パーソナルSCメータ SC72

パーソナルSCメータ SC72は、当社ロングセラー製品SC82のモデルチェンジ品です。従来比、約70%のコンパクトサイズになり、スタイリッシュで柔らかなデザインに一新いたしました。
本体は、JIS C 0920に準拠した防水構造IP67ですので、水がかかりやすい現場での測定にも最適です。
また、従来機種で好評の自己診断機能などを受け継ぎ、300点データメモリ、時計表示など、便利で多彩な機能を追加いたしました。
SC72は、上下水道や各種水質測定、純水測定はもちろんのこと、当社導電率計の校正用計器としてもご利用いただけます。

特長

水に強い耐水ケース

防水構造 JIS C 0920 IP67に準拠

300点データメモリ機能

測定日、時間と共に、測定導電率と測定温度を最大300点まで保存することができ、 いつでも過去の測定データを確認可能

明るく見やすい大型液晶表示

主表示の文字高さは従来比約1.5倍!導電率のほか、液温や温度係数、年月日、時刻を表示

広い測定範囲と便利な自動レンジ機能

各種検出器により、0~2.000 μS/cmから0~2 S/cmまでの広い範囲の測定が可能
測定値の最適なゲインを自動的に決定する自動レンジ機能付きで、簡単な測定が可能

自己診断機能

自己診断機能により、各種エラーメッセージを表示

カレンダーと時計機能

内部時計機能により、測定日時をワンタッチで確認可能

簡易アラーム機能

指定時刻にアラームを鳴らすことが可能

自動電源オフ機能

本体電源は、一定時間操作がない場合に自動的にオフできます。1分単位での設定が可能

仕様

単位表示 S/cmまたはS/m
測定範囲 導電率
抵抗率
温度
0~2 S/cm (組み合わせ検出器によって測定範囲は異なります。)
0~40.0 MΩ・cm(低導電率用)*1
0~80℃
分解能 導電率
抵抗率
温度
フルスケールの0.05%*2
0~1.0 MΩ・cm
0.1℃
繰返し性 導電率 ±2%(ただし、一般用検出器における0~200 mS/cmレンジの場合は±5%)

*1)抵抗率は目安として測定可能です。このときの繰り返し性は導電率によるものです。 
*2)測定レンジをフルスケールとした場合。

SC72の測定中に「DATA」キーを押し、さらに「F/ENT」キーを押すことにより、測定中のデータを保存することができます。保存できるデータは、導電率測定値、温度測定値および日時です。 なお、保全できるデータ数は300データです。 ...
旧機種(SC82)用に、下記の検出器を用意しています。 SC72SN-19-AA: SC82用 低導電率用導電率検出器導電率検出器、ケーブル長0.75m SC72SN-29-AA: SC82用 一般用導電率検出器導電率検出器、ケーブル長0.75m SC72SN-39-AA: SC82用 高耐食性導電率検出器、ケーブル長0.75m SC72SN-49-AA: SC82用 高濃度用導電率検出器、ケーブル長0.75m ...
旧機種(SC82)用に、こちらの検出器を用意しています。 旧部品番号との対応表は以下になります。 K9221XB →  SC72SN-19-AA 低導電率用導電率検出器導電率検出器 K9221XA →  SC72SN-29-AA 一般用導電率検出器導電率検出器 K9221XC →  SC72SN-39-AA 高耐食性導電率検出器 K9221XD →  SC72SN-49-AA 高濃度用導電率検出器 ...
パーソナルSCメータSC72の専用検出器は、大別して一般用と特殊用途用があります。 一般用導電率検出器: 一般的な水質管理用および排水の測定などに適しています。 セル定数: 5/cm 測定範囲: 自動レンジの場合は、0~200mS/cmの範囲で単位および小数点位置とも自動的に切り替わります。 固定レンジの場合は、0~20μS/cm、0~200μS/cm、0~2mS/cm、0~20mS/cm、0~200mS/cmから選択します。 特殊アプリケーション用導電率検出器: 一般用検出器...
パーソナルCメータSC72は、異常を検知するとメッセージエリア(補助表示部)にエラー表示(エラー番号が点滅)を行います。エラー番号に対応した「エラー内容」、「状況および原因」、「処置」の概要を下記に示します。 SC72 エラー番号、エラー内容、原因および処置 エラー番号 エラー内容 原 因 処  置 Err1 温度補償演算値オーバー 設定されている温度係数が0.00~9.99%/℃の範囲を超えていた場合、または測定液が上記の範...
測定液温度:0~80℃(ただし、検出器ケーブルまで浸す場合は0~50℃)
SC72一般用導電率検出器のケーブル長は、0.75mおよび3mが用意されています。 低導電率用検出器、高耐食性検出器および高濃度用検出器の場合は0.75mのみです。 ケーブルと検出器は一体になっていますので、ケーブルを長くしたり、短くしたりすることはできません。 ...
SC72の電池を装填後、最初に使用するときは、「日付および時刻」の設定を行います。電池を交換した場合、日付は保存されていますが、時刻は初期化されますので再度設定し直してください。 次に「セル定数」の設定を行います。セル定数は、検出器のケーブルに貼付されているネームプレートに形名・コードなどとともに併記されています。 最後に「温度補償係数」を設定します。水質測定や排水の測定の場合は、SC72に内蔵されているNaCl(塩化ナトリウム)溶液の温度補償係数を選択します。測定液の温度補償係数がNaCl(塩...
導電率用検出器は、pH検出器のように経時変化によって劣化することはありません。 使用後は、検出器を洗浄して汚れが残らないようにしてください。 ただし、検出器が大きく変形したり、腐食が激しかったりして、校正液を使用しての校正ができなくなった時は使用できません。 ...
SC72の検出器が十分に測定液に浸っていないと、正しい測定結果が出てきません。下図のように、液面が検出器の気泡排出口の上にくるまで浸してください。 また、電極エレメント(内部電極など)に付着した気泡も測定誤差の原因になりますので、検出器を2~3度上下に振って気泡が残らないようにしてください。 SC72検出器の浸し方(一般用検出器の場合) ...
SDS(Safety Data Sheet)制度とは、「特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善に関する法律」(PRTR法)に基づき、対象化学物質または当該化学物質を含有する製品を事業者間で取引する際、その性状および取扱いに関する情報(SDS)の提供を義務づける制度です。 SDS制度により、SDSの提供を受ける事業者は、PRTR制度に基づく届出でに必要な情報を得ることができます。また、事業所における適切な化学物質の管理を促進し、環境の保全上の支障を未然に防止することが可能になります。 S...
導電率計の校正証明書は、下記製品について発行できます。 SC72 パーソナルSCメータ: 指示部(本体)のみ。検出部は対応できません。 プロセス用導電率計: 下記の変換器(または伝送器)   FLXA202, FLXA21, SC100, SC202G, SC202SJ, SC402G, SC450G, SC500G, SC520G 電磁導電率計:下記の変換器(または伝送器)   FLXA202, FLXA21, ISC202G, ISC202SJ, ISC402G, ISC450...
プロセス用導電率計および電磁導電率計が正しく測定しているかどうかのチェックには、弊社の「SC72 パーソナルSCメータ」が便利で最適です。 「SC72 パーソナルSCメータ」をプロセス用導電率計および電磁導電率計が設置されている現場に持ち込み、同じ測定場所を同時に測定し、合っているかどうかを確認します。 測定液を実験室などに持ち帰って、ラボ用導電率計で確認する方法は、現場の測定液と温度などの条件が異なり正しい結果を出すことができません。 ...
導電率と抵抗率の関係
(an-sc-isc-12-conductivity-resistivity)
抵抗率(Ω・cm)は導電率(S/cm)の逆数で、比抵抗ともいいます。 水処理分野では、1MΩ・cm以上(導電率1μS/cm以下)の水は抵抗率で表されます。
導電率計の精度について
(an-sc-isc-07-accuracy)
導電率計の精度については、JISにも記載されていません(pH計は記載されています)。 pH計と異なり、導電率計に関して標準液や機器自体の精度を認証してくれる国家機関や基準がありません。 現在、どのメーカーも導電率計の精度は、変換器(または伝送器)と検出器を組み合わせたものでなく、変換器単体の模擬入力抵抗での「繰り返し性」と「直線性」を記載しています。 ...
導電率計と電磁導電率計の使い分けですが、純水や浄水など導電率が低い場合は導電率計を、汚れが多い測定水や酸アルカリ溶液のように導電率が高い場合は電磁導電率計をお奨めします。 目安として通常の測定が100μS/cm前後です。 ...
導電率とは溶液中の電流の流れやすさの尺度で、比抵抗の逆数です。 下図のようにL(cm)の距離を隔てて、表面積(cm2)の極板が対向して溶液中に置かれているとすると、その間の溶液の電気抵抗Rc(Ω)は、Rc=r・L/Aとなります。 r は比抵抗(Ω・cm)で、この値が電流の流れにくさを表し、溶液によって決まる定数です。 導電率をK(S/cm)とすると、K=J/Rcとなります。 Jはセル定数と呼ばれ、検出器の形状などで決まる固有の値です。 また、J=L/Aですので、Lと...
導電率と濃度の関係について
(an-sc-isc-02-relationship)
純水に電解物質を溶かしていくと、溶解量が少ない間は導電率がその濃度に比例して増加していきます。しかし、電解物質の濃度がある程度以上になると解離度(イオンになりやすさ)が小さくなり、導電率の増加は頭うちの傾向になります。さらに濃度を増すとイオン間の相互作用により導電率はむしろ減少していきます。 下図に、工業的に用いられる代表的な溶液の濃度と導電率の関係をしめします。硫酸(H2SO4)などは極大値が2つ現れていますし、塩化ナトリウム(NaCl)はある程度以上は溶解せず導電率の変化が少なくなるなど、...
液体の導電率は、液温により大きく変化します。一般に、同じ液でも温度が上がれば導電率は大きくなりますが、その度合いは溶け込んでいるイオンの種類や濃度によって違います。 これらのことから、導電率の値によっていろいろなことを判断しようとするには、測定しようとする液の温度を一定にしなければいけません。実際に液の温度を一定にすることは大変なので、一般には液の温度を測って基準温度に換算して用います。 工業用測定の場合は、温度測定素子を演算回路に組み込み、基準温度への換算を自動的に行うようにしています。 温...
導電率の測定方法としては、「電極法」と「電磁誘導法」があります。 電極法には、2電極式と電極表面の汚れや分極の影響を受けにくい4電極式があります。 電磁誘導法は検出器が耐食性に優れているので、高濃度の酸やアルカリ溶液の測定に適していますが、純水のような低導電率の水溶液の測定には不向きです。 ...
導電率計の校正について
(an-sc-isc-05-calibration)
導電率計に関して、標準液や機器自体を認証してくれる国家機関や基準がありません。 通常、導電率計の校正はJISに従って調製した校正用溶液で行います。したがって、導電率計の値付けは、使用する校正用溶液の絶対値が基準になります。導電率計の検出器はpH計のガラス電極と異なり、経時変化によって劣化することが少ないため、通常は校正する必要がほとんどありません。 ...
導電率計の校正用溶液について
(an-sc-isc-06-calibration-solution)
導電率計の校正用溶液としては、実験室で調製することができる塩化ナトリウム(NaCl)溶液や塩化カリウム(KCl)溶液が一般的です。 下表に、それぞれの溶液の25℃における導電率の値を示します。 なお、JIS K0102(工場排水試験方法)やJIS K0400-13-10(水質-電気伝導率の測定)には、校正用溶液として塩化カリウム(KCl)溶液が記載されています。 ...

本件に関する詳細などは下記よりお問い合わせください


お問い合わせ
トップ