南半球初、世界最大級の第二世代バイオエタノール工場向け制御システム受注

2013年10月17日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)の子会社であるヨコガワ・アメリカ・ド・スル(本社:ブラジル サン・パウロ 社長:吉田 聡)は、第二世代バイオエタノールを生産するサン・ミゲル・ドス・カンポス工場(São Miguel dos Campos plant)向け制御システムとフィールド機器を受注しましたのでお知らせします。

 サン・ミゲル・ドス・カンポス工場は、グランビオ(GranBio)※1がブラジル北東部のアラゴアス州に建設を進めている年産8,200万リットルの第二世代バイオエタノール工場です。トウモロコシやサトウキビなど食料由来の第一世代に対して、木質チップや麦わらなど食料以外の有機原料由来のバイオエタノールは第二世代と呼ばれています。新工場は、第二世代のバイオエタノールを商業生産する工場としては、南半球で初めての工場で生産能力も世界最大級です。生産開始は、2014年初頭を予定しています。

 ヨコガワ・アメリカ・ド・スルは、プロジェクトの制御担当会社(MAC)※2として計画の初期段階から参画し、工場のライフサイクルにわたるコスト削減と生産性向上に貢献する最適な制御システムとフィールド機器の基本設計に取り組みました。今回の受注で、同工場に向け、反応槽や蒸留設備などを制御する統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム・ブイピー)」、FOUNDATION™ フィールドバス※3に対応した電磁流量計「ADMAG AXF(アドマグ エーエックスエフ)」や差圧・圧力伝送器「DPharp EJAシリーズ(ディーピーハープ イージェーエー)」などのフィールド機器、およびコントロールバルブなどを納入します。これらのシステム・製品の納入、エンジニアリングおよび運転訓練を行います。

 バイオエタノールは、化石燃料を代替するクリーンエネルギーとして、世界中で生産が拡大しています。食料を原料とする第一世代が主流ですが、世界的な食料不足が懸念され、第二世代に注目が集まっています。世界のバイオエタノール生産量の大部分を占めるブラジル、米国で、第二世代の生産工場の建設が複数計画され、今後も増える見込みです。YOKOGAWAは、今回の受注を弾みに、環境負荷低減に貢献するバイオエタノールを含む再生可能エネルギー分野における制御事業で一層の事業拡大を目指します。

※1 グランビオ(GranBio)
ブラジルの富豪グラディン家(Gradin family)の持株会社グラン・インベスティメントス(Gran Investimentos S.A.)傘下のバイオテクノロジー企業。2011年6月設立。バイオ燃料、バイオケミカルを扱う

※2 制御担当会社(MAC:Main Automation Contractor)
プラント建設の効率向上、コスト削減、納期短縮を図り、従来EPCが発注してきた制御システムを制御メーカに 直接発注する方式。通常MACに選定されると、プロジェクトの初期段階から参画して制御システムに関する 基本設計業務(FEED)を行い、プロジェクト実行が決定されると制御システムが発注される

※3 FOUNDATION™ フィールドバス
制御システムとフィールド機器間を従来のアナログ信号ではなく、双方向フルデジタル信号で接続する、制御用通信規格です。伝達する情報量の飛躍的な増大、設置・調整コストの大幅な削減、統合機器管理機能によるメンテナンス効率向上が期待できる

以上

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