すべての人の豊かな生活(Well-being)

Net-zero Emissions

Responding-to-climate-change_7_13_j

Well-being 達成に向けた注力事業領域として、ライフイノベーション・ 安全分野に取り組みます。プロセス制御分野でこれまで培った経験と、医療機関や食品産業、資源関連産業などのお客様との共創の経験を活かし、研究、開発、生産、物流にわたるサービスやソリューションで、すべての人々の安全で健康な暮らしの実現を支援します。

サステナビリティ中期目標

2030年KPI

貢献するSDGs 価値創造ストーリーの概要 サステナビリティKPI FY30目標
       医薬・食品等ライフイノベーション分野のソリューションや、安全で快適な職場環境で人々の健康と豊かな暮らしを実現 安全・健康価値創出額 1兆円

 ※ ライフイノベーション・安全の分野でお客様や社会の安全の確保と人々の健康に貢献した金額

2020年KPI

貢献するSDGs 価値創造テーマ サステナビリティKPI FY17実績 FY20目標
     医薬品・食品生産性向上 医薬品・食品の生産性向上効果額 (基準年) 2倍
新薬・バイオ医薬品開発生産支援 新創薬システム提供数 (基準年) 20倍
安全性向上 安全計装システム累積提供数 2,300
システム
3,200
システム
現場メンテナンスソリューション 現場メンテナンスソリューション累積提供数 250件 850件

価値創造テーマ

1.医薬品・食品生産性向上

計測・制御・情報の技術や多様な業種での経験を活かし、基礎研究から物流・サービスまでバリューチェーン全体での生産革命を実現します。

2.新薬・バイオ医薬品開発生産支援

共焦点顕微鏡、細胞画像解析技術、バイオリアクターなどの創薬支援技術で、安全性の高い医薬品の効率的な開発と生産を支援します。

3.安全性向上

プロセス制御と安全計装を統合したシステムの提供や、運転訓練シミュレータ、サイバー攻撃などに対するセキュリティーソリューションなどでお客様プラントの安全性向上に貢献します。

4.現場メンテナンスソリューション

設備管理のコンサルティング・ソリューションで、作業負荷の少ない、安全で効率的なプラント管理を支援します。


事例:先進的な創薬ソリューションの提供(日本)

YOKOGAWA
バイオ抗体薬など最先端の医薬品開発生産を支援するソリューションやサービスを提供
 お 客 様
創薬のコストが大幅に削減でき、有効性の高い最先端医薬品が短期間で効率的に開発できる
 社会・環境
最先端の医薬品や医療が、より早くより多くの人々に提供される

SDGs のゴール 3「すべての人に健康と福祉を」では、革新的な医薬品の創出につながる研究開発の支援が重点テーマとして掲げられています。YOKOGAWA は早くからこの分野に取り組んできました。その一つである共焦点顕微鏡は、医学や生物学の基礎研究において長い間ベールに包まれていた生命の謎と疾病のメカニズムを解き明かすのに大きく貢献しました。現在、世界が注目している分子生物学や遺伝子工学分野でノーベル賞候補とされている最先端の研究においても、YOKOGAWA の共焦点顕微鏡が使われています。

この共焦点顕微鏡のイメージング技術をベースに、画像処理や AI の技術を組み合わせて、創薬支援システムを開発しました。このシステムは、膨大な数の化合物サンプルの薬効と毒性を短時間でスクリーニングすることができ、創薬にかかる時間とコストを劇的に短縮・削減しました。

医療の分野においては、共焦点イメージングで狙って特定したひとつの細胞の内容成分を、正確に回収し分析する「1細胞ソリューション」の研究開発にも取り組んでいます。この技術は、個々の細胞の多様性と相互メカニズムの解明に必要とされており、簡便なガンの特定診断や、遺伝子工学を応用した個別医療への展開も期待されています。

さらに、今後は細胞が薬を生産するバイオ医薬品や、細胞を利用する再生医療分野にも取り組んでいきます。YOKOGAWA がこれまで培ってきた計測、制御、情報の技術を、細胞に関わる研究開発や生産プロセスに応用することで、革新的なバイオ医薬品の生産性を向上させることができます。また、バリューチェーン全体の情報を管理することで、品質向上と効率化の両立が実現します。 アジアの新興国をはじめ、世界の多くの地域において、最先端の医薬品や医療が待ち望まれています。YOKOGAWA のソリューション・サービスは、より早く、より多くの人々に最先端の医薬品や医療を提供するのに役立っています。


─ 社員からのメッセージ ─

「1細胞ソリューション」の一つである1細胞遺伝子分析は、今まで不可能だった細胞個々の形態情報と遺伝子発現を複合した解析を可能にします。私の役割は、採取した細胞から遺伝子を安定的に回収する技術を確立することです。装置 の開発やサンプル取得装置の改良にも携わりながら、どうすれば1細胞という微量な遺伝子をロスなく回収できるのか、試験を重ねています。この技術は、ガン組織やiPS細胞 から作製したオルガノイド※1など、ヘテロ※2な集団の中で個々の細胞が担う役割を解明するのに有効だと考えられています。YOKOGAWAのシステムが、ガン治療や再生医療の発展に貢献し人々の生活に役に立つことを願っています。
※ 1 三次元的に試験管内などでつくられる臓器
※ 2 異種の細胞が混在している状態

横河電機 ライフイノベーション事業本部バイオソリューションセンター開発部 平井 智子


事例:サウジアラビアの社会課題解決に、人財育成と雇用創出で貢献(サウジアラビア)

YOKOGAWAは、1970年代にサウジアラビアの現地企業と代理店契約を締結し制御システム市場の開拓を始めました。2006年に横河サウジアラビア、2007年には横河サービスサウジアラビアを設立し、注力業種である石油・ガスの市場で実績を築き、国営企業を中心としたお客様に対して、現地社員を主体に事業を拡大してきました。YOKOGAWAはサウジアラビアのお客様の課題解決を通じて同国の産業発展に貢献するとともに、同国が抱える社会課題の解決にも、法人設立当初から取り組んでいます。 近年、サウジアラビアでは外国人労働者の増加に伴う若年層の失業率(非就業率)の高さが喫緊の課題となっており、サウジアラビア人の雇用促進強化(サウダイゼーション)による雇用機会の増大が国の最重要課題になっています。YOKOGAWAは、サウジアラビアでの事業拡大と併せ、現地の大学などと連携して同国の人財育成を支援し、また就労の場を提供しています。

人財育成に貢献

YOKOGAWAは、キング・ファハド国王石油鉱物資源大学(KFUPM)をはじめとするサウジアラビア国内の4大学と人財教育プログラムに関する覚書を締結し、学生および新卒者に対して、エンジニアリング教育や短期のインターンシップを行っています。2007年からの10年間で、研修プログラムを修了した275名のうち、63名がYOKOGAWAグループに入社しています。

雇用創出に貢献

YOKOGAWAの現地法人には2017年6月現在で300名が勤務し、その内サウジアラビア人は135名(男性75名、女性60名)、サウダイゼーション率は45%に上ります。同国労働省が定めるサウジアラビア人の雇用比率の基準では、6段階評価の最高位認定を受けています。

女性の社会進出を支援

YOKOGAWAは、サウジアラビア人女性の社会進出を積極的に支援しており、2010年以降で延べ約150名を現地採用しました。現在勤務している女性社員60名のうち、50名はエンジニアリング業務に従事しています。
サウジアラビアが抱える社会課題の解決に向けた取り組みは、同国においてYOKOGAWAが事業を持続的に発展・拡大させていくためにも大きな意義があります。YOKOGAWAは、サウジアラビアのお客様、そして国が抱える課題に真摯に向き合うことで、引き続き同国産業の発展とYOKOGAWAの企業価値の向上に努めていきます。

日本サウジアラビア“ビジョン2030”ビジネスフォーラム1
2017年3月、日本サウジアラビア“ビジョン2030”ビジネスフォーラムの席上で、来日したサルマン国王陛下(右)に謁見する社長の西島(左)

日本サウジアラビア“ビジョン2030”ビジネスフォーラム2
同ビジネスフォーラムで、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコと、石油・石油化学・ガス分野における計測・制御分野での研究開発、人財育成などの協力覚書を締結

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