こんなことでお困りではありませんか?
適用業種:LNG地下タンク、冷却水を設備に持つ業種
対象設備:LNG地下タンクの温水供給システム
課題:温水供給システム故障による設備の損害
- LNG冷熱により周囲の地盤が凍結し凍結土圧による凍結膨張を防止する為、温水供給システムで加温している。しかし温水供給システムが故障してしまうと、凍って膨張した凍結土圧が下記のような問題を引き起こし、損害を被ることがある。
- LNGタンク躯体への反力により破損
- 地盤隆起による道路面のひびわれ
- 凍結土圧による擁壁等の変状、グラウンドアンカーの破損
- 道路側溝等の浮き上がり
- 斜面の変状、融解による斜面崩壊
- 敷地が広いため温度を計測して回るのに工数がかかっている。


手軽にスタート!
広域モニタリングシステムで遠隔監視の課題解決
広域に存在する設備を遠隔監視で統合管理することが可能です。
クラウド環境を活用して時間とコストを抑え、効率的に監視システムの構築を進めることができます。
課題解決による価値
- 無線温度センサで LNG 地下タンクを取り囲む温水供給システムの温度を計測することによって、温度低下が認められる箇所をつきとめ、未然に温水供給システムの修理ができる。これにより設備の損害を防ぐ。
- 温度計測にかかる工数を削減できる。

システム構成案
LNG 地下タンクの周囲に張り巡らされた温水供給システムに無線温度センサを設置し、温度を計測します。計測した温度を広域モニタリングシステムに集約し、一括監視を行います。温水供給システムのどこかで通常時の温度から外れてしまう変化があると、広域モニタリング監視画面でエラーを通知します。これにより、どこの温水供給システムが故障傾向にあるのか早期に検出することができ、未然の修理につながります。
また、各基地の故障情報を共有することも可能です。
カテゴリ | 製品 |
---|---|
クラウド | 広域モニタリングシステム、状態変化検知サービス (収集周期5分、50計測データ) |
通信 | 無線通信接続ライセンス |
通信機器/データ収集 | LoRaWANゲートウェイ |
センサ | 無線温度センサ |
業種
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本製品はIndustrial IoT(IIoT)向け無線温度センサです。 XS110A無線通信モジュール、XS550温度測定モジュール、熱電対を組み合わせることで、電池駆動の無線温度センサとして動作します。IEC規格の熱電対(9種)に対応し、無線で送信します。
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