色度計 CZ402G

色度計CZ402Gは色度測定を自動化し、プロセス分析計として浄水場等の運転管理用に設計されたものです。2光路透過光演算方式を採用し、セルの窓ガラスの汚れやランプの輝度の影響を受けにくく、長期安定した測定が可能です。色度と同時に濁度を測定し、色度への濁質分の影響を補償しています。上水配水対象機種です。

特長

  • 色度と濁度を同時測定
  • 濁質分による色度への影響を補償
  • 2光路透過光演算方式により、窓汚れやランプの輝度の影響軽減
  • 装置故障などの自己診断機能搭載
  • 水道水質公定法対応

 

測定原理

2波長2光路透過光演算方式

 

アプリケーション

上水配水の色度管理

測定項目 色度、濁度
測定範囲 色度: 0~10度
     測定精度; ±0.5度 (注)

濁度: 0~10mg/L、度
     測定精度; ±0.08 mg/L(度)または測定範囲最大値の±2%の大きい方(注)

(注)精度とは基準条件において、標準物質(あるいはこれに代わる基準の測定法)を用いてゼロ、スパン校正を行った後、この間の任意の値を持つ標準物質(あるいは基準の測定法により値が既知の試料)を測定する場合に生じる最大誤差の限界です。
測定水条件 圧力: 20~500 kPa
流量: 500 ml/min
温度: 0~50°C(ただし,冬期に測定水,水道水が凍結する場合は凍結対策必要)
CZ402Gの出力信号について
(an-cz402-05-output-signal)
アナログ出力は、色度出力用と濁度出力用の2点が用意されています。 出力レンジは、測定範囲内で任意に設定可能です。 アナログ出力:4~20mA DC、絶縁出力 出力レンジ:   色度:測定範囲 0~10度、最小スパン 5度   濁度:測定範囲 0~10度、最小スパン 1度 ...
検出器測定槽の窓ガラスの汚れによる透過光量の減少を防止するため、定期的に水ジェット洗浄を行います。 検出器測定槽の入口部分がノズル状になっており、洗浄ラインの大きな流速により窓ガラスの汚れを落とします。 ...
ゼロ点校正用のゼロ水、および自動洗浄用の洗浄水(水道水)のサンプリング装置入口での条件と消費量は下記のとおりです。 なお、消費量は自動洗浄・自動ゼロ校正の場合の例で、流量や配管の状態、および周期や時間設定などにより異なります。 水質:上水道の供給詮水 温度:0~50℃ 圧力:20~500 kPa ゼロ水の消費量:3.5L/回 (500ml/min) 洗浄水の消費量:6~15L/回 (2~5L/min) ...
保守中、洗浄中、校正中およびエラー発生などのとき、出力信号を直前の測定値に保持することができます。
CZ402Gの気泡対策について
(an-cz402-07-bubbles)
CZ402G色度計は、気泡による指示値の変動やドリフトが問題となります。そのため、測定水が測定槽に入る手前に加圧形脱泡槽を設置します。 加圧形脱泡槽では、オーバーフローを大気開放せずに、ニードル弁を介して排出する様にしました。ニードル弁を絞ってプロセス圧力を維持し、気泡発生を抑制します。この場合、測定槽の出口側にもニードル弁を設置する必要があります。このニードル弁の出口側で大気開放し、立下り配管による減圧を防止します。 ...
実施周期は個々の運転条件により変わりますので、下表を目安に適切な周期で実施してください。 名称 機能 実施周期 3ヶ月毎 1年毎 2年毎 1 セルのガラス窓掃除 ○ ○ ○ 2 乾燥剤の交換 ○ ○ ○ 3 ランプの交換   ○ ○ 4 ゼロ液校正 ○ ○ ...
測定槽への通水が停止されると、一般には気泡が発生しやすくなり、出力が突変したり上昇傾向になったりします。 夜間などに定常的に断水する場合は、出力をホールドすることをお奨めします。 再通水後は、指示が安定してから(1時間程度)、出力のホールドを解除してください。 ...
CZ402Gの測定水の条件について
(an-cz402-02-water-condition)
サンプリング装置入口での条件は以下の通りです。 測定水流量:500 ml/min 測定水温度:0~50℃(ただし、測定水が凍結する場合は、凍結対策が必要) 測定水圧力:20~500 kPa ...
CZ402Gの設置環境について
(an-cz402-01-installation-env)
設置場所:屋内(屋外設置には、別途防雨処理が必要です) 周囲温度:0~45℃(ただし、測定水および洗浄水が凍結する場合は、凍結対策が必要) 周囲湿度:5~85%RH(ただし、結露しないこと) ...
色度の測定方式としては、比色法と透過光測定法があります。 日本水道協会「上水試験方法」では、連続測定機器として透過光測定法が採用されています。 (1)比色法 水中に含まれる溶解性物質およびコロイド性物質が呈する類黄色~黄褐色の程度を、塩化白金酸カリウムと塩化コバルトの混合された色度標準液を段階的に希釈した標準列と、肉眼により比較測定する方法です。 比色法の定量範囲は0~20度で、最小測定単位は1度です。 (2)透過光測定法 水中に含まれる溶解性物質およびコロイド性物質が呈する類黄色~黄褐色の...
濁度と色度の違いについて
(an-cz-02-difference)
水道関係でいう「濁度」とは、水に混ざっている濁りを白色で見た時の濁りの程度をいいます。 「色度」とは、水に溶け込んでいる色調を黄色で見た時の色の程度をいいます。 これらは、水道水の「外観はほとんど無色透明であること」の要件を満たしているかどうかを検査する項目です。 ...
色度計の校正について
(an-cz-04-calibration)
あらかじめ光学系の測定部分および配管の洗浄を行った後、定期的に色度ゼロ校正水および色度標準液を通水して、色度計のゼロ点およびスパンを校正します。 (1)ゼロ点校正 濁度計に色度ゼロ校正水を通水する。 指示値が十分に安定するまで通水した後、ゼロ点を合わせます。 色度ゼロ校正水は、精製水を0.2μmのメンブランフィルタを通して微粒子を除去したものを用います。 (2)スパン校正 色度計に色度標準液を通水するか、色度計に付属されているチェックプレートを用いるかしてスパンを校正します。 色度標準...
色度標準液について
(an-cz-05-liquid)
スパン校正に使用する色度標準液は、色度標準液原液(1000度)または色度標準液(100度)を希釈して調製します。 色度標準液原液(1000度)および色度標準液(100度)の調製要領は、「上水試験方法」に記載されています。 なお、色度標準液(色度 1000度、100ml瓶入り)は、当社でも販売しています。 ...
公定法では、色度測定に使用する装置(色度計)の特性を下記のように定めています。 定量下限値 :0.2度以下(変動係数 10%) 保守管理基準:±0.5度以内 上記の特性は、色度計のレンジの上限値が5度以下の場合に適用が可能です。 なお、ここでいう公定法とは、「水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」(平成十五年七月二十二日 厚生労働省告示第二百六十一号)を指します。計器の性能として、定量下限値が設定されています。 また、変動係数とは    (標準偏差...
弊社のCZ402G色度計には、通常の保守でスパン校正用として使用するチェックプレートが付属されています。 チェックプレートは、保守時に簡便に校正チェックするためのものです。 正確な校正が必要な場合やレンジ変更した場合は、色度標準液でのスパン校正を実施してください。 色度標準液でスパン校正を実施した後は、付属されているチェックプレートの値も変更してください。 なお、このチェックプレートに書かれている色度値は、標準液を使用して製品個々のゼロおよびスパン校正した後に組み合わせて値付けされた値です。複数...
色度の定義と単位について
(an-cz-01-definitions-units)
色度の定義およびその単位は、日本水道協会「上水試験方法」では次のように定められています。 「色度とは、水中に含まれる溶解性物質及びコロイド性物質が呈する類黄色~黄褐色の程度をいう。色度1度とは、精製水1Lに塩化白金酸カリウム中の白金(Pt)1mg 及び塩化コバルト中のコバルト(Co)0.5mgを含むときの呈色に相当するものである。 水道法施工規則第4条でいう毎日検査の「色」と「色度」とは別個の概念である。 「色」は、スペクトル組成の異なる光に対して視覚が感じる色調であり、原則として「外観」の項...

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