エタノール連続生成プロセスにおける振動式密度計による測定 ―エタノール濃度を連続で安定した自動監視―

概要

近年、二酸化炭素による地球温暖化防止のため石油に代わる燃料として、バイオマスを原料とする再生可能エネルギーが注目されています。その中でも特にエタノール(バイオエタノール)が脚光を浴びています。
DM8 振動式密度計を使い、連続で安定したエタノール濃度測定により品質管理をすることが可能になります。

 

お客様の期待

  • 連続で安定したエタノール濃度を測定をしたい
  • 工数軽減をはかりランニングコストを削減したい
  • 品質向上をはかりたい

 

プロセス概略

製造工程は、供給原料の種類によって分けられます。サトウキビ等の糖質原料については、酵母を用いて発酵し、その後濃縮、蒸留・脱水の工程を経てバイオエタノールが製造されます。米国等では主にトウモロコシ等のデンプン系原料が用いられていますが、デンプンを糖化する工程が入るものの、その後の工程は糖質原料の場合と同様に製造されます。近年、木材等の木質系バイオマスからセルロース類を分離、糖化してエタノールを製造する技術開発も行われています。これら草木質系を原料とする場合には、糖化工程の前に硫酸や酵素などを使った前処理も必要となります。これらエタノール連続生成プロセスに振動式密度計を使用することで、エタノール濃度を連続で安定した測定を実現します。

エタノール連続生成プロセス(糖質系)

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

  • 一般用検出器
    VD6D-S3*B
  • 変換器
    DM8C-A □* C
  • 専用ケーブル
    DM8W-L □□□□* A
  • サンプリング装置
    VD6SM- □□□ -P □□ 0-T □□ 0*B
    (ユーザが準備する場合もあります。)

ユーティリティ

  • DM8C 変換器 /VD6D 検出器
    電源(変換器に供給):90 ~ 132/180 ~ 264 V AC、50/60 Hz
    消費電力:20VA

 

フィールドデータ

エタノールの体積濃度と密度の関係(概略)

フィールドデータ イメージ1

振動式密度計を用いることにより、エタノール測定において安定した濃度管理ができるようになりました。
また、品質管理・生産性が向上し測定・品質の両面において振動式密度計の優位性を確認することができました。

エタノールの生産方法

 

留意点

  • 検出器内で炭酸ガス等が気化すると、指示値がハンチングするなど、正常な測定が妨げられますので気泡発生防止策を講じてください。
    たとえば、測定液の圧力を上げるため、検出器の出口側配管には絞りを設け、採取サンプルは入口側配管のポンプで昇圧するようにします。

業種

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