横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

残留塩素計 RC800D, FLXA402T

残留塩素と遊離塩素を分離して測定することができる、有試薬タイプの残留塩素計

検出器 RC800Dと変換器 FLXA402Tで構成される残留塩素計は、浄水場のすべてのプロセス管理、工場・工業用水設備の管理(冷却水・飲料水)、大型ボイラの水質管理に適しています。

検出器 RC800Dは、従来機種 RC400Gで実績のある回転金合金電極式ポーラログラフ法を採用、FLXA402Tとの組み合わせで、メンテナンス性の大幅な改善や、診断パラメータによる保守周期の提案によって予期せぬ製品故障による稼働停止を未然に防ぐなど、OPEX削減にも貢献いたします。

残留塩素検出器 RC800D 導入のメリット

汚れに強く、メンテナンス効率をアップする残留塩素検出器 RC800D

汚れをよせつけない、回転電極+ビーズ連続洗浄

  • 測定中、電極はビーズの中で回転し続けることにより、連続的に自動洗浄を行っています。結果、汚れに強く、かつ長期的に安定した測定を実現します。

調整レスでらくらく交換、保守工数を削減

  • 新製品には調整が必要な部品はありません。また、部品点数も減らし、保守工数の削減を実現しました。
  • ブラシとスリップリングは、ワンタッチで装着可能な摺動コンタクトになりました。
  • モータは直動式なのでアクセス容易に、ギアヘッド、ベルト不要の構造です。
     
ビーズ洗浄方式

安定した測定を実現

  • 試薬を使い分けることによりサンプル条件に影響されない安定した測定を実現しました。
  • サンプリング装置(砂ろ過装置) を標準装備しており、お客様のアプリケーションに最適な前処理装置を選択可能です。
     

ストレスを感じさせないメンテナンス性の濁度/残塩用液分析計 FLXA402T

自己診断機能で予期せぬ稼働停止を未然に防止

  • モータの回転停止や液切れ検知します。
  • 検出器の状態(校正時のゼロ点・スロープ・安定性)が把握できます。

最適測定条件を容易に把握

  • 電極間加電圧/電流特性(プラトー特性)採取機能により、適用アプリケーションにおける最適測定条件を容易に把握できます。

見やすいタッチスクリーン、操作性がわかりやすくマニュアル不要

  • 日本語、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の8言語に対応、慣れた言語で操作できます。

見やすいタッチスクリーン

変換器 FLXA402Tの詳細は、→ 濁度/残塩用液分析計 FLXA402T  のページをご参照ください。

 

構造

構造

構造

 

アプリケーション

  • 浄水場のすべてのプロセス管理
  • 工場、工業用水設備の管理(冷却水・飲料水)
  • 大型ボイラの水質管理

例)浄水場における沈澱池、配水中等の残留塩素コントロール

水処理場の沈殿池と配水本管の残留塩素の管理

 


About OpreX

OpreXは、YOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を集約した、制御事業の包括ブランドで、カテゴリーとその配下のファミリーから構成されています。本製品はOpreX Measurement配下のOpreX Analyzersに属します。

詳細

残留塩素検出器 RC800D

測定対象 水中の遊離塩素または残留塩素(全塩素)
測定方式 回転電極式ポーラログラフ法
測定範囲 0~10 mg/L
サンプル条件 温度 0~50℃(温度補償範囲 0~40℃)
pH pH3~9
流量 1~4 L/min 浄水用
5~10 L/min 砂ろ過1筒式
10~20 L/min 砂ろ過2筒式
圧力 20~500 kPa
電源 100~240 V DC、50/60 Hz
デジタル通信 Modbus TCP/IP、Modbus RTU
設置 屋内(屋外での使用には雨からの保護が必要です。直射日光は避けてください。)
直線性 読み値の±3% または±0.03 mg/L のいずれか大きい方
繰返し性 読み値の±1% または±0.01 mg/L のいずれか大きい方

濁度/残塩用液分析計 FLXA402T

第1入力 残塩
第2入力 -
出力信号 4-20 mA DC, 2出力または4出力より選択可
通信 RS485(Modbus RTU)または、Ethernet(Modbus TCP/IP)より選択可
自己診断機能 モータの回転停止、液切れ検知、検出器状態(校正時のゼロ点・スロープ・安定性)
画面 QVGA 液晶カラータッチパネル
8言語対応(日本語、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語)

関連情報

残留塩素とは?
(an-chlorine-01)
日本水道協会「上水試験方法」では、残留塩素を次のように定義しています。 「残留塩素とは、塩素処理の結果、水中に残留している有効塩素をいう。 次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンなどの遊離型有効塩素を遊離残留塩素、モノクロラミン、ジクロラミンなどの結合型有効塩素を結合残留塩素という。」 すなわち、遊離残留塩素と結合残留塩素の両者を合わせたものを残留塩素と呼んでいます。 また、遊離残留塩素をFree塩素、残留塩素をTotal塩素と呼ぶこともあります。 ...

ドキュメント&ダウンロード

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概要:

横河電機の分析計による上水処理システム

詳しくは >こちら をご覧ください。

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