溶存酸素計

横河電機の溶存酸素計(DO計)は、自動洗浄、塩分補償、温度補償、大気圧補償などの機能を搭載することで、液体に溶存している酸素濃度を精度よく測定します。蛍光式やガルバニ電池式、ポーラログラフ式センサと組み合わせて使用します。

  • FLXA402は、複数の検出器が接続可能であり、pH/ORP計、導電率計、電磁導電率計、溶存酸素計から検出器を選択できます。優れた操作性や機能を兼ね備えると同時に、HARTやModbus通信による拡張性にも富んでおり、IIoT環境の構築にも貢献、設置・運用コストの削減を提案します。

  • 現場で取り付け可能なIP65適合の頑丈なケースを採用、2つのmA出力、4つの接点出力を備えた溶存酸素計です。
    測定値や温度異常など豊富な自己診断機能で・測定値や温度異常、DOセンサの膜破れなどを検知・診断します。
    下水、工業排水などの処理プラントにおけるばっ気槽内の溶存酸素濃度測定、純酸素の吹き込みによるばっ気にも対応しています。 

  • 堅牢なアルミダイキャストケース採用した、2線式液分析計 FLEXAシリーズの新機種です。
    溶存酸素計、pH/ORP計、導電率計、電磁導電率計から選択可能なモジュール式で、ガルバニ電池式/ポーラログラフ式検出器どちらも使用が可能です。
    表示単位は mg/L、ppm および %飽和度、12か国語対応です。

  • モジュール構造による豊富なシステムの構築、拡張性を備えた新世代の液分析計です。 樹脂製ケースを採用した、コストパフォーマンスの良い製品です。

概要:

概要

反応タンク(曝気槽)の溶存酸素濃度測定では検出器に短時間で汚れが付着するため、頻繁に汚れを除去する洗浄作業には大変な手間がかかります。
これまで安価な方法で改善策を講じることは困難でした。
DO70G は位相測定方式を採用した汚れの影響を受けにくい蛍光式溶存酸素検出器です。またステンレスボディは凹凸のない形状で、表面はなめらかに研磨されているため、汚れが付着し難く、無保守で長期間にわたり連続測定できることが実証されています。

 

お客様の期待

  • 連続で安定した溶存酸素濃度を測定をしたい
  • ランニングコストを削減したい
  • 人手による洗浄をなくしたい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

処理場に流入した汚水は、最初沈殿池でゴミや汚泥が沈殿除去され反応タンクに送られます。その後反応タンク(曝気槽)で、活性汚泥(バクテリアや原生動物などの微生物を含んだ汚泥)が加えられ、吹き込まれる空気で攪拌されます。
活性汚泥中の微生物は酸素と汚水中の有機物を栄養にして繁殖し、固形分を生成して最終沈殿池で固液分離されます。
溶存酸素(DO)が不足すると微生物が適切に繁殖できないため、反応タンクの溶存酸素濃度を最適に管理(制御)することが必要です。溶存酸素濃度は、連続測定しています。

設置例

下水処理の概略フロー

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム例

  • 検出器/ホルダ (検出器の詳細は GS12J05D04-01 を、ホルダの詳細は GS 12J05C02-00 を参照ください)
    潜漬形 ポリプロピレン(ステンレス):
    検出器 : DO70G-120-E- □□□ -N /PP ( /S3 )
    ホルダ : DOX8HS-PP ( -S3 )- □□ -L-NN-NN*Bあるいはフロートホルダ(垂直形、傾斜形) も使用
  • 変換器:DO402G(詳細は GS12J05D02-00 参照)
    DO402G-1- □ -J / □
  • 電源ボックス:DOX10(詳細は GS12J05D04-01 参照)
    DOX10-U- □□ - N / □

ユーティリティ

電  源:100、115、230V AC ± 15%、50/60 Hz
消費電力: 最大 10 VA

留意点

  • 検出器単体をホルダなしで、水没させることはできません。
    主な仕様
    測定範囲: 0 ~ 25 mg/l、測定液温度:0 ~ 50℃
    測定液圧力: 0 ~ 500kPa、 測定液流速:2m/ 秒以下
    応答速度: 120 秒以内(90% 応答)
    立上げ時間: 5 ~ 10 分(電源投入後安定するまで)

接続例

 

フィールドデータ

2 か月間の連続運転で汚れの影響は見られない

蛍光式による溶存酸素測定値は、無洗浄にもかかわらず、2 時間おきにジェット洗浄しているガルバニ式と同等の応答を示しています。また電解液や隔膜の交換が不要で保守も簡易になり、測定値・保守の両面において、蛍光式溶存酸素検出器の優位性を確認できました。

連続運転2か月経過後からの溶存酸素指示値

業種:
概要:

概要

OD(オキシデーションディッチ)法下水処理場においての溶存酸素測定では検出器に短時間で汚れが付着するため、それを除去する洗浄作業には大変手間がかかります。
これまで安価な方法で改善策を講じることは困難でしたが、「DO402 溶存酸素計システム」において検出器をフロート式ホルダに組み込んで使用した場合には、汚れの著しい付着はなく、無保守でも長期間にわたり連続測定できることが実証できました。

 

お客様の期待

  • 連続で安定した溶存酸素濃度を測定をしたい
  • ランニングコストを削減したい
  • 人手による洗浄をなくしたい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

OD(オキシデーションディッチ)法とは、長円形や円形などの無終端の循環水路(ディッチ)に汚水を流入して一定方向の流れの水路部でエアレーション(曝気)し汚水中の汚濁有機物を吸着・酸化・分解して除去する処理方法です。

下水処理(OD法)概略

フロートフロートイメージ

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

  • 検出器
    DO30G-NN-50- □□ -PN
  • フロート式ホルダ
    傾斜形:PB350G-PV-25-NN
    垂直形:PB360G-PV- □ 5-NN (-ST)
  • 変換器
    DO402G-1- □ -J/ □
  • 中継端子箱(必要時)
    WTB10-DO3-NN- □□ / □

 

フィールドデータ

連続運転による指示値の比較例

PB350G 傾斜形フロート式ホルダに組み込んだ2組の検出器で、一方は無保守のまま、もう一方は2週間ごとの洗浄と1か月ごとの校正を実施して連続運転を行いました。半年を越える期間において、両者の指示値に大きな差は見られません。 ​​​

検出器Aと検出器Bの指示値の差(A-B)

日本下水道事業団向けには、推奨のストレートタイプ PB360G 垂直形フロート式ホルダを選定しますが、それ以外においては標準タイプを選定します。

ストレートタイプ、ストレートタイプ比較

業種:
概要:

概要

曝気槽においての溶存酸素測定では検出器に短時間で汚れが付着するため、それを除去する洗浄作業には大変手間がかかります。
これまで安価な方法で改善策を講じることは困難でしたが、「DO402 溶存酸素計システム」において検出器をフロート式ホルダに組み込んで使用することにより、汚れの著しい付着はなく、無保守でも長期間にわたり連続測定できることが実証できました。

 

お客様の期待

  • 連続で安定した溶存酸素濃度を測定をしたい
  • ランニングコストを削減したい
  • 人手による洗浄をなくしたい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

処理場に流入した汚水は、最初沈殿池でゴミや泥が沈殿除去されエアレーションタンクに送られます。エアレーションタンクでは、活性汚泥(バクテリアや原生動物などの微生物を含んだ泥)が加えられたうえ、吹き込まれる空気で攪拌されます。
活性汚泥中の微生物は酸素と汚泥中の有機物を栄養にして繁殖し、固形分を生成して沈殿します。溶存酸素(DO)が不足すると微生物が死滅するため、エアレーションタンクの溶存酸素量を管理(制御)することが必要です。溶存酸素量は、DO 計で連続測定します。

下水処理の概略フロー

球状フロートの喫水球面は水流に洗われて汚れが付きにくく、その面とほぼ等しく位置する検出器の隔膜部にも汚れはほとんど付きません。数か月経過後も、無保守の検出器は定期保守(2 週間ごとの洗浄と 1 か月ごとの校正)の検出器とほぼ同じ測定値を示しました。

無保守検出器(左)と定期保守検出器(右)とによる汚れの影響度テスト

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

  • 検出器
    DO30G-NN-50- □□ - PN
  • フロート式ホルダ
    傾斜形:PB350G-PV-25-NN
    垂直形:PB360G-PV- □ 5-NN
  • 変換器
    DO402G-1- □ -J/ □
  • 中継端子箱(必要時)
    WTB10-DO3-NN- □□ / □

ユーティリティ

電源:100,115,230V AC ± 15%,50/60 Hz
消費電力:最大 10 VA

留意点

  • 測定点には、気泡が頻繁に発生しない所を選びます。
  • 測定液中の固形物質によって検出器の隔膜が損傷するのを防ぐため、傾斜形フロート式ホルダはアームが下流側を向くよう設置することが望まれます

 

フィールドデータ

4 か月間の連続運転で汚れの影響は見られない

PB350G 傾斜形フロート式ホルダに組み込んだ2組の検出器で、一方は無保守のまま、もう一方は2週間ごとの洗浄と1か月ごとの校正を実施して連続運転を行いました 。
無保守の検出器にも際立った汚れは見られず、両者の測定値にもほとんどズレは生じませんでした。

フィールドデータ イメージ

業種:
概要:

概要

回分槽では溶存酸素(DO)計や酸化還元電位(ORP)計、MLSS計などの分析計が使用されますが、保守頻度を低減するためには、検出器に付着する汚れに対して対策を講じる必要があります。また、回分槽の水位は大きく変動するので、検出器の設置においても留意しなければなりません。

 

お客様の期待

  • 汚れの多いところでも連続で安定した測定をしたい
  • ランニングコストを削減したい
  • 人手による洗浄をなくしたい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

回分式とは、1 つの反応タンク (回分槽)で汚水の受け入れ・曝気・沈澱・排水の一連の工程を繰り返して行なう、間欠的な汚水処理方法です。回分式には、

  • 汚水量に変動があっても安定に処理できる。
  • 沈澱槽が不要なので施設がコンパクトになる。
  • 有機物のほか、窒素・りんも除去できる。

といった特長があります。

プロセス概略

 

フィールドデータ

DO 計の場合の洗浄効果テスト(洗浄無しの場合と水ジェット洗浄を行なった場合の出力信号比較)

留意点

 

YOKOGAWA のソリューション(ホルダ一覧を以下に示します)

DO402 溶存酸素濃度計

回分槽に適合する DO 計用検出器ホルダとして、水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ(特注品)、垂直形フロート式ホルダ、投げ込み形ガイドパイプなどが挙げられます。
水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダおよび垂直形フロート式ホルダは、保守性に優れています。(回分槽に蓋がある場合は、垂直形フロートホルダを用います。)

水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 垂直形フロート式ホルダ 投げ込み形ガイドパイプ
水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 垂直形フロート式ホルダ 投げ込み形ガイドパイプ

構成機器

  • DO 検出器:DO30G-NN-50- □□ -PN
  • ホルダ:(特注品)
  • 変換器:DO402G-1- □ -J
  • 電磁弁:PH8MV-W- □□ 0- □ 0*D

構成機器

  • DO 検出器:DO30G-NN-50- □□ -PN
  • ホルダ:PB360G-PV- □ 5-NN
  • 変換器:DO402G-1- □ -J

構成機器

  • DO 検出器:DO30G-NN-50- □□ -PN
  • ホルダ:PH8HG-PV*A
  • 変換器:DO402G-1- □ -J

PH450G pH/ORP(酸化還元電位)計

回分槽に適合する ORP 計用検出器ホルダとしては、水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ(特注品)、潜漬形ホルダなどがあります。潜漬形ホルダを使用する場合は、汚れに強いキセロライト ORP 検出器を組み合わせます。なお、キセロライト ORP 検出器は、超音波洗浄を行なうことはできません。また、ケーブルコネクタ部が非防水構造なので、投げ込み式ホルダは使用できません。

SS400 MLSS 計

回分槽に適する MLSS 計用検出器ホルダには、ジェット洗浄器付き引き上げ形ホルダ、垂直形フロート式ホルダなどがあります

水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 潜漬形ホルダ ジェット洗浄器付き引き上げ形ホルダ
水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 潜漬形ホルダ ジェット洗浄器付き引き上げ形ホルダ

構成機器

  • ORP 検出器:OR8EFG-AU-0 □ -TT1-N*A
  • ホルダ:(特注品)
  • 変換器:PH450G- □ -J
  • 電磁弁:PH8MV-W- □□ 0- □ 0*D

構成機器

  • ORP 検出器:HA485-120/ □□ /PP:
  • ホルダ:PH8HS-PP- □□ -T-NN-NN*A
  • 変換器:PH450G- □ -J

構成機器

  • MLSS 検出器:SS300G-NN- □□ -PN/JTJ
  • ホルダ:HH350G-NN- □ 0-JT-JP
  • 変換器:SS400G-N- □ -J
業種:

本件に関する詳細などは下記よりお問い合わせください


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