DAQMASTER™シリーズ PCベース高速データアクイジションユニット MX100

PCベース高速データアクイジションユニット MX100は、より高性能に、より使いやすくを追求した新世代型PCベースデータ収集機器です。
また、モジュール構成による柔軟な機能拡張性、イーサネットによる高速通信(100Base-TX)と省配線、配線距離に制約されない設計自由度で、測定環境に最適なデータロギングシステムを構築できます。

環境ラベル 記録のペーパーレス化により省資源を実現

新世代型PCベースデータ収集機器

より高性能に……

  • 高速/多ch/高耐圧:
    • 最短測定周期10ms(24ch/10ms, 60ch/100msの高速測定が可能)
    • 最大1200chデータ収集可能。(横河純正ソフトウェア使用時)
    • 入力ターミナル-ケース間(強化絶縁)
      3700Vrms(1分)、600Vrms/VDC(連続)
  • マルチインターバル:
    • 3種の測定周期をシステム内で混在使用可能
      (測定周期はモジュール単位で設定)

より使いやすく……

高速/多ch/高耐圧

高速/多ch

下表は、その測定周期における測定可能最大ch数の目安を示しています。(PCソフトウェアには、横河純正ソフトウェアを使用します。)

測定周期 測定可能
最大ch数
測定可能対象 PCソフトウェア 必要モジュール個数(例)
MX100
スタンダード
ソフトウェア
MXLOGGER メイン
モジュール
(MX100)
4ch高速ユニバーサル
入力モジュール
(MX110-UNV-H04)
10ch中速ユニバーサル
入力モジュール
(MX110-UNV-M10)
10ms 24ch DCV/DI 1 6
50ms 24ch DCV/TC/RTD/DI 1 6
50ms 120ch DCV/TC/RTD/DI 5 30
100ms 60ch DCV/TC/RTD/DI 1 0 6
100ms 300ch DCV/TC/RTD/DI 5 0 30
200ms 500ch DCV/TC/RTD/DI 9 0 50
500ms 600ch DCV/TC/RTD/DI 10 0 60
1000ms 1200ch DCV/TC/RTD/DI 20 0 120

○は対応可能、-は対応不可を示す。

測定周期とch数の関係は、PCの性能に大きく依存します。
PC性能により上記に示した性能は、上回る場合もあれば、下回る場合もあります。
なお、上記は以下のPCの使用を想定しています。
<使用PC仕様>
CPU:Pentium4 3.2GHz, メモリ:1GB, OS:Windows2000, HD容量:160GB, 通信I/F:Ethernet 100Base-TX

高耐圧(強化絶縁)

入力ターミナル-ケース間に強化(2重)絶縁を施し、600Vrms/VDC(連続)の高耐圧を実現しています。
下図の様に、電池が積層されコモンモード電圧が高くなる様な場合でも、各電池電圧を安全に測定できます。

ノイズ除去(MX110-UNV-H04)

MXの入力モジュールは、ノイズ除去性能に優れる積分型A/Dコンバータを採用しています。
特に、4ch高速ユニバーサル入力モジュール(MX110-UNV-H04)は、各入力chごとに積分型A/Dコンバータを搭載していますので、高速測定における強いノイズ除去性能を示します。
また、積分型A/Dコンバータでも除去し切れないノイズには、ディジタルフィルタ機能が効果を発揮します。
測定周期の5~100倍までの時定数を選択できますので、カットしたいノイズ対象に合わせてフィルタをかけることが可能です。

ノイズ除去例

ノイズ除去

左図のノイズ源をMXに印加し、右図の結果を得ました。ノイズ環境下でも安定した高速測定が可能です。

マルチインターバル

マルチインターバル

3種の異なる測定周期を1システム内で混在して使用することができます。測定周期は、モジュール単位で指定します。異なった種類の入力モジュールを同じ測定周期に設定したり、同じ種類の入力モジュールを異なった測定周期に設定することも可能です。選択可能な測定周期として、10/50/100/200/500ms,1/2/5/10/20/30/60sの12種が用意されています。ただし、中速ユニバーサル入力モジュール(MX110-UNV-M10)は、測定周期10/50msの設定はできません。

測定周期設定例

右図の様に、モジュール単位で自在にマルチインターバルシステムの構築が可能です。
右図では、の3色を3種の測定周期として示しています。

横河純正PCソフトウェアでのモニタ画面

測定周期別に測定値を表示します。 変化の早い信号と遅い信号を同時に確認しながら測定ができます。

測定ごとの再配線不要

使いやすさを求めて

脱着端子

入力端子は全て取り外しが可能です。端子を複数ご用意いただければ測定ごとの再配線が不要になります。

4ch高速ユニバーサル入力モジュール

4ch高速ユニバーサル入力モジュール MX110-UNV-H04
端子ごとに取り外しが可能です。

10ch 入力モジュール

10ch中速ユニバーサル入力モジュール MX110-UNV-M10
10ch高速ディジタル入力モジュール MX115-D05-H10
端子が付いたプレートごと取り外しが可能です。

10ch中速ディジタル出力モジュール MX125-MKC-M10
端子ごとに取り外しが可能です。

 

ネジ締め端子台

10ch中速ユニバーサル入力モジュール(MX110-UNV-M10)、10ch高速ディジタル入力モジュール (MX115-D05-H10)には別置きのネジ締め端子台が用意されています。
MX110-UNV-M10、MX115-D05-H10から押し締め端子付きプレートを取り外し、モジュールとネジ端子台(772061)間を入力モジュール-ネジ端子台間結合ケーブル(772062)で結合します。
MX110-UNV-M10、MX115-D05-H10では、押し締め端子付きプレートが納入時から装着していないコードも用意されています。
ネジ端子台のみの使用で、押し締め端子が必要の無い場合には、MX110-UNV-M10/NC、MX115-D05-H10/NCとご指定ください。

ネジ締め端子台

DINレールによるラックマウント、パネルマウント

ラックマウント、パネルマウントには、DINレールをご利用ください。
DINレール取り付けは、DINレールマウント用ブラケットでワンタッチに行えます。DINレールマウント用ブラケットは、ベースプレート(MX150)に標準で2個添付されています。

DINレールによるラックマウント、パネルマウント

システム構成

MX100は、PCのフロントエンドとして動作するデータ収集機器です。
MX100によって測定されたデータは、PCにリアルタイムに転送されます。

MX 1ユニット対1 PC 接続(24ch/10ms、60ch/100ms測定)

MX 1ユニットでは、測定周期10msで最大24ch、測定周期100msで最大60ch (どちらも6モジュール実装状態)のデータ収集が可能です。

システムアップ方法
MXとPCは、HubとEthernetストレートケーブルにより結合します。
また、いわゆるクロスケーブルを用いれば、ケーブルだけで結合が可能です。
(この時、Hubは必要ありません。)

PCソフトウェア
1対1接続であればメインモジュールに標準添付されるMX100 スタンダードソフトウェアで快適なデータ収集環境を構築できます。

1ユニットとは、メインモジュール1個を中心に構成されたメインモジュール、入出力モジュール、ベースプレートの結合体です。

MX 多ユニット対1 PC 接続(最大1200ch測定、MXLOGGER使用時)

システムアップ方法
MXとPCは、HubとEthernetストレートケーブルにより結合します。

PCソフトウェア
MX複数ユニットからデータを収集したい場合は、横河純正ソフトウェアMXLOGGER(別売)が強力に測定をバックアップします。MXLOGGERは、最大20ユニットのMXからデータを収集することができます。(1ユニットの最大入力ch数は60chです。20ユニットでは、最大1200ch入力が可能になります。)

なお、MXLOGGERでの最短測定周期は、システムの総ch数とPCの性能に依存します。

ご自身でデータ収集ソフトウェアを作成される場合、1つのPCソフトウェアで統合できるMXのユニット数に制限はありません。
ただし、PC及びPCソフトウェアにとって負荷の重い条件(特に、多ユニットで測定周期が短い場合)を設定しますと、PCソフトウェアでデータ収集が間に合わなくなり、データ抜けが発生しますのでご注意ください。

モジュール

MXは、メインモジュール、入出力モジュール、ベースプレートの3種を組み合わせて、お望みの測定環境を構築できます。 組み上がったものは、そのままデスクトップユースとしてお使いいただけます。(モジュール底部には、脚がついています) なお、ラックマウントには、DINレールを使用します。
入出力モジュール、ベースプレート、アクセサリ(ACアダプタはMW100専用)は、DAQMASTERシリーズMW100と共通です。

メインモジュール、入出力モジュール、ベースプレートの3種組み合わせ

メインモジュール(MX100)

データ収集を管理するデータ収集エンジンです。電源部、Ethernetポート、 コンパクトフラッシュカードスロット等が実装されています。1つのメインモジュールには、最大6個の入出力モジュールが結合できます。
6個以下であれば、入出力モジュールの種類、個数は任意に選択できます。

メインモジュール(MX100)

CFカードサイズ別データバックアップ可能時間

保存ch数 測定周期 32M 128M 512M
10ch 10ms 約2時間 約9時間 約36時間
100ms 約21時間 約3.5日 約15日
500ms 約4.5日 約18.5日 約75.5日
2s 約18日 約75.5日 約303日
24ch 10ms 約54分 約3.5時間 約15時間
100ms 約9時間 約37時間 約6日
500ms 約45時間 約7.5日 約31.5日
2s 約7.5日 約31.5日 約126日
60ch 10ms 約18分 約75分 約5時間
100ms 約3.5時間 約15時間 約2.5日
500ms 約18時間 約3日 約12.5日
2s 約3日 約12.5日 約50日

入力モジュール

パルス入力モジュール, 多ch汎用測定モジュール

名称 形名 ch数 最短測定周期 記事
多ch汎用測定モジュール MX110-VTD-L30 30 500ms 30ch一体型
押締端子、直流電圧/熱電対/接点
MX110-VTD-L30/H3 30ch一体型
M3ネジ端子、直流電圧/熱電対/接点

名称 形名 ch数 最短測定周期 記事
ユニバーサル入力モジュール MX110-UNV-H04 4 10ms 直流電圧/熱電対/測温抵抗体(3線式)/接点 混在入力可能
MX110-UNV-M10 10 100ms 直流電圧/熱電対/測温抵抗体(3線式)/接点 混在入力可能
4線式RTD抵抗入力モジュール MX110-V4R-M06 6 100ms 直流電圧/4線式測温抵抗体/抵抗/接点 混在入力可能
ひずみ入力モジュール MX112-B12-M04 4 100ms 内蔵ブリッジ抵抗120Ω
MX112-B35-M04 内蔵ブリッジ抵抗350Ω
MX112-NDI-M04 外付けブリッジヘッド及びひずみゲージ式変換器接続用(NDISコネクタ)
5Vディジタル入力モジュール MX115-D05-H10 10 10ms 無電圧接点/オープンコレクタ/Level(5Vロジック) 混在入力可能
24Vディジタル入力モジュール MX115-D24-H10 10 10ms Level(24Vロジック)、Vth=12V

出力モジュール

名称 形名 ch数 更新周期 記事
アナログ出力モジュール MX120-VAO-M08 8 100ms 電圧(-10~10V)/電流(0~20mA) 混在出力可能
PWM出力モジュール MX120-PWM-M08 8 100ms パルス幅変調出力モジュール
ディジタル出力モジュール MX125-MKC-M10 10 100ms A接点出力(SPST)

ベースプレート

1入出力モジュール装着用~6入出力モジュール装着用の6種のベースプレートが用意されています。
MW100へ使用する際は、アタッチメント部の付け替えが必要です。(MW100用アタッチメントはMW100に標準付属しています

アクセサリ

コネクタカバー
空きスロット用コネクタカバー

アクセサリ(脱着端子)

MX112-NDI-M04、MX110-VTD-L30、MX110-VTD-L30/H3を除き、入出力端子は全て取り外しが可能です。
端子を複数ご用意いただければ測定ごとの再配線が不要になります。

形名 記事
772061 外付けネジ(M4)端子台、RJC(基準接点補償)付き。772062と組み合わせて使用。
MX110-UNV-M10、MX115-D☐☐-H10に適用可能。
772062 入力モジュール-ネジ端子台間結合ケーブル、772061と組み合わせて使用。
MX110-UNV-M10、MX115-D☐☐-H10に適用可能。
772063 押し締め端子付きプレート、RJC付き。MX110-UNV-M10、MX115-D☐☐-H10に適用可能。
772064 押し締め端子、MX110-UNV-H04に適用可能。
772065 押し締め端子、MX120-VAO-M08、MX120-PWM-M08、MX125-MKC-M10に適用可能。
772067 押し締め端子付きプレート、MX110-V4R-M06に適用可能
772068 押し締め端子付きプレート、ブリッジ内蔵(120Ω)。 MX112-B☐☐-M04に適用可能。
772069 押し締め端子付きプレート、ブリッジ内蔵(350Ω)。 MX112-B☐☐-M04に適用可能。
772080 ネジ(M3)端子付きプレート、RJC付き。MX110-UNV-M10、MX115-D☐☐-H10に適用可能。
772081 電流用押締クランプ端子付プレート シャント抵抗内蔵10Ω、MX110-UNV-M10に適用。
772082 電流用押締クランプ端子付プレート シャント抵抗内蔵100Ω、MX110-UNV-M10に適用。
772083 電流用押締クランプ端子付プレート シャント抵抗内蔵250Ω、MX110-UNV-M10に適用。

6入出力モジュール用ベースプレートを使っての実装例

6入出力モジュール用ベースプレート

メインモジュールの装着位置は固定ですが、入出力モジュールは、入出力モジュール装着用のコネクタであればどこでも装着可能です。
また、この場合、装着できる入出力モジュール数は、1個以上6個以下になります。

関連ソフトウェア

MX100スタンダードソフトウェア(メインモジュールMX100に標準添付)

MX 1ユニットと接続しデータ収集を行います。(複数MXとの接続はできません。)
MX100スタンダードソフトウェアには、統合モニタ、ビュ-ア、校正の3つのソフトウェアが含まれています。

統合モニタソフトウェア

測定データのリアルタイムモニタリング/ロギングを実行します。
統合モニタソフトウェアは、モニタ画面、表示詳細設定、チャネル設定、収集条件、システム設定、接続/切断の計6メニューで構成されます。

モニタ画面

モニタ画面

測定データのリアルタイムモニタです。波形表示とディジタル表示が出来ます。

表示詳細設定

モニタ画面におけるデータ表示状態(波形色等)を設定します。

チャネル設定

入力chごとの個別設定(レンジ設定等)や、演算chの設定(演算式入力等)を行います。

収集条件

データ収集に関する諸条件(測定周期/データ保存周期、測定開始/終了条件、ファイル名指定等)を設定します。

システム設定

システム設定

モジュール構成等を決定します。
モジュール構成は、分かりやすく図示されます。

接続/切断-手間なしセットアップ

接続/切断-手間なしセットアップ-

接続されているMX100を自動認識してくれます。一度設定を与えてしまえば、この接続情報は保持されます。再立ち上げ時には、ネットワーク設定なしに自動でMX100と接続します。

ビューアソフトウェア

ビューアソフトウェア

保存されたデータを再表示させるソフトウェアです。波形表示、ディジタル表示、カーソル表示、区間演算等が行えます。

校正ソフトウェア

校正ソフトウェア

ユニバーサル入力モジュールの校正作業を効率よく実行するためのソフトウェアです。

MXLOGGER (別売PCソフトウェア)

MX複数ユニット(最大20ユニット)と接続しデータ収集を行います。(MX 1ユニットとの接続も可能です。)
MXLOGGERは、設定、ロガー(データ保存)、モニタ、ビューアの各ソフトウェアとモニタサーバから構成されています。モニタサーバ機能を利用すれば、弊社データロギングソフトウェアGA10に接続することが可能です。DARWINやDAQSTATIONといった弊社のデータ収集機器とMXを混在させたい場合に有効です。

MX100とDARWINの混在システムの構築例

GA10がMXLOGGERのクライアントとなり、MXLOGGERからのデータをDARWINデータと同時に取り込みます。
注)GA10のデータ収集周期は、最短で1sです。1sより短い測定周期のデータを保存させる必要がある場合は、MXLOGGER側にデータ保存させます。 

MXLOGGERの詳細は、こちら

MX/DARWIN用API (別売)

データ収集ソフトウェアを自作されたい場合には、本APIをご利用下さい。
APIは、MX/DARWINと通信するための関数群からなり、関数群は、DLL(ダイナミックリンクライブラリ)として用意されています。
APIの利用により、MX専用データ収集ソフト、MX/DARWINを混在させたデータ収集ソフト、DARWIN専用データ収集ソフトの作成が可能になります。
プログラム作成可能言語は、Visual C、Visual C++、Visual Basic、Visual Basic .NET、C#になります。

*MX100/DARWIN用APIは32bitモードAPIとなっています。64bitネイティブアプリケーションでは使用できません。

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【サポート情報】PCソフトウエア・対応機種⼀覧表

各種PCソフトウェアがサポートされている対応機種の一覧表です。

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