実験開始3時間前に、細胞/dishを顕微鏡ステージにセットし、環境温度を十分に安定化する |
|
| システム | 共焦点スキャナユニット | CSU10 |
| レーザ | ArKr (488nm、561nm) | |
| カメラ | HAMAMATSU EB-CCD C7190 | |
| 顕微鏡 | NIKON TE-2000U | |
| 対物レンズ | ELWD 60 × NA 0.7 | |
| 励起光強度 | rab7-eGFPの蛍光強度に合わせた最小レベルに設定 | |
| 撮影条件 | 露光時間31ms、速度16fps 前半の120立体(3480画像)は2秒毎に1立体データ、後半の120立体(3480画像)は、 毎分1立体データ取得 |
|
| 3Dデータ取得条件 | 29画像/1立体(0.5μステップ)512 x 512 pixels | |
*1 rab7:細胞内を高速移動するendosomes特異的たんぱく質
pH、温度などの環境が劣化して細胞が弱った場合、rab
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