協和キリン株式会社　MESソリューション

生産品目の増加に対応するための包装ライン拡張に合わせ、老朽化が進んでいた自動化の心臓部である既存のMESを最新のシステムに更新。これにより、自動化コンセプトを発展させて生産効率の向上を図りました。

導入にあたっては、従来の機能を余さず継承することはもちろん、GMP 三原則のひとつ、「人為的な誤りを最小限にするシステム」に主眼を置き、二重三重のロックで人為的なミスを最小限にすることを最も重視しました。

さらに、従来の紙と電子情報の併用による運用をペーパーレス化し、データの一括管理と「見える化」を実現しました。

継続的な安定供給が、協和キリン株式会社 宇部工場の使命です。宇部工場は、システムの更新により生産キャパシティを拡大し、多品種少量生産にも対応しながら、協和キリン株式会社の旗艦工場として運営されています。

さらに、新製品開発も担う工場として、工場の拡大、システム拡張など、将来を見据えた計画立案にも積極的に取り組んでいます。

今回導入したシステムは、GAMP対応を行い、最新の国際基準に則ったCSV (コンピューターバリデーション) を実現しました。これからも拡張や機能追加などで成長を続け、グローバル・スペシャリティファーマを確立する為の礎となることが期待されています。