溶存酸素検出器 DO30G

溶存酸素検出器DO30Gは、下水処理場、排水処理汚泥処理場、飲料水処理場などの水処理プラントでの使用に適しています。また、河川モニタリング、摂餌保護、養殖など水質が重要な分野でも有効です。

DO30G は安定した特性を長時間持続するガルバニックセル式の溶存酸素検出器です。半日程度の初期電解時間で、安定状態となります。
電解液の劣化や隔膜の汚れによる影響が少ない構造なので、長時間の使用に耐えられます。測定液中の気泡による影響を受けにくい特長もあります。したがって、多くのプロセスで良好な測定が可能です。

特長

  • 初期電解時間が短かく、メンテナンス後(膜・内部液交換)の安定性に優れた溶存酸素センサ
  • 特殊内部液の使用により、初期電解時間が短かく、長期間安定な測定を実現
  • 隔膜は、カートリッジタイプで、誰でも簡単に交換可能
  • 膜厚は50 μmで破れにくく、かつ気泡の影響を低減

 

測定原理

ガルバニセル方式

PB350G / PB360Gフローティングボール

DO30用のフロート形ホルダは、プロセスによる汚れを最小限に抑える設計となっています。センサーのまわりの真ちゅうリングによって隔膜の点検を容易に行うことができ、また藻類が堆積しないようになっているため、浄化システムは不要です。保守・メンテナンスはきわめて簡単で、定期的な検査と校正だけで十分です。

特長

  • 据付けが容易
  • 校正が簡単
  • 隔膜劣化をチェックするセンサー診断付き

 

PH8HG / DOX8HS浸漬アダプタ

潜漬形ホルダは0.5~2.0mの長さに対応し、DO30Gをタンク、開放形容器、および排水管に取り付けられるよう設計されています。フランジ取付けにも対応しています。固形物が多い用途では、付加仕様としてジェット洗浄器の使用をおすすめしています。洗浄器を用いると連続測定期間が延長され、保守・メンテナンスが容易になります。

特長

  • 浸水深度可変
  • フランジ取付可能
  • 洗浄器付き(付加仕様)
  • 隔膜劣化をチェックするセンサー診断
概要:

概要

回分槽では溶存酸素(DO)計や酸化還元電位(ORP)計、MLSS計などの分析計が使用されますが、保守頻度を低減するためには、検出器に付着する汚れに対して対策を講じる必要があります。また、回分槽の水位は大きく変動するので、検出器の設置においても留意しなければなりません。

 

お客様の期待

  • 汚れの多いところでも連続で安定した測定をしたい
  • ランニングコストを削減したい
  • 人手による洗浄をなくしたい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

回分式とは、1 つの反応タンク (回分槽)で汚水の受け入れ・曝気・沈澱・排水の一連の工程を繰り返して行なう、間欠的な汚水処理方法です。回分式には、

  • 汚水量に変動があっても安定に処理できる。
  • 沈澱槽が不要なので施設がコンパクトになる。
  • 有機物のほか、窒素・りんも除去できる。

といった特長があります。

プロセス概略

 

フィールドデータ

DO 計の場合の洗浄効果テスト(洗浄無しの場合と水ジェット洗浄を行なった場合の出力信号比較)

留意点

 

YOKOGAWA のソリューション(ホルダ一覧を以下に示します)

DO402 溶存酸素濃度計

回分槽に適合する DO 計用検出器ホルダとして、水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ(特注品)、垂直形フロート式ホルダ、投げ込み形ガイドパイプなどが挙げられます。
水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダおよび垂直形フロート式ホルダは、保守性に優れています。(回分槽に蓋がある場合は、垂直形フロートホルダを用います。)

水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 垂直形フロート式ホルダ 投げ込み形ガイドパイプ
水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 垂直形フロート式ホルダ 投げ込み形ガイドパイプ

構成機器

  • DO 検出器:DO30G-NN-50- □□ -PN
  • ホルダ:(特注品)
  • 変換器:DO402G-1- □ -J
  • 電磁弁:PH8MV-W- □□ 0- □ 0*D

構成機器

  • DO 検出器:DO30G-NN-50- □□ -PN
  • ホルダ:PB360G-PV- □ 5-NN
  • 変換器:DO402G-1- □ -J

構成機器

  • DO 検出器:DO30G-NN-50- □□ -PN
  • ホルダ:PH8HG-PV*A
  • 変換器:DO402G-1- □ -J

PH450G pH/ORP(酸化還元電位)計

回分槽に適合する ORP 計用検出器ホルダとしては、水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ(特注品)、潜漬形ホルダなどがあります。潜漬形ホルダを使用する場合は、汚れに強いキセロライト ORP 検出器を組み合わせます。なお、キセロライト ORP 検出器は、超音波洗浄を行なうことはできません。また、ケーブルコネクタ部が非防水構造なので、投げ込み式ホルダは使用できません。

SS400 MLSS 計

回分槽に適する MLSS 計用検出器ホルダには、ジェット洗浄器付き引き上げ形ホルダ、垂直形フロート式ホルダなどがあります

水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 潜漬形ホルダ ジェット洗浄器付き引き上げ形ホルダ
水ジェット洗浄器付き投げ込み式ホルダ 潜漬形ホルダ ジェット洗浄器付き引き上げ形ホルダ

構成機器

  • ORP 検出器:OR8EFG-AU-0 □ -TT1-N*A
  • ホルダ:(特注品)
  • 変換器:PH450G- □ -J
  • 電磁弁:PH8MV-W- □□ 0- □ 0*D

構成機器

  • ORP 検出器:HA485-120/ □□ /PP:
  • ホルダ:PH8HS-PP- □□ -T-NN-NN*A
  • 変換器:PH450G- □ -J

構成機器

  • MLSS 検出器:SS300G-NN- □□ -PN/JTJ
  • ホルダ:HH350G-NN- □ 0-JT-JP
  • 変換器:SS400G-N- □ -J
業種:
概要:

概要

OD(オキシデーションディッチ)法下水処理場においての溶存酸素測定では検出器に短時間で汚れが付着するため、それを除去する洗浄作業には大変手間がかかります。
これまで安価な方法で改善策を講じることは困難でしたが、「DO402 溶存酸素計システム」において検出器をフロート式ホルダに組み込んで使用した場合には、汚れの著しい付着はなく、無保守でも長期間にわたり連続測定できることが実証できました。

 

お客様の期待

  • 連続で安定した溶存酸素濃度を測定をしたい
  • ランニングコストを削減したい
  • 人手による洗浄をなくしたい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

OD(オキシデーションディッチ)法とは、長円形や円形などの無終端の循環水路(ディッチ)に汚水を流入して一定方向の流れの水路部でエアレーション(曝気)し汚水中の汚濁有機物を吸着・酸化・分解して除去する処理方法です。

下水処理(OD法)概略

フロートフロートイメージ

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

  • 検出器
    DO30G-NN-50- □□ -PN
  • フロート式ホルダ
    傾斜形:PB350G-PV-25-NN
    垂直形:PB360G-PV- □ 5-NN (-ST)
  • 変換器
    DO402G-1- □ -J/ □
  • 中継端子箱(必要時)
    WTB10-DO3-NN- □□ / □

 

フィールドデータ

連続運転による指示値の比較例

PB350G 傾斜形フロート式ホルダに組み込んだ2組の検出器で、一方は無保守のまま、もう一方は2週間ごとの洗浄と1か月ごとの校正を実施して連続運転を行いました。半年を越える期間において、両者の指示値に大きな差は見られません。 ​​​

検出器Aと検出器Bの指示値の差(A-B)

日本下水道事業団向けには、推奨のストレートタイプ PB360G 垂直形フロート式ホルダを選定しますが、それ以外においては標準タイプを選定します。

ストレートタイプ、ストレートタイプ比較

業種:
概要:

概要

曝気槽においての溶存酸素測定では検出器に短時間で汚れが付着するため、それを除去する洗浄作業には大変手間がかかります。
これまで安価な方法で改善策を講じることは困難でしたが、「DO402 溶存酸素計システム」において検出器をフロート式ホルダに組み込んで使用することにより、汚れの著しい付着はなく、無保守でも長期間にわたり連続測定できることが実証できました。

 

お客様の期待

  • 連続で安定した溶存酸素濃度を測定をしたい
  • ランニングコストを削減したい
  • 人手による洗浄をなくしたい
  • 設備更新のイニシャルコストはミニマムに抑えたい

 

プロセス概略

処理場に流入した汚水は、最初沈殿池でゴミや泥が沈殿除去されエアレーションタンクに送られます。エアレーションタンクでは、活性汚泥(バクテリアや原生動物などの微生物を含んだ泥)が加えられたうえ、吹き込まれる空気で攪拌されます。
活性汚泥中の微生物は酸素と汚泥中の有機物を栄養にして繁殖し、固形分を生成して沈殿します。溶存酸素(DO)が不足すると微生物が死滅するため、エアレーションタンクの溶存酸素量を管理(制御)することが必要です。溶存酸素量は、DO 計で連続測定します。

下水処理の概略フロー

球状フロートの喫水球面は水流に洗われて汚れが付きにくく、その面とほぼ等しく位置する検出器の隔膜部にも汚れはほとんど付きません。数か月経過後も、無保守の検出器は定期保守(2 週間ごとの洗浄と 1 か月ごとの校正)の検出器とほぼ同じ測定値を示しました。

無保守検出器(左)と定期保守検出器(右)とによる汚れの影響度テスト

 

YOKOGAWA のソリューション

測定システム

  • 検出器
    DO30G-NN-50- □□ - PN
  • フロート式ホルダ
    傾斜形:PB350G-PV-25-NN
    垂直形:PB360G-PV- □ 5-NN
  • 変換器
    DO402G-1- □ -J/ □
  • 中継端子箱(必要時)
    WTB10-DO3-NN- □□ / □

ユーティリティ

電源:100,115,230V AC ± 15%,50/60 Hz
消費電力:最大 10 VA

留意点

  • 測定点には、気泡が頻繁に発生しない所を選びます。
  • 測定液中の固形物質によって検出器の隔膜が損傷するのを防ぐため、傾斜形フロート式ホルダはアームが下流側を向くよう設置することが望まれます

 

フィールドデータ

4 か月間の連続運転で汚れの影響は見られない

PB350G 傾斜形フロート式ホルダに組み込んだ2組の検出器で、一方は無保守のまま、もう一方は2週間ごとの洗浄と1か月ごとの校正を実施して連続運転を行いました 。
無保守の検出器にも際立った汚れは見られず、両者の測定値にもほとんどズレは生じませんでした。

フィールドデータ イメージ

業種:

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