横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

波形分析機能

遠隔での異常検知から原因分析までを支援

設備状態の「いつもと何が違うか」を遠隔から把握し、異常の検知から原因分析までを遠隔で一貫して実施することを支援します。

本機能は、回転機設備の状態監視および異常診断(原因分析)を担当する保全・設備管理担当者向けの機能です。

波形分析機能は、4ch無線振動センサと連携し、取得した振動データをもとに周波数解析(FFT解析)を行います。これにより、従来の傾向監視では判断が難しかった故障箇所・故障原因の特定を支援します。

【導入効果】

原因特定の迅速化により設備停止時間の短縮(稼働率向上)と、現場点検工数の削減によるメンテナンスコストの低減に貢献します。

設備診断における以下のような課題の解決に役立ちます

  • 危険箇所・高温・高所など、稼働中に近づいて測定できない設備がある
  • 詳細診断のために現場へ行く必要がある
  • 異常兆候は検知できるが、原因の特定に時間がかかる
  • 高周波帯域を含む異常(ベアリング・ギア)を把握したい
  • 複数測定点の振動を比較できていない

詳細

ソリューション

周波数解析(詳細診断)を行うことで、回転機の故障箇所・原因の特定を支援し、適切なメンテナンスの検討に活用できます。

機能概要

波形分析機能は、4ch無線振動センサから取得した振動波形データをもとに周波数解析(詳細診断)を行います。取得した振動データの時間波形、周波数スペクトル、およびウォーターフォール表示により、回転機の故障箇所や故障原因の特定に必要な情報を提供します。
時間波形は、取得した振動データを時間軸に沿って表示したものです。周波数スペクトルは、振動データを周波数成分に分解し、周波数ごとの振幅を表示したものです。また、ウォーターフォールでは、複数の周波数スペクトルを時系列に並べ、周波数成分の時間的な変化を表示します。

時間波形:振動データを時間軸で表示
時間波形:振動データを時間軸で表示

周波数スペクトル:振動データを周波数成分に分解して表示
周波数スペクトル:振動データを周波数成分に分解して表示

 

ウォーターフォール: FFT解析結果を時系列に表示
ウォーターフォール: FFT解析結果を時系列に表示

 

センサ遠隔設定機能(ダウンリンク)

現場に赴くことなく設定変更やデータ取得が行えるため、異常発生時の迅速な状況把握と、診断業務の効率化に貢献します。
広域モニタリングシステムから4ch無線振動センサの設定(傾向監視・振動波形取得)をオンラインで変更できます。
振動波形データは定期収集に加え、任意のタイミングでも取得することが可能です。

傾向監視設定
傾向監視設定

波形取得設定
波形取得設定

 

傾向監視・詳細診断統合表示

異常の検知から原因分析までを一貫して行うことができ、保全業務の迅速化を支援します。
既存のSushi Sensorを含む傾向監視データと、波形分析機能による詳細診断情報を広域モニタリングシステム上で一元的に確認・管理できます。

システム構成

波形分析機能は、4ch無線振動センサおよび広域モニタリングシステムと連携して動作します。
4ch無線振動センサは対象設備の振動波形データを計測します。広域モニタリングシステムは現場機器から収集した計測データや振動波形データを保存・表示します。波形分析機能は広域モニタリングシステムに保存された振動波形データを取得してFFT解析し、その結果を広域モニタリングシステムへ反映します。ユーザは広域モニタリングシステムを通じて振動波形データおよび解析結果を確認できます。

システム構成

 

運用フロー

波形分析機能を活用することで、異常の兆候を検知した後、遠隔で必要なデータを取得し、詳細診断からメンテナンス判断までを効率的に進めることができます。
以下に、本機能を活用した基本的な運用フローを示します。

運用フロー

仕様

項目 内容
対応センサ 4ch無線振動センサ
利用環境 Webブラウザ(Google Chrome)
取扱データ 振動波形データ、エラーデータ
対応ピックアップ数 10 ~ 500ピックアップ
データ収集周期 1週間単位の定期収集、任意のタイミングでの手動収集
データ保存先 広域モニタリングシステム
グラフ種類 時間波形、周波数スペクトル、ウォーターフォール
グラフ表示期間 最新のデータを初期表示、過去2年間のデータを任意表示可能
ダウンロード対象データ 時間波形、周波数スペクトル
センサ遠隔設定 4ch無線振動センサの設定(傾向監視、波形取得)

よくある質問

Q. 波形分析機能は広域モニタリングシステム以外でも使用できますか?
A. できません。本機能は広域モニタリングシステムのオプション機能です。

Q. 波形分析機能に対応しているセンサは何ですか?
A. 4ch無線振動センサ(XS110A+XS540+XS01VT)に対応しています。

Q. 振動波形データはいつ取得されますか?
A. 定期取得(週次)と手動取得に対応しています。必要なタイミングで振動波形データを任意に取得することも可能です。

Q. 現場に行かずにセンサ設定や振動波形データを取得できますか?
A. できます。広域モニタリングシステムから4ch無線振動センサへ遠隔で設定変更や波形取得要求を送信できます。

  • 4ch無線振動センサ

    本製品は、無線通信機能・振動測定機能と振動ピックアップが分離された Industrial IoT(IIoT) 向け 4ch無線振動センサです。最大4チャネルのZ軸振動データに加え、表面温度やベアリングの状態監視に有効なクレストファクタなどを測定し、無線で送信します。

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