ガス組成の変化をすばやく捉え、安全操業に貢献します
本製品は、非防爆形、防爆形を選択可能なガス密度計検出器GD80と、非防爆形変換器 GD802Gまたは防爆形変換器GD802Sで構成されるプロセス用ガス密度計です。
*防爆形については順次発売予定です。
独自のセンサ技術を活かした高速応答と安定した測定により、組成の変化を約5秒で捉えることができます。
既知の2成分測定の混合比を1台で監視し、シンプルなサンプリングのみで大掛かりな前処理は不要なため、 運転効率の最適化、設備運用コストの削減に貢献します。
ガス密度の測定だけでなく、ガス密度の変化を利用して組成変化を捉えることができるため、既知の2成分系の混合比からガス濃度への換算が可能です。
このため、水素純度計、ガス置換濃度計としても使用できます。
換算および表示が可能な項目
- 換算表示:比重、分子量、ガス濃度
- 用途別表示:水素純度(H2 in Air)、ガス置換濃度(H2 in CO2、Air in CO2)
YOKOGAWAのガス密度計は、長年にわたり電力、石油・石化、製鉄などのプロセス産業で採用されてきました。
タービン発電機の水素冷却用途では、一般的な熱伝導式分析計で2台必要となる測定を1台でカバーできるため、設備の簡素化や保守負荷の低減に貢献してきました。
近年では、水電解プロセスやメタネーションプロセスなどカーボンニュートラル分野にも適用範囲の拡大が期待されています。高速応答と実績ある測定技術により、プラントの安全監視と安定操業に貢献します。
また、Ethernet(Modbus TCP/IP)およびRS-485(Modbus RTU)によるデジタル通信に対応し、レコーダーや監視システムとのデータ連携を容易にします。
導入のメリット
効率的安定操業を支援
ドリフトを最小限に抑える実績ある独自の多重モード自励発振方式により長期安定操業に貢献します
プロセスの混合比制御や、クロスリークなどの監視が可能
密度データからガス濃度に高精度に換算できます
プロセスの変化を素早く検知し安全操業に貢献
90%応答約5秒の高速応答で素早く組成の変化を捉えます
直感的な操作性
直感的な操作画面により、設定変更や状態確認をマニュアルに頼らずスムーズに行えます
アプリケーション例
*詳細は下記アプリケーションノートをご参照ください。
タービン発電機水素冷却の水素純度と
置換ガス濃度を1台で測定・管理できます
従来は2台の計器が必要だった水素純度および置換ガス濃度管理に対し、YOKOGAWAのガス密度計は測定モードを切り替えることで、水素純度と置換を1台で測定できます。これにより、設置コストの削減と保守効率の向上を実現します。

メタネーションプロセスの最適化を支援します
水素などの可燃性ガスも測定可能です。ガス密度の測定により、反応に適したガス組成の管理・制御を支援し、メタネーションプロセスの安定運転と効率向上に貢献します。

水電解プロセスのクロスリークを早期に検知し、
安全性向上を支援します
水電解プロセスのガス成分は主に水素と酸素で構成されるため、ガス密度からガス濃度を推定できます。水素及び酸素のクロスリークを監視することで、設備の安全運転と安定したプロセス管理を支援します。

FCCトップガスの品質管理と安全運転を支援します(防爆形)
変動するFCCトップガスの密度を連続測定することで、ガス組成変動の監視が可能です。
密度変化からプロセス状態の変化を把握し、FCC装置の運転状態の異常を早期検知することで安全運転に貢献します。

詳細
仕様
共通仕様
| 測定ガス条件 | 測定ガス:強腐食性ガスを除くすべてのガス 温度:-10~60℃(ただし、結露しないこと) 圧力:50~600kPa(絶対圧) 流量:0.1~1 L/min |
|
|---|---|---|
| 測定原理 | 振動式(多重モード自励発振方式) 詳細はこちら | |
測定対象による測定モデル選定
測定したい項目により2種類の測定モデルの組み合わせが選択できます。
密度計、水素純度計、置換濃度計、水素純度・置換濃度計の測定モデルの組み合わせまたは、
水素純度計、置換濃度計、水素純度・置換濃度計の測定モデルの組み合わせのいずれかを選択できます。
熱量計として使用する場合はお問い合わせください。
| 測定モデル | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 測定対象 | 密度計 | 水素純度計 | 置換濃度計 | 水素純度・置換濃度計 | 熱量計 |
| 実密度 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 補正密度 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 比重 | 〇 | - | - | - | - |
| 分子量 | 〇 | - | - | - | - |
| 濃度 | 〇 | - | - | - | - |
| 空気中の H2濃度 | - | 〇 | - | 〇 | - |
| CO2中のH2濃度 | - | - | 〇 | 〇 | - |
| CO2中の空気濃度 | - | - | 〇 | 〇 | - |
| 熱量 | - | - | - | - | 〇 |
〇:測定可 -:測定対象外
注: 密度を基本測定とし、その他の表示値は密度データからの演算値です。
性能仕様
検出器と変換器を組み合わせて当社の圧力伝送器EJX310A を使用した場合の性能例
| 測定モデル | 密度計 | 水素純度計 | 置換濃度計 | 熱量計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 測定対象 | 密度 kg/m³ |
比重 | 分子量 | 濃度 vol% |
H2in Air vol% |
H2in CO2 vol% |
Air in CO2 vol% |
発熱量 MJ/m³ *1 |
| レンジ | 0-6( 補正値 ) 0-60( 物理値 ) |
0-5 | 0-140 | 0-100 | 85-100 *2 | 0-100 | 0-133 | |
| 最小レンジ | 0.1 | 0.1 | 4 | 0.100 kg/m³ 相当の濃度 |
― | ― | 0.100 kg/m³ 相当の発熱量 |
|
| 90% 応答時間 *3 | 約5秒 | 約5秒 *6 | 約5秒 *6 | 約5秒 | ||||
| 直線性 | ± 1%FS | ± 1%FS | ± 1%FS | ±1 | ±1 | ±1 | ± 1%FS | |
| 繰返し性 | ± 0.001 または ± 0.5%FS *4 |
± 0.001 または ± 0.5%FS *4 |
± 0.02 または ± 0.5%FS *4 |
± 0.5 または±0.001 kg/m³ 相当の濃度 *4 |
± 0.5 | ± 0.5 | ± 0.5%FS または 0.001 kg/m³ 相当の発熱量 *4 |
|
| ゼロ・スパンドリフト*5 | ± 0.003/ 月 | ± 0.003/ 月 | ± 0.07/ 月 | ± 0.003 kg/m³ 相当の濃度/月 |
± 0.5/ 月 | ± 0.5/ 月 | ± 0.003 kg/m³ 相当の 発熱量/月 |
|
*1: 発熱量を測定する場合は、お問い合わせください。
*2: 0 ~ 100 vol% に設定可能(デフォルト:85-100%)
*3: 指示値が変化し始めてから読み値の 90% に到達するまでの時間(ガス流量 0.6 L/min 時)
*4: いずれか大きい方
*5: 検出器、変換器、圧力伝送器のいずれも周囲温度の影響がないこと
*6: ゼロ点CO2からスパン点H2への切り替え時
関連情報
ドキュメント&ダウンロード
ニュース
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プレスリリース | ソリューション&製品 2026年10月16日 ガス密度計の新製品「OpreX Gas Density Meter」を開発・発売
~カラータッチパネルとデジタル通信の採用により利便性が向上~
本件に関する詳細などは下記よりお問い合わせください
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