【オメガシミュレーション】東京ガスと開発したプラント運転技能の訓練評価システムが2021年度日本ガス協会「技術賞」を受賞

2021年7月1日発表

　横河電機株式会社の子会社である株式会社オメガシミュレーション（本社：東京都新宿区　代表取締役社長：浦 直樹）は、東京ガス株式会社と開発したプラント運転技能の訓練評価システムが、一般社団法人 日本ガス協会のガス技術部門における2021年度「技術賞」を受賞したことをお知らせいたします。この賞は、革新的な技術開発やガスの普及拡大につながる技術開発を1986年から日本ガス協会が表彰しているもので、今回の受賞は東京ガス様との共同受賞となります。

　ガスは重要な社会基盤の一つであり、安定的に供給するためには、ガス関連施設における安全、安心の操業が欠かせません。そのためには、操業を行うオペレーターの運転技術の維持、向上が強く求められます。オペレーターは、通常時だけでなく、異常発生時においても、的確に状況を判断し、正しい手順で迅速に対応する必要があります。

　プラント運転技能の訓練評価システムは、アイトラッキングや音声認識技術といった新しい技術を採用し、「操作手順」「プロセス変動」「操作安定度」「目視確認」「発声確認」といった5つの評価項目に沿って、客観的かつ定量的に被訓練者のパフォーマンスを自動で点数化し、評価します。

　また、訓練内容の結果をレーダーチャート形式のレポートとして出力することが可能なため、被訓練者であるオペレーターは、自分自身のオペレーションの強みや弱みを把握することができます。一方、訓練者においても、評価項目に沿って根拠あるフィードバックを被訓練者に確実に行うことができるため、被訓練者の成長を促すことが期待できます。

　今回の受賞対象であるプラント運転技能の訓練評価システムの開発により、被訓練者の総合的なプラント運転技能の自動評価が実現したことで、効率的で効果的な被訓練者の技能の習得を可能にしたことや、昨今の大きな課題とされている熟練オペレーターから若手オペレーターへの知識、技能、技術の継承に貢献することが今回認められました。

以上

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